西中島きなこが本日12月23日に新曲「For Me」を配信リリースした。

「For Me」は、元お笑い芸人・きょどり親方をボーカルに迎えたナンバー。きょどり親方は西中島のボーカルオーディションに応募しており、西中島は採用の理由について「『今は無ですね、ただ生きている、元気いっぱいに生きています！』この言葉を動画の中で淡々と喋っていた親方の空気感を見て、不思議と創作のインスピレーションが浮かんだから」と明かしている。「For Me」で歌手デビューを果たすきょどり親方は「私は元々芸人でしたが今は何者かはわかりません。ふわふわ人生悩んでいるときにオーディションを知り、きなこさんの歌を聞き、なかなか地球に馴染めなかった自分の心に愉快にあたたかく寄り添ってもらえる気がしました」と、応募時の心境を語った。YouTubeでは約5分半にわたる「For Me」をフルで聴くことができるミュージックビデオを公開中。

なおきょどり親方は2021年より東京を中心にライブ活動を実施する予定。

西中島きなこ コメント

めちゃんこ厳しくなってきた冬の寒さと新型コロナに負けないように、最近は近所の商店街でお婆ちゃんから購入したフィリピンバナナを必ず眠る前に食べている西中島です。
ボクは普段、きょどり親方のことを"親方"と呼んでいるので今回のコメントでは全て"親方"と書いています。
音楽ナタリーのオーディション記事を見てBINKANレーベルに連絡をくれた親方ですが、最初のメールには（まだ募集はしていますか？）というアッサリした内容しか書かれていませんでした。スタッフは基本的にそういったメールには返信をしないので通常なら不採用の流れなんですが、たまたま暇で返信をしたそうです。
それからスグに親方からは2つのデータが届き、その内容はウクレレでサカナクションの新宝島を演奏している親方の弾き語り＆トーク動画でした。とりあえず親方の場合は面白そうな容姿にも関わらず真面目さが漂う存在感と、ゆるい雰囲気が良かったです。
ボーカリストとして親方を採用したいと思ったイチバンの決め手は・・・
「今は無ですね、ただ生きている、元気いっぱいに生きています！」この言葉を動画の中で淡々と喋っていた親方の空気感を見て、不思議と創作のインスピレーションが浮かんだからです。
親方にとっては歌手デビュー作となる「For Me」のミュージックビデオは、コロナ感染者が少し落ち着いていた時期の大阪でサクッとソーシャルディスタンスを維持しながら撮影をおこないました。この作品はミナミの帝王、ザ・ノンフィクション、火曜サスペンス劇場をモチーフに制作をしたので、映像にもそんな雰囲気が出ているかも知れません。
世の中に蔓延する理不尽な差別や事件、イライラしたり落ち込んだりする感情、けっこうネガティブになりやすい日常の中にも探せば小さな幸せは色々ありますよね？そういう些細な喜びの種みたいな出来事をボクは作品としてアウトプットし、これから親方にはボーカリストとしてそれらを表現していって欲しいと考えています。
ちなみに前回のニュース記事でコメントさせていただいた【三角チョコパイ】に関する楽曲は既に完成しているので、リリース日が決まったらまたお知らせします！

きょどり親方 コメント

はじめまして。きょどり親方と申します。ごっちゃんです！
私はきなこさんのサングラスとひげの摩訶不思議な写真を見て、この方なら太眉の力士の自分も受け入れてもらえそうな気がしてオーディションに応募しました。
そしてFor Meを今回歌わせて頂き喜びであります。
私は元々芸人でしたが今は何者かはわかりません。ふわふわ人生悩んでいるときにオーディションを知り、きなこさんの歌を聞き、なかなか地球に馴染めなかった自分の心に愉快にあたたかく寄り添ってもらえる気がしました。
私は突然ボーカリストになれました！わくわくです。
きなこさんから生まれた素敵な言葉とメロディを不確かな足取りのボーカリスト親方がすり足で大切に歌います。是非に聞いて頂ければ嬉しいです。