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藤原竜也・窪田正孝が語る『Diner ダイナー』の世界 「映像の力強さに納得しました」

ぴあ

19/7/5(金) 8:00

『Diner ダイナー』藤原竜也、窪田正孝

藤原竜也と窪田正孝、日本映画界を代表する俳優ふたりが共演する『Diner ダイナー』。本作は、グロテスクかつユーモア溢れる平山夢明の原作小説を、『ヘルタースケルター』など、極彩色の映像美に定評がある蜷川実花が監督。バイオレンス・アクションに初挑戦した。元殺し屋の店主・ボンベロ(藤原竜也)の“殺し屋専用”のダイナー(食堂)で働くことになったヒロイン・カナコ(玉城ティナ)を中心に巻き起こる、個性豊かな殺し屋同士の抗争を描く。

過去に『DEATH NOTE』の夜神月を映画版、ドラマ版で演じた経験があるなど、どことなく近しい雰囲気を感じるふたり。特に、窪田は藤原へシンパシー、そしてリスペクトを感じているという。

「2013年に蜷川幸雄さん演出の『唐版滝の白糸』をやらせていただいたんです。この作品でも2000年に藤原さんは、同じアリダ役をやっていらっしゃるんですよね。自分の中で、ちょっとトリッキーというか、ヒステリックな役の先に、いつも竜也さんがいてくれるという想いは、ずっとあるんです」(窪田)

「窪田くんは、どんどん力をつけてさ、そういうイメージを自分でつけてるわけでしょ? それは武器になるんじゃないのかなって、傍から見てて思いますけどね。分からずに偏った役ばかりやっているのと、きちんと理解してやっていることは違いますから。そこで違う振り幅というか、違うアプローチを持って臨むのが、今はいいんじゃないかな」(藤原)

本作も中々現実離れしたキャラクターを演じるふたり。『Diner ダイナー』の世界観をどう捉え、どう演じたのだろうか?

「ボンベロやスキンといった名前からして“どこの国の話なんだ?”と。とくにボンベロという役はなかなか掴みづらくて、そこから蜷川さんとも話し合った結果、初日は過剰だったり、少し抑えた演技だったりと色々なパターンで撮ってみて、そこからキャラクターを作っていくような形になりました」(藤原)

「あまり役を作り込んでいく方ではないので、現場の皆さんとのバランスを考えながらやっています。スキンが出ることの役割を考えながら演じていきました。スタジオに入って、竜也さんや、ティナちゃんが、あのキッチンに象徴される『Diner ダイナー』の世界観を見た時に、役の方向性がなんとなく決まったような気がします」(窪田)

蜷川監督といえば、映像美も見逃せない。しかも今回はアクションシーンも盛りだくさん。体を張ることに慣れている(?)ふたりだが、蜷川監督のこだわりには驚いたという。

「映像に独自のこだわりがあるし、現実とは違う“ズレ”や“違和感”を狙っているんだと感じました。まず、この作品はセットがすごいじゃないですか。“こうやってください”とはひと言も言われなかったんですけども、“このセットを用意しました! では貴方はどれだけの演技ができるんですか?”という圧を感じていましたね」(窪田)

「アクションは大変でしたね。練習の時間もかなりとってもらっていましたし、準備はしていました。アクションだけやっていたら大丈夫だったものの、監督の演出に対するこだわりが強くて、俳優に発破をかけて、よりプラスを出そうとするというか。けれど、出来上がった映画を観て、その映像の力強さに納得しました」(藤原)

日本映画を代表する才能がぶつかりあう『Diner ダイナー』は、7月5日(金)公開。

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