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『ナイブズ・アウト』メイキング写真公開 ライアン・ジョンソン監督「終始緊張感を感じてほしい」

リアルサウンド

19/12/17(火) 12:00

 2020年1月31日に公開となる『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』より、メイキング写真とプレミア時の写真、そしてライアン・ジョンソン監督のコメントが公開された。

参考:サエキけんぞうの『最後のジェダイ』評:新しい『スター・ウォーズ』は女性登場人物たちと連動している

 本作は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のジョンソン監督が、アガサ・クリスティーに捧げて脚本を執筆したオリジナル作品。脚本に惚れ込んだ『007』シリーズのダニエル・クレイグ、『アベンジャーズ』シリーズのクリス・エヴァンスを筆頭に、クリストファー・プラマー、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノンらが結集した。

 NYの豪邸で世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)の85歳の誕生日パーティーが開かれた翌朝、遺体で発見される。名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、匿名の人物から事件の調査依頼を受けて現場である豪邸に到着する。自殺ではなく、他殺、殺人事件と見極めた探偵は、パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら、屋敷にいた全員が第一容疑者として捜査を開始する。

 本日12月17日に46歳の誕生日を迎えるジョンソン監督。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の監督と脚本を務めたことでその名を広めたが、常に正統派ミステリーを壊すことに情熱を燃やし、大ヒット作を手がけた後も、古くさい古典ミステリーに無秩序な現代社会の複雑性を加えた作品を作りたいと思っていたようだ。

 本作では、名探偵ブランが、家族によるハーラン殺害の動機を証明すると、憎しみや妬み、プライドや復讐心、偏見、ウソ、そして借金など様々なものが明るみになる。ジョンソン監督は、「一人で構想を練るのはとても大きな挑戦だった」と振り返り、「観客自身に探偵になってスリルを味わい、終始緊張感を感じてほしい」と語る。「あれだけ多くのキャラクターとそれぞれの動機、そして様々な展開が入り組んでいると、基本的な組み立てをしたうえで、さらに多くの計算が必要になる。でも重要なのは全ての仕組みが観客に見えるようにすることだ。そうすれば観客は純粋に楽しめる」 と、あえて登場人物の多い、入り組んだ構造の物語にしたことを明かしている。

 さらにジョンソン監督は、ミステリーを通して、観客に人間ドラマも味わってほしいと考えた。「私はこの2つを両立させたかった。謎解きや風変わりな探偵、そしてミステリーの醍醐味である全ての謎が解けるラストシーンの楽しさを維持しつつ、スリラーのかたちを使ってこの家族で実際に起きている問題に観客を引き込みたかったんだ」と従来のミステリー作品の良さを取り入れつつ、キャラクター造形へもこだわった本作への情熱を語った。

 公開されたメイキング写真では、エヴァンス、アルマスと真剣な面持ちで話し合うジョンソン監督の姿が。また、資産家の弁護士役として出演する、『スター・ウォーズ』のヨーダの声でおなじみのフランク・オズと肩を組むプレミア時の写真なども公開された。(リアルサウンド編集部)

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