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世界各地から43体集結『ミイラ展』でミイラの驚きの世界がひも解かれる!

ぴあ

19/11/9(土) 0:00

スペシャルサポーターのビートたけし 《チャチャポヤのミイラ ジャングルのミイラ》 先コロンブス期 ペルー文化省・レイメバンバ博物館

南米、エジプト、ヨーロッパなど世界各地のミイラが一堂に会する『特別展ミイラ〜「永遠の命」を求めて』が、国立科学博物館にて開催中だ。最新の調査や研究結果をもとに、謎に包まれたミイラの実像に迫る。

人間や動物など、生前の姿を保ち続けているミイラ。古代エジプトのミイラが有名だが、人工的に作り出されたものや、自然によってできたミイラは世界各地で発見されている。

同展では、そんな世界各地のミイラを、「南北アメリカ」「古代エジプト」「ヨーロッパ」「オセアニアと東アジア」という地域ごとに紹介。

インカ帝国時代の「チャチャポヤのミイラ包み」6体をはじめ、古代エジプトのネコのミイラ、ヨーロッパの湿地帯で発見されたミイラ、生前の顔つきを再現するパプアニューギニアの肖像頭骨や日本の即身仏など、さまざまミイラの展示を通して、その背景にある多様な文化や死生観を浮かび上がらせる。

国立科学博物館の人類研究部人類研究グループ研究主幹の坂上和弘氏は、「ミイラは大変壊れやすくもろいもの。そんなミイラが、それぞれの地域でどのように作られ、長い年月にわたりどのように保存され、どんな人たちが守ってきたのか、ということも含めて、ミイラとは何かを知ってもらいたい」と同展に込めた思いを語った。

また、報道内覧会にていち早く展示を見学したスペシャルサポーターのビートたけしは、「相変わらずミイラというのは面白いね。人間は永遠の命が得られないとわかると、どうにか入れ物だけでも残そうとか考えちゃう」とコメント。

印象に残った展示として日本の《本学草者のミイラ》を挙げ、「江戸時代に自ら実験台としてミイラになった学者の姿には震え上がったね。すごい精神世界を感じた」と、その迫力に圧倒されたようだった。

会場ではミイラの展示とともに、CTスキャンやDNA分析、放射性炭素年代測定などを用いた最新の研究方法を駆使した研究結果も紹介。これまでにない、ミイラを科学する内容にも注目してほしい。

【開催情報】
『特別展ミイラ〜「永遠の命」を求めて』
2020年2月24日(月・休)まで国立科学博物館にて開催

【関連リンク】特別展ミイラ〜「永遠の命」を求めて

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