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最先端でありながら懐かしい フィリップ・パレーノの個展がワタリウム美術館で開催中

ぴあ

19/11/17(日) 0:00

《リアリティー・パークの雪だるま, 1995-2019 氷の彫刻》ほか 撮影:今井紀彰

光や音、映像などを用いた没入型の作品で注目を集めるフィリップ・パレーノの個展『フィリップ・パレーノ展 オブジェが語り始めること』が、ワタリウム美術館にて2020年3月22日(日)まで開催されている。

フィリップ・パレーノは、1964年にアルジェリアで生まれ、パリを拠点に活動するアーティスト。他のアーティストや一般の人々と多様なコラボレーションを行いながら、映画や広告、ファッションなどのサブカルチャーから、映像などを用いたインスタレーションまで幅広い作品を世界各地の展覧会で発表し、話題を集めている。

同展は、そんなフィリップ・パレーノによる日本初の大掛かりな展覧会。パレーノが1994年から2006年にかけて制作したオブジェを再制作、再構成することで、それぞれのオブジェをひとつの作品として関係させていくことを試みる。

スピーカーを内蔵した人工石からパレーノ執筆のテキストを読み上げる声が聞こえる1994年の《しゃべる石》から、氷で作られた雪だるまが徐々に溶けて変容していく1995年の《リアリティー・パークの雪だるま》、そしてパレーノの代表作である白熱光が点滅する2007年の《マーキー》まで、過去に制作してきたオブジェがその姿を新しくして登場する。

「ここに筋書きはない。そして始まりも終わりもない。ここでオブジェたちは互いに会話しはじめる」と言うパレーノ。一連の出来事が展開する空間として構築された会場で、最先端でありながらどこか懐かしい、不思議なパレーノの世界を感じてみてほしい。

【開催情報】
『オブジェが語り始めること』
2020年3月22日(日)までワタリウム美術館にて開催

【関連リンク】ワタリウム美術館

《ハッピーエンディング, 2014-15》ほか 撮影:今井紀彰
《マーキー, 2016》 撮影:今井紀彰
《吹き出し(白), 1997》 撮影:今井紀彰

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