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「パレード、パレード」開幕に杉原邦生「現代日本に生きる僕にとっての演劇のカタチを」

ナタリー

TCアルププロジェクト2021「パレード、パレード」より。(撮影:山田毅)

TCアルププロジェクト2021「パレード、パレード」が、昨日8月25日に長野・まつもと市民芸術館 小ホールで開幕した。

TCアルプは、まつもと市民芸術館を拠点に活動する劇団。杉原邦生が構成・演出・美術を手がける「パレード、パレード」は、ポーランドの前衛芸術家タデウシュ・カントールの代表作「死の教室」に着想を得た新作だ。

開幕に際し、杉原は「現代日本に生きる僕にとっての<演劇>のカタチを体現したものになっている気がします。角銅真実さんの音楽、素晴らしいバンドメンバーによる生演奏、個性溢れまくりな俳優たち、心強いスタッフの力が集結して、これまで自分でも観たことのない杉原邦生演出作品ができあがったな、と、初日の客席で感じました。日常生活を送ることですら困難に感じる昨今ではありますが、一人でも多くの方と劇場でいま、この作品を共有できることを願っています!」とコメントした。

本作には、近藤隼、武居卓、深沢豊、毛利悟巳、伊藤奨、田村真央、能島瑞穂、堀田康平、緑川史絵、森田真和が出演。演奏を角銅真実、千葉広樹、巌裕美子、秋生智之、竹内理恵が担当する。公演は29日まで。

杉原邦生コメント

TCアルププロジェクト2021「パレード、パレード」無事に開幕することができました。

長野県松本市にて1ヶ月の滞在制作により誕生した本作は、前衛芸術家タデウシュ・カントールの伝説的演劇作品「死の教室」を出発点にしながら、現代日本に生きる僕にとっての<演劇>のカタチを体現したものになっている気がします。

角銅真実さんの音楽、素晴らしいバンドメンバーによる生演奏、個性溢れまくりな俳優たち、心強いスタッフの力が集結して、これまで自分でも観たことのない杉原邦生演出作品ができあがったな、と、初日の客席で感じました。

日常生活を送ることですら困難に感じる昨今ではありますが、一人でも多くの方と劇場でいま、この作品を共有できることを願っています!

TCアルププロジェクト2021「パレード、パレード」

2021年8月25日(水)~29日(日)
長野県 まつもと市民芸術館 小ホール

構成・演出・美術:杉原邦生
音楽:角銅真実
振付:白神ももこ、仁科幸
出演:近藤隼、武居卓、深沢豊、毛利悟巳 / 伊藤奨、田村真央、能島瑞穂、堀田康平、緑川史絵、森田真和
演奏:角銅真実、千葉広樹、巌裕美子、秋生智之、竹内理恵

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