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草刈民代、バレエ復帰公演『INFINITY』に強い意気込み「エネルギーを感じてもらえれば」

ぴあ

20/12/18(金) 17:08

『INFINITY DANCING TRANSFORMATION』

Bunkamuraオーチャードホール(東京・渋谷)にて来年1月30日に上演される『INFINITY DANCING TRANSFORMATION』のオンライン記者発表が12月18日に行われ、芸術監督・演出を手がける世界的バレエダンサー、草刈民代が出席。約10年ぶりにバレエ復帰を果たす本公演への思いを語った。

草刈の呼びかけに応える形で、菅原小春、熊谷和徳、上野水香、辻󠄀本知彦、中村恩恵、平原慎太郎、石井則仁、柄本弾というジャンルを超えた現代ダンスシーンの先駆者たちが集結。新たな表現を追求し、ダンスの限りない(=INFINITY)可能性を提示する。公演は二部構成で、第一部はソロ作品及び新作レパートリー(8作品予定)。第二部は9人のソリストによるオムニバス11作品で構成された新制作ダンス作品「CHAIN OF 9」(仮称)が上演される。

今年5月、草刈の呼びかけで制作され、大きな反響を集めたYouTube動画「#Chain of 8」がきっかけとなり始動した『INFINITY DANCING TRANSFORMATION』。緊急事態宣言が発出されるなか、「(他ジャンルに比べて)踊りの存在感が、もっとあってもいいんじゃないかと思い、ほとんど発作的に動画を作った」と振り返り、「このままで良いのかという、ダンサーの皆さんに向けた疑問でもあった」と動画制作の動機を説明。その思いは『INFINITY DANCING TRANSFORMATION』にも通じているといい、「踊っている人たち、特に若い世代に刺激になればと期待している」と語った。

自身にとっては、バレエ復帰公演でもあり「言い出しっぺなので、私が躍らないわけには(笑)。このような形に展開するとは、夢にも思っていなかったが、引退公演をしたオーチャードホールに立てるのはとてもうれしいです」と喜びの声。「復帰への決意というよりは、ただ『もうしばらく踊れるな』『踊りを通して表現できることが、まだあるな』という気持ちで臨んでいる」と自然体を貫き、「先が見えない状況だからこそ、新しいものを生み出す力が大切。プロフェッショナルの皆さんに力を発揮していただく場を作りましたので、ご覧いただく皆さんにも諦めずやり続けるエネルギーを感じてもらえれば」と意気込みを語った。

会見には草刈とともにステージに立つ上野水香が出席し、「違うジャンルの皆さんと同じ舞台に立つのは、初めての経験で、想像がつかないが、視野を広げる大切さを学んでいる」と挑戦に声を弾ませ、大先輩にあたる草刈に対しては「すごく情熱を感じますし、挑戦する姿がすてき。新しい草刈民代さんをご覧いただけるはず」と敬意を示していた。

取材・文=内田 涼

[公演概要]
◆公演名:INFINITY DANCING TRANFORMATION
◆主催:INFINITY公演実行委員会
◆企画制作:DAF
◆開催日時:2021年1月30日(土)
昼の部14:00開演(終演16:00予定)
夜の部18:00開演(終演20:00予定)
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施
◆開催会場:Bunkamuraオーチャードホール(東京・渋谷)
◆芸術監督・演出:草刈民代

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