Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

松尾スズキ「アクリル演劇祭」、阿部サダヲらが収録とコクーンへの思い語る

ナタリー

20/6/30(火) 10:25

Bunkamura シアターコクーンのエントランスに立ち、両手を広げる松尾スズキ(中央)。

7月5日にWOWOWライブで放送される「劇場の灯を消すな!Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭」より、収録を終えた秋山菜津子、麻生久美子、阿部サダヲ、生田絵梨花、神木隆之介、小池徹平、多部未華子、松たか子、村杉蝉之介のコメントが公開された。キャストはそれぞれ、前・左右3面をアクリルボードで囲んだ滑車付きボックス“マツノボクス”の中で歌った感想や、劇場への思いを語っている。

「劇場の灯を消すな!」は、WOWOWが劇場と協力し、番組を制作するプロジェクト。Bunkamura シアターコクーンとの共同企画となる第1回「劇場の灯を消すな!Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭」では総合演出を松尾スズキが務める。

秋山菜津子コメント

初めてシアターコクーンに立たせていただいたのが、ミュージカル「キレイ」でした。それも6月の公演だったということは、丸20年経ったんだなと思い、感慨深かったです。新型コロナウイルスの影響で自粛が続く中、今回の企画で劇場に行けること、皆さまにお伝えできることが嬉しかったし、ありがたかったです。シアターコクーンは、この20年間、何本もの芝居で出演した愛着がある劇場です。制作スタッフの皆さんも活気があり、信頼できる、私にとって大切で特別な“場所”ですね。

麻生久美子コメント

収録は、久しぶりにいろいろな人に会うこともできて、とても楽しかったです。歌の方は、いくちゃん(生田絵梨花さん)の歌をずっと聴いていたいと思ってしまいました。そんな方の隣で久々に歌うのは緊張しましたが、楽しかったです。劇場案内は、台本が面白かったので、あとはどんな映像になるのか、楽しみですね。劇場は私にとって特別な場所です。見る側としては刺激のもらえるただただ楽しい場所です。出る時には怖い場所でもあるのですが、ミュージカル「キレイ」で立ったシアターコクーンは、楽しい思い出しかありません。こんなに楽しいと思った舞台は初めてで、そういう意味でも忘れられない場所、キラキラした劇場ですね。

阿部サダヲ コメント

アクリルボックスの中で何かをやるというのは初めてで、難しかったです。たぶん二度とやることはないだろうなと思いますが、機会を与えていただいてありがたかったですし、こういう形で発信できる、というのが嬉しかったです。この時期だからこその豪華な出演陣でしたし。僕自身が劇場から活動を始めているので、劇場は一番大切にしているところです。お客さんがいてこその劇場ではありますが、いなくても、手法はあるんだなと思って嬉しかったです。特にシアターコクーンは特別で、初めて大劇場に立ったのも、大劇場で一番立っているのもここなので、思い入れもありますし、好きな劇場です。

生田絵梨花コメント

今回の収録では、劇場に来るのも、ミュージカル「キレイ」のメンバーに会うのも久しぶりで、人と会うというだけでこれだけ感動するんだ!というくらい心動かされました。「キレイ」は思い出の詰まった作品なので、歌いながらウルっと来てしまいました。劇場は、エネルギーを補充してくれる場所です。演じる時にはものすごいエネルギーを発散するし、お客さんとして来る時にはモチベーションが高まるし、自分にとって生きがいだなと思います。6年前にシアターコクーンで「太陽2068」を観たときから、いつかこんな大きな劇場に立ってみたい!と思っていたので、実現したときは嬉しかったです。今回の収録で劇場に着いた時も、久々に戻ってこられたのが嬉しくて、楽屋口から中に入るまで全部ムービーに撮っちゃいました(笑)。

神木隆之介コメント

今回の収録、楽しすぎましたね。楽屋口から入ったとき、ミュージカル「キレイ」の公演をやっていた頃の愛おしい記憶がよみがえりました。アクリルボックスの中で歌うというのもおもしろかったですが、歌ってみるとみんなで楽しく歌えて、アクリルがあるかないかなんてあんまり関係ないんだろうな、と思いました。シアターコクーンは、お客さんとの距離が近くて、一心同体で楽しめる劇場という印象です。舞台上の臨場感も伝わるし、お客さんの緊張感も僕らにはひしひしと伝わってくる。その緊張感、臨場感や楽しさが増していき、相乗効果が生まれやすいような、アットホームで素敵な劇場だと思います。

小池徹平コメント

まず、久々に舞台に立てたという喜びを感じました。大好きな松尾カンパニー、大人計画のチームともご一緒でき、もう二度とできないんじゃないかという貴重な経験で、思ったより興奮して、すごく楽しかったです。やはり舞台が好きなんだなと思いました。

シアターコクーンは、初舞台の劇場であったり、ミュージカル「キレイ」で2014年と去年出させていただいたり、すごく思い入れがある劇場です。自分の中でも転機になるステージばかりで、来るたびごとに自分の立場を見直せる、自分が変わっていくのが確認できる、感慨深い場所です。

多部未華子コメント

収録では、久しぶりに歌い、初めての経験もたくさんあったので、今年一番緊張しました。今このような状況の中、演劇に愛のある人たちが集まっての素敵な企画に私も参加できることが、嬉しかったです。出演される方も豪華で、こういう時だからこそできることもあるんだなと、楽しみにしていました。

劇場は、いろいろな作品を観に行ったり、自分も立っていたりと、“勉強する場所”というイメージです。観に行く時も、出る時も毎回背筋が伸びる場所だなと思います。その中でもシアターコクーンでは松尾さんの作品でお世話になっているので、私にとっては“常に松尾さんがいる場所”です。

松たか子コメント

舞台に立っていたら、お芝居で出た時のことを思い出して少しセンチメンタルにもなりましたが、今ここに立っていられることがめちゃくちゃ幸せだなと思いました。お客様はいないのですが、松尾さんというすごいお客様が一人、劇場スタッフもいて、幸せでした。

シアターコクーンに最初に来たのはたぶん中学生の頃で、当時芸術監督だった串田和美さんとお会いしたのを覚えています。子供のころから歌舞伎座の次によく来ていた劇場で、まさか自分が立てるとは思わなかったし、“こういうお芝居をやる劇場があるんだな”と世界を広げてくれた、思い出深い場所です。

村杉蝉之介コメント

リハーサルの時から、アクリルボックスの中は鏡に向かって歌っているのではないか?というくらい自分の姿が映っていて、自分と目を合わせないのに必死でした(笑)。今回、劇場で舞台や芝居を元気にする企画に参加できて光栄で、お声掛けいただいたのが嬉しかったです。劇場は自分にとってパワースポットのようで身体も心も元気になれる場所なんですよね。僕にとってシアターコクーンは、初演の「キレイ」で初めて立たせてもらって以来、岩松了さん、蜷川幸雄さんに鍛えられた場所なので、初舞台の本多劇場がお母さんだとしたら、シアターコクーンはお父さん、くらい身近な、身内的な存在の劇場です。

WOWOWライブ「劇場の灯を消すな!Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭」

2020年7月5日(日)21:00~

総合演出:松尾スズキ
脚本・演出協力:天久聖一
出演(五十音順):秋山菜津子、麻生久美子、阿部サダヲ、荒川良々、生田絵梨花、池津祥子、伊勢志摩、大竹しのぶ、神木隆之介、小池徹平、多部未華子、中井美穂、中村勘九郎、根本宗子、松尾スズキ、松たか子、皆川猿時、村杉蝉之介
ダンス&コーラス(五十音順):香月彩里、齋藤桐人、笹岡征矢、中根百合香

※WOWOWメンバーズオンデマンドでの配信あり。

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む