ハリウッドで実写映画化される「君の名は。」の新たな監督がリー・アイザック・チョンに決定したことを、IndieWireなどが報じた。

新海誠が監督した劇場アニメ「君の名は。」は、田舎暮らしの女子高生・三葉と東京に住む男子高校生・瀧が、夢の中で入れ替わったことから始まる物語。2016年8月26日に公開され、日本映画史上歴代2位の国内興行収入250億3000万円を記録した。実写版では、田舎に住むネイティブアメリカンの少女とシカゴに住む少年が、お互いの体が入れ替わる不思議な現象を体験することからストーリーが展開。J.J.エイブラムス、川村元気らがプロデューサーに名を連ねる。

2019年2月には「（500）日のサマー」で知られるマーク・ウェブが監督を務めることが発表されていたが、このたび新たに監督と脚本をチョンが担当することが明らかに。脚本は「メッセージ」のエリック・ハイセラーが執筆したものを、「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」のエミリー・V・ゴードンが引き継いでいた。今後はチョンによってリライトされる。

今年行われた第36回サンダンス映画祭にて最新作「Minari（原題）」がグランプリと観客賞に輝いたアイザック・チョン。プランBエンタテインメントとA24が製作を手がけた同作は、アメリカ・アーカンソーで生まれ育った韓国系アメリカ人である彼の自伝的作品となっている。

（情報提供：IndieWire / VM / ゼータ イメージ）

(c)2016「君の名は。」製作委員会