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小林勇貴の新作は“スケ暴映画”「奈落の翅」カナザワ映画祭でプレミア上映

ナタリー

「奈落の翅」

「孤高の遠吠」「全員死刑」で知られる小林勇貴の新作「奈落の翅(はね)」が、9月19日にカナザワ映画祭2021にて初上映される。

本作はブラック企業に勤める冴えないサラリーマンのジンを主人公にした“スケ暴映画”。ジンは日々のパワハラに嫌気が差しながらも、夜な夜な趣味のスケボーに明け暮れ、鬱憤を晴らしていた。ある夜、過激なスケーターのイケダと出会ったジンは、徐々に危険な世界に足を踏み入れていく。

小林組の常連俳優であるウメモトジンギがジン役で主演。プロスケーターの池田幸太がイケダを演じた。そのほか須藤学、阿部怜来、中西秀人、綱啓永、北原里英、渡部豪太、榊英雄、六平直政がキャストに名を連ねている。小林は池田をはじめプロ・アマを問わずスケーターたちに取材を行い、彼らの身に起きた実際の事件をベースに脚本を執筆。監督と脚本のほか、製作・編集・撮影も担った。撮影ではiPhoneをメインの機材として使用。一部の予算を除いて小林が制作費用を負担した自主映画となる。現在、特報がYouTubeで公開中だ。

カナザワ映画祭2021は9月18日から20日にかけて石川・金沢21世紀美術館のシアター21で開催。上映後の舞台挨拶には小林とキャストが登壇する。前売り券は明日9月14日の23時59分まで販売中だ。また9月25日には和歌山・和歌山 CLUB GATEでも上映される。

今回のプレミアに合わせ、パンフレットも19日に販売。小林、ウメモト、池田の計2万字に及ぶインタビューをはじめ、プロダクションノートやコラム、ロケ地解説などが掲載された。金沢、和歌山の会場に加え、BOOTHでのオンライン販売も行われる。

※榊英雄の榊は木へんに神が正式表記

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