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Attractionsが考える、メジャー1stアルバム『POST PULP』で打ち出した“新たなロック”の意味

リアルサウンド

20/8/25(火) 15:00

 Attractionsが、メジャー1stアルバムとなる『POST PULP』を、8月26日にビクターエンタテインメント内<Getting Better Records>よりリリースする。

 ロック、ファンク、ヒップホップ、ソウル、パンクなどの要素をクロスオー
バーさせたハイブリッドなサウンドと、ボーカルのTaroによる独特の世界観を湛えた歌が魅力のAttractions。『POST PULP』は、メンバーらが生まれた1990年代という多様な音楽が溢れていた時代へのリスペクトと、これから先のバンドの進化を表現する意味が込められており、メジャーデビュー作にして一つの“集大成”だと言い切れる渾身の作品となっている。

 今回のインタビューでは、中村佳穂バンドやレミ街のキーボーディスト、コンポーザーとして活躍する荒木正比呂氏を共同プロデューサーに迎えて行われた本作の制作過程や、コロナ禍におけるライブとの距離、本作で打ち立てた“新たなロック”の意味をTARO(Vo)、TAKE(Gt)の2人に改めて考えてもらった。(編集部)

「Attractionsってどういうジャンルなのか」と悩んだりもした

ーー2020年がスタートした頃には想像もしていなかったような新型コロナウイルスの流行が起こってしまって、こういう状況の最中にメジャーデビューアルバムを出すことになりました。

TARO:そもそも、コロナが深刻になってきた時点でライブがなくなるということが一番個人的には凹みました。このアルバムを引っさげてのライブに全身全霊をかけるつもりだったので、急にそれができなくなってポカンと一個なくなってしまった感じでしたね。でも、このご時世だからこそ、ちゃんとアルバム単位で聴いてくれるような環境にもなったのかなと思ったりもしていて。

TAKE:本当だったらこれからフェスの時期に入ってきて、アルバムを引っさげてこれまでのAttractionsよりもさらにレベルアップしたツアーを想像していたんですけど、なってしまったものはしかたないとも思うし。でも、今の時期は音源をリリースすることが大事かなと思います。アルバム単位でじっくり聴いてもらえる時間ができているというのは、それぞれの状況によりけりだとは思いますが、純粋に音楽をリリースする僕らの活動の一つをブレずにできているんじゃないかなと思っています。

ーーアルバムを作る時は、ツアーやフェスの出演を含めてライブでのアップデートがあることを前提に音源を作っていたと思うんですけど、ライブができない状況だと、Attractionsが伝えようとしていることが十分に伝わらないかもしれない。そのあたりはどう感じましたか?

TARO:そうですね……。以前みたいに(ライブが)できたとしても元の環境には戻らないだろうし、これから僕らアーティストは新たなフィールドを作らなきゃいけない状況ではあると思います。4月に行われたトラヴィス・スコットと『フォートナイト』のバーチャルコンサート(Travis Scott × フォートナイト『Astronomical』、仮想空間から生まれる”体験”の意味を考察)は、新しいと思いましたね。バーチャルをはじめ、新しいことを試みている人はたくさんいるので、僕らなりにできることを探っているところです。「Blood Pressure」のインストアライブの収録をYouTubeにあげたりしましたが、それだけじゃ物足りないというのは自分たちでもわかっているんです。だからこそ、今はアルバムにどういう気持ちを込めているかというのを真摯に聴いてくれる方に伝えられるように頑張りたいです。

Attractions / Blood Pressure (Acoustic Session)

ーー以前のように狭いライブハウスにお客さんが入って汗だくで盛り上がる、みたいなことはおそらく当分は訪れないですよね。そうなるとAttractionsがやろうとしている音楽が変わってくることもあるんでしょうか。

TAKE:どうなんだろう……。どういう形で(ライブが)再開するのかわからないので、そこに関してはやっぱりやってみないとわからないです。

TARO:やっぱり新しい形を作らないといけないですよね。東京のバンドを見ていて羨ましく思うのは、設備も整っていて、配信に携わるスタッフさんもたくさんいらっしゃるところです。地方にもスタッフさんはいるんですけど、やっぱりこういう状況だしみんながみんな繋がってるわけじゃないので。とりあえず、今は本当にDIYでやっている感じなので、クオリティは東京の皆さんには負けてしまうかもしれないけど、負けないようにクオリティの高いものを出したいとは思っています。

ーーいろんな制約がある分、工夫の余地もある。

TAKE:そうですね。音楽ってライブだけじゃないですもんね。この間、TENDREさんが行なっていた『360° VR STREAMING LIVE』を見ましたが、映像や視覚も大事な要素だなと思います。視覚的にも楽しめて、普段見えない角度からアーティストのことを見られたりする付加価値が必要になってきますよね。

ーーアルバムの話に戻ります。制作の時期はいつごろでしたか。

TAKE:2019年の4月あたりからレコーディングを少しずつ、今年の2月か3月くらいに最後の曲(のレコーディング)が終わりました。それからミックスとマスタリングはちょうど自粛期間中と重なりましたが、福岡で作った曲を東京のエンジニアさんに送って相談しながら仕上げていきました。(自粛で)時間ができたので、その分時間をかけて作業ができましたね。

ーーじゃあ楽曲そのものには今回のコロナのことは何も関係してない。

TAKE:楽曲自体は関係していないですね。

ーーそもそものアルバムの構想はどういうものだったんですか?

 TAKE:どんなものにしようかというコンセプトは、特に決めずに制作に入りました。今自分たちに何ができるのかを追求したんですけど……というのも、結構バンドで話し合ったんですよ。次はコンセプチュアルなアルバムにするのかどうかとか、どういう雰囲気のものにするか、って。考えた挙句、すごく悩んでしまって。根本的な「Attractionsってどういうジャンルなのか」とか、そういうところを含めて悩んだりもしました。でも最終的には、そういうところには捉われずに、 “自由に、そしてより強固な作品をつくる”というところを主軸に制作に入りました。

TARO:昨年の最初のシングル『Satisfaction』(2019年7月)の時点で、めちゃくちゃ悩んで作り上げたので、個人的には一つ大きな基準を自分たちで作ってしまったなという思いがあったんです。

ーー基準というと?

TARO:「Satisfaction」は、これからAttractionsとして作る曲をこの曲以下のクオリティに下げちゃいけないっていう基準になってしまったという感覚ですね。

Attractions / Satisfaction (Music Video)

ーーそれだけ「Satisfaction」には手応えがあった。

TARO:そうです。「Satisfaction」や「Man on the Moon」が帯びてる空気感や世界観はずらしたくないなと思っていて。それぞれの曲の個性は一個一個違うけど、この二つの基準から外れていたら自分的に違うというか。

ーーその「空気感」「世界観」というのは言葉で説明するとどんなものですか。

TAKE:「Satisfaction」は“マッドチェスター”の雰囲気に似てるというのはかなり言われますね。もちろんそういう音楽は好きだし、クラブでバンドがライブをしてお客さんが踊っているようなノリを大事にしています。やっぱり、ロックバンドでありつつもお客さんをそういう場所でもノせられるようにしたいというのがなんとなく頭にあるので。例えば、昼よりは夜だったり、クールだけど熱かったり、そんなイメージはバンドの中で統一できてるのかなと思います。その空気が「Satisfaction」にもあるので、やっぱりそこが基準になってるのかな。

TARO:だから今作『POST PULP』の1曲1曲に「Satisfaction」と同じくらい力を入れています。僕たちは、曲を量産するようなバンドじゃなく、1曲に対して何回も聴いて作り直して歌も録り直して、解体と再構築をしていきたいと思っています。特に、TAKEくんが完璧主義者なので。

TAKE:凝り性なだけで、そんなことはないですけど(笑)。でもフタを開けると結構ダンサブルな曲が多いなとは思いました。結局そこがAttractionsのブレないところなのかな、と。

ーーダンサブルになったのは意識的ではなく自然にそうなったということですか。

TAKE:『DISTANCE』(1stアルバム/2018年12月発売)をリリースしてからフェスに呼ばれる機会も増えてきて、よりライブを意識した曲作りになっていったかなと思います。もっとお客さんにノってもらえるような曲を作りたいし、ライブでの見せ方も意識し始めて。なので、ダンサブルな雰囲気やロック色が少し強い部分が曲に表れている気がしますね。

TARO:そうなんですよね。なので、今回はどの曲もライブを意識した曲作りだったなと思います。

「自分の中の正しい直感を信じた上で、音楽に今の自分をぶつけなきゃいけない」

ーー歌詞は内省的でありつつ、ちょっと聴く人を挑発するような、メッセージを投げかけているような感じもありますね。

TARO:確かに。言葉は刺々しいですよね。「Satisfaction」はどちらかというと自分に対する葛藤なのですが、「Chain Reaction」は“みんなどう思ってるの?”という投げかけや喚起しているような感じがあるんです。基本、今回は「The Streets of Neo City」以外はどの曲もそうですけど、前のアルバムと比べてだいぶ自分の内面が出ていますね。

Attractions / Chain Reaction (Music Video)

ーーなぜそういうものになったんでしょう。

TARO:個人的にそういう時期があったからですかね。「Satisfaction」を作っているときは、ある意味アイデンティティクライシスみたいな、「自分がどういう存在なのか」、「自分の表現したいことはどういうものなのか」という葛藤に直面して。そうなった時に、もっともっと自分の中の正しい直感を信じた上で、音楽に今の自分をぶつけなきゃいけないなと思いました。結構その時の気持ちがこの曲には投影されてるのかなとも思います。

ーー何があったんですか?

TARO:「Satisfaction」ができて、たくさんのプレッシャーを受けたし、自分が生きていく中で、多方面からいろんなことを言われることもあって。そういうことが、(今作で)もっと自分が素直にならなきゃいけないなと思えるようになった転機でした。一時期メンバーとも話せないぐらい距離を置いてしまって、それを経て今は仲良いんですけど。(メンバーには)たくさん迷惑をかけているぶん、歌詞とかライブには絶対妥協しないって約束したので。

TAKE:本当に、TAROの言っている通りですね。やっぱりTAROが自問自答して悩みまくって、テンション下がってるなという時期があったんですけど、それが歌詞にも反映されている。歌詞のメッセージで、さっき「お客さんに投げかけてる」という話がありましたが、そこでTAROの心情が出ているなと思います。それが結果として良いものになったと僕は思ったし、音楽や曲に対して、より正直になれたんじゃないかという気がしました。

ーーどっちかというと、何か特定の事情とか理由があって葛藤したというよりは、TAROさんの内面の問題だったりする。

TARO:そうですね。メンタル的なものです。

TAKE:でも音楽や自分自身にガッツリ向き合えた良い期間だったのかもしれないですね。僕は大変でしたけど……(笑)。

ーーそういうとき、他のメンバーはTAROさんにどういう態度で接していたんですか?

TAKE:センシティブなときもありましたけど、基本的には話しかけ続けて、コミュニケーションは取るようにしていました。

TARO:いい機会だなと思ったのは、自分の中で葛藤している分、色々挑戦しようという気になれたんです。以前よりもっとアートに対して貪欲になったような気はします。ただのドローイングですけど、絵を描くようになったり、写真を撮ったり。葛藤を越えて、今は日々できるだけポジティブなマインドでいられるようになりました。

ーー音楽以外に息を抜ける場とか、熱中してるものはあるんですか?

TARO:いっぱいあります。家の時間が好きなので、絵を描いたり料理したりもします。できるだけたくさんインスピレーションを受けられるような状況にしておきたくて。普段挑戦しないこともやってみて、どんどん間口を広げようと思うようになりました。今回のアルバム制作はそういうタイミングだったんだと思います。

ーー自身と向き合う時期を経て、視野は広がりましたか。

TARO:今までより、クリアになった感覚です。フィーリングより、直感というか。フィーリングと直感って違うじゃないですか。フィーリングはどちらかというと「これいいかも」ぐらいの感じだと思うんですけど、なんとなく曖昧なもので、直感はもっとはっきりしている。物事に対して、直感でキャッチできるようになった気がします。

ーーわりと考えすぎる方なんですか?

TARO:今までは考えすぎる方でした。いろんな人に「お前は馬鹿なんだから、もうちょっと馬鹿になれよ」みたいなことを言われるんですよ。

TAKE:ああ、それは外れてないかもな(笑)。

TARO:(笑)。そうなんだよね。あんまり真面目にならなくていいよって言われるので。じゃあ直感的に生きようと思いました。

ーーなるほど。アルバムを聴いた印象ですが、いい意味で以前の作品よりもグレードアップしていますね。方向性は変わらないんだけど、録音も良くなっているし、正常進化していると感じました。

TAKE:ありがとうございます! DISTANCEももちろん最高の作品ですが、僕らもまた成長出来たかなと思います!

ーー今回とくに前回と作り方を変えたところはあるんですか。

TAKE:前作と変わったのが、DAWに向き合う時間を沢山作って、より理解を深めることが出来たことですかね。シンセもソフトシンセだけじゃなくて、実機をいくつかバンドで買って、レコーディングで使ったりして。あと、ビートも結構こだわって、サウンドを深めていったところはあります。

ーーハードシンセはやはりソフトと違いますか。

TAKE:やっぱりソフトとは違いますね。なんとなく音が太いような気がするし、そこにはこだわりました。あとハード(シンセ)だと一個一個の扱い方がメーカーによって違うので、慣れないとなかなか理想の音にならないんですよね。でも慣れていくうちに自分の出したい直感的な音が反映しやすくなっていって。出したい音が出せないというストレスがなくなってきたっていうことは大きく違うんじゃないですかね。

TARO:あと、今回荒木さん(荒木正比呂。中村佳穂バンドのキーボード&コンポーザーとして知られる)と一緒にやらせていただいたのは大きいですね。昨年の『新木場サンセット2019』というイベントで中村佳穂ちゃんとAttractionsが一緒のステージに立つ機会があって、初めて荒木さんとお話して。そこで1曲作ってみようということになって、「Last Magic」が完成しました。三重県にある荒木さんのスタジオでゼロから一緒に曲を作りました。

ーー荒木さんはどういうものをバンドにもたらしてくれました?

TARO:荒木さんのすごいところは、みんながリラックスした状態で曲を作るということをめちゃくちゃ大事にしていて、僕たちから引き出そうとしてくれる姿勢が本当に素晴らしいです。荒木さんが引き出して拾ってくれて、そこからみんなで話し合って、どういうものがいいのか議論を重ねつつ形にしていってくれました。

TAKE:さっきTAROが直感の話をしていたけど、曲作りにも直感が大事だなと思いました。その直感を作るために、荒木さんはストレスフリーな環境を作ることにこだわっていて、ハッとしました。自分は、制作が始まると時間とかも関係なくずっと入れ込むタチなんですけど、荒木さんの制作プロセスは新鮮でした。めちゃくちゃ考えてやるのもいいんですけど、直感でできたものって後々クセになるものが多いというか。それが自分に足りてなかったのかどうかわかんないですけど、一つ知れて良かったなと思います。

ーーその新しい気づきと、これまでのAttractionsが築き上げてきたものをどうやって組み合わせていくか。

TAKE:そうですね。そういう直感的なものをどうやってアレンジしていくか、どうやって自分たちらしくしていくかを大事にしました。例えば、ボーカルのソウルフルな部分や、ちょっとノイジーなギターで汚す、といった構築的な部分は結構好きなので、もちろん荒木さんと話しながら詰めていきました。荒木さんはもともとソロでトラックメイキングしている方なので、一つ一つの音へのこだわりがすごくて。彼は変態です、本当に(笑)。

ーー「Last Magic」はアルバム制作のどのくらいの段階で出来上がった曲なんですか?

TAKE:「Last Magic」は本当に最後の曲なので、1月に三重に行って、確か2月の後半から3月くらいにかけてレコーディングしました。

Attractions / Last Magic (Music Video)

ーーじゃあアルバムの全貌が見えたのもだいたいそのくらいということですか。

TAKE:そうですね。最終的にこの曲が中核を担う曲になりました。「Last Magic」が入る前も、色的にはバッチリハマっていたと思うんですけど、「Last Magic」が入ることによってより自由度が増した感覚になりましたね。リードトラックが攻めの曲になったことで、また新たなAttractionsの武器ができたし、すごく挑戦的だったなと思っています。

ーーアルバムのタイトルとなっている『POST PULP』にはどういった意味が込められているんでしょう。(※PULP=低俗な、ドロドロした)

TARO:ここに込めた思いは、自分のバンド人生における、ある一つの集大成という意味と、これから日本が切り開いていく新たなロックの形という意味があります。まず、僕たちのバックグラウンドにある90年代の音楽は、ロックやエレクトロ、ヒップホップという具合に、たくさんの音楽に細分化されて、まだ交わらずに同時に存在していて、それがドロドロ(=pulp)していました。でも今は、ストリーミングの普及も影響していると思いますが、ドロドロしたものが浸透して交わってひとつのものになっている。それを吸収したのが今の音楽シーンなのかなと感じていて。この状態だからこそ、新しいものが生まれる舞台が整ったという気がするんです。『POST PULP』はそうしたドロドロしたものを経て、今の自分たちの新しい音楽があるという意味です。

ーーなるほど。

TARO:今の時代だからこそ生まれるべき新しいサウンドを僕たちでやっと作れたなという感じがあって。やっと自分たちのやりたいことをまとめられた。『POST PULP』がこれからの日本から世界への切り開くようなアルバムになればいいなと思います。今回のアルバムをそういう一つの基準にしたかった。

ーーさきほど、今作の構想段階で「Attractionsがどういうジャンルなのか悩んだ」という話をされていましたね。

TAKE:特定のジャンルというよりは、90年代からいろんな音楽を聴いてきた結果、Attractionsで、新たなロックを作りました! という作品になりました。

ーーご自身たちで「ロック」という自覚はあるんですか。

TAKE:やっぱりありますね。隠しきれないロックのエモさが(笑)。

ーーTAKEさんが思う「ロック」ってどんなものですか?

TAKE:精神的なものですかね。歪んでいるギター音、とかではなくて、影響を受けてきたロック精神みたいなものはやっぱり出ているんじゃないかなと思います。

ーー今いわゆる古い意味でのロックにこだわって、これしかやらないですよっていう人はすごく頑固でカッコいいんだけど、でもやっぱり主流とはいえない感じがありますよね。だからコンテンポラリーなポップミュージックであればミクスチャーしてるのが当然の前提というか。だからその中で、Attractionsがロックというものにこだわるのであれば、その理由はなんなのか気になります。

TARO:ロックにこだわるというか、ロックはあって当たり前で、それはもう血に入っているんだと思います。

TAKE:根本はロックバンドという認識で始めてるので、そもそもみんなルーツにはロックがあるというのはデカいんじゃないですかね。自分たちが音楽を聴いてきて「カッコいいもの=ロック」みたいな認識があるし、そういう自分たちにとっての基準の話なのかもしれません。時にはヒップホップもやりたいし、時にはスケールの大きい曲もやりたい。でもやっぱり根本的にロックな精神は残してるから、Attractionsの音楽と言えるんじゃないかなって。

ーーそこで言うロックな精神ってどんなものですか?

TARO:ロックな精神……ポール・ウェラーはロックだと思います。

ーーほう。それはどういう意味で?

TARO:常に新しいものを生み出そうとしているし、ずっとカッコいいじゃないですか。歳をとっても、いくつになってもカッコいい。

TAKE:うん。「ロック」はエモーショナルでい続けるっていうことだと思います。

■配信情報
Attractions「Last Magic」
配信はこちら 
Attractions YouTubeチャンネル

Attractions「Blood Pressure」
配信はこちら

※対応ストリーミングサービス:Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimited、AWA、KKBOX、Rakuten Music、RecMusic、Spotify、YouTube Music

■リリース情報 
Attractions Major 1st Album『POST PULP』
発売:2020年8月26日(水)
<初回限定盤>
価格:¥2,900(税抜)
スペシャルパッケージ仕様 Track-12 ボーナストラック収録
<通常盤>
価格:¥2,700(税抜)

CD:
1.Intro  
2.Fabulous,Infamous,Dangerous  
3.Chain Reaction  
4.Last Magic  
5.The Streets of Neo City  
6.Shake It Over  
7.Heartbreak  
8.Satisfaction  
9.Man on the Moon  
10.Do What You Do  
11.Blood Pressure  
12. Beat Down ※ボーナストラック(初回限定盤のみ収録)

<チェーン別特典>
下記対象チェーン店舗・オンラインで、『POST PULP』初回限定盤または通常盤予約・購入すると、先着でオリジナル特典をプレゼント。特典は先着でなくなり次第終了。

<特典対象チェーン>
・タワーレコード全国各店/タワーレコード オンライン「ステッカーA」
・HMV 全国各店/HMV&BOOKS online「ステッカーB」
・Amazon.co.jp「メガジャケ」
※Amazon.co.jp では、特典つき商品のカートがアップされる。

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