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Omoinotake、大入りのフロアで観客たちと「FACE TO FACE」ワンマン

ナタリー

20/2/5(水) 20:02

「Omoinotake Presents『FACE TO FACE』」の様子。(Photo by Shin Ishihara)

Omoinotakeのワンマンライブ「FACE TO FACE」が1月31日に東京・Shibuya Milkywayで開催された。

フロア中央をステージに見立て、観客たちに囲まれる形でのパフォーマンスとなった「FACE TO FACE」。会場はフロアのみならず、普段はステージとして使われているエリアまで大入りとなった。

観客たちの間を通り抜けて登場したOmoinotakeはメロウなミドルチューン「Temptation」でライブの火蓋を切り、徐々に会場を温めていく。福島智朗(B, Cho)と冨田洋之進(Dr)の奏でるジャジーなリズムが特徴的な「Freaky Night」が終わると、藤井レオ(Vo, Key)は「すごい景色だ、こんなに近いんですね……!」「路上ライブよりもお客さんとの距離、近いかもしれません」とフロアを見渡す。彼は長年渋谷の路上でライブを行ってきたことに触れ、「お客さんと顔を向き合わせて、雑踏の中やるライブが大好きで。それがライブハウスでできたらいいなと思ったんです」と今回のワンマンに対する思いを明かした。

藤井はR&Bを基調とした「Bitter Sweet」でソウルフルな歌声を届ける一方、「Stand Alone」では美しいハイトーンボイスを響かせ、楽曲ごとに異なる表情を見せるボーカルスタイルでオーディエンスを惹き付けていく。彼が「心の奥底の感情を表現できた」という映画「囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather」の主題歌「モラトリアム」では、切なげな楽曲の世界観が繊細に表現される。合間にはサポートメンバー・柳橋玲奈によるサックスソロも披露され、フロアは心地よいムードに包まれた。

シンセの美しい音色、藤井の穏やかな歌声が絶妙に絡み合う「惑星」を演奏したあと、4人は2月19日に発売されるミニアルバム「モラトリアム」の各楽曲について語り合う。同作より、冨田曰く“スーパーポジティブ”な新曲「So Far So Good」が初披露されると、観客はハンドクラップで演奏に参加し、フロアの一体感はさらに高まった。この勢いに乗せ、「Life goes on」では福島が途中でベースを手放し、オーディエンスと一緒に「シャララ」コールを合唱。ピースフルな雰囲気に、メンバーはうれしそうに笑みを浮かべた。

藤井はおよそ8年間に及ぶバンド活動を振り返り、「くやしい思いをすることがたくさんあったんですけど、今日みたいな楽しい日があるからこそ、音楽活動を続けられました。あなたたちのおかげです」と来場者に感謝の言葉を述べる。そして「自分だけでなく、あなたの心も鼓舞できたら」と楽曲に込めた思いを明かした「トニカ」と、アップテンポチューン「Hit It Up」でフィナーレを演出。アンコールで再び披露された「トニカ」ではこの日一番の大合唱が沸き起こり、ワンマンで初のフロアライブは大盛況で幕を閉じた。

ミニアルバム「モラトリアム」には昨年配信リリースされた「惑星」「Blanco」「トニカ」を含む5曲を収録。Omoinotakeがミニアルバムをリリースするのは2018年10月発表の「Street Light」以来1年4カ月ぶりとなる。

「Omoinotake Presents『FACE TO FACE』」2020年1月31日 Shibuya Milkyway セットリスト

01. Temptation
02. fake me
03. Freaky Night
04. Bitter Sweet
05. Stand Alone
06. mei
07. 東京falling
08. モラトリアム
09. Blanco
10. 惑星
11. So Far So Good
12. Life goes on
13. Ride on
14. Never Let You Go
15. トニカ
16. Hit It Up
<アンコール>
17. トニカ

Omoinotake「モラトリアム」収録曲

01. モラトリアム
02. 惑星
03. トニカ
04. Blanco
05. So Far So Good

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