「魔女見習いをさがして」の公開記念舞台挨拶が本日11月14日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの森川葵、松井玲奈、百田夏菜子（ももいろクローバーZ）、三浦翔平、監督の佐藤順一らが登壇した。

アニメ「おジャ魔女どれみ」の20周年を記念した本作。劇中では、子供の頃に「おジャ魔女どれみ」を観ていたソラ、ミレ、レイカが“魔法玉”による巡り合わせで出会い、忘れてしまった大切なものを探すためシリーズにゆかりのある場所を巡っていく。森川がソラ、松井がミレ、百田がレイカ、三浦が「おジャ魔女どれみ」好きの大学生・大宮役で参加。またイベントには春風どれみ役の千葉千恵巳、藤原はづき役の秋谷智子、妹尾あいこ役の松岡由貴、瀬川おんぷ役の宍戸留美、飛鳥ももこ役の宮原永海、春風ぽっぷ役の石毛佐和も登場した。

森川は本作の反響を「あっちこっちからうれしい言葉が聞こえてきて、本当に公開できたんだなって実感しています」と報告し、百田は「ももいろクローバーZのメンバーに『チケットをくれ！』と言われる日々です（笑）。周りの皆さんが楽しみにしてくれていて、とてもうれしいです」と笑みをこぼす。松井は声優陣の挨拶に「皆さんの声を生で聞ける人生があっていいのか？ 心臓がドキドキして止まらないです」と感激の様子で語り、会場を見回しながら「どれみちゃんたちに会いたいと思ってくれる人がいて、うれしい気持ちでいっぱいです」と思いを口にした。

「喜んで迎えてくれるのは想定外」と話す佐藤は「20年経って映画を作るということも想定していなかった。映画は“どれみたちが帰ってくるよ”という内容にするつもりだったんですけど、作ってみたら“どれみたちはずっとそばにいたよ”という作品になっていましたね」としみじみ述べる。

お薦めのシーンを尋ねられた森川は「ご当地グルメがおいしそうに描かれている場面ですね」と回答。松井は「『おジャ魔女どれみ』のキャラクターが出てくるところですね」と紹介する。「1個ですよね。あーどうしようかな？」と悩んだ百田は「ミレさんが背負い投げするシーンです。モヤッとした気分がすべて吹き飛ぶ場面です」と述懐した。

イベント中盤には「あなたにとって『おジャ魔女どれみ』とは？」という問いに登壇者がフリップを使って答える場面も。「ハッピーとラッキーを届けてくれるもの」と掲げた石毛は、「『おジャ魔女どれみ』を思うといつもハッピーでラッキーだなって」と説明する。「Home Sweet Home」と記した宮原は「『おジャ魔女どれみ』に出会ったのは19歳ぐらい。温かく迎えてくれる実家のようなものですね。声の仕事が大事だな、これからもずっとやっていきたいなと思わせてくれた作品です」と語った。宍戸は「道標」という言葉を選び「おんぷちゃんをお守り代わりに生きています。自分の居場所を照らしてくれる存在です。この作品がお客さんやキャストと出会わせてくれました」と思い入れたっぷりに述べる。

「人生の道」と回答した松岡は「私のターニングポイントになった作品です。劇場版にたどり着くまであいこがそばにいてくれました。幸せに感じています」と言葉に力を込める。秋谷は「宝物」という言葉を選び、「私の人生を豊かにしてくれました。たくさんの方に観ていただいて、出会う機会をくれました」と作品への感謝を伝えた。「つながり」とフリップにつづった千葉は「キャストもいまだに仲がよくて、お茶したり遊んだりしてくれるんです。そして小さかったみんなが大人になって自分の意思でこうやって観に来てくれる」と会場を見回し、「この作品のおかけでたくさんの人に出会うことができて感謝しています」とマイクを強く握った。

最後に千葉は「すべての人に感謝しています。映画をきっかけにこの作品の世界に迷い込んだ人もいると思いますので、作品を楽しんでもらえたらうれしいです」と口にする。それを受けた百田は「ずっとこの作品の世界に迷い込んでいます。迷ったときにはどれみちゃんが近くにいてくれてると思ってがんばりたいと思います」と意気込んだ。

松井は「映画を観て、どれみちゃんたちに会いたかったんだなって強く思いました。この作品は関わってくれた人の魔法でできていると思います。好きって気持ちを持つことも魔法です。つらいことがあっても抱きしめてくれるような作品になっています」と涙ながらに伝える。森川は「縛られなくていいんじゃない？ 自由に生きていけばいいんじゃない？って言葉を掛けてもらったような気がします。みんなの背中を押してくれる、魔法を掛けてくれる作品になっていると思います」と力説し、イベントの幕を引いた。

「魔女見習いをさがして」は全国で公開中。

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