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いま、最高の一本に出会える

鏑木清方 《築地明石町》 1927(昭和2)年 東京国立近代美術館 (c)Nemoto Akio

所在不明の名作が44年ぶりに発見 『鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開』が開催中

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19/11/3(日) 0:00

近代日本画の巨匠、鏑木清方による美人画三部作などを展示する『鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開』が、東京国立近代美術館にて11月1日(金)より12月15日(日)まで開催されている。

1878年東京・神田生まれの鏑木清方は、美人画で上村松園と並び称された日本画家だ。浮世絵系の水野年方に入門し、挿絵画家として画業をスタート。その後、浮世絵をもとにした近世風俗や、失われゆく明治の情景をテーマにした日本画を追求していく。

そうして生まれたのが《築地明石町》(1927年)や《三遊亭円朝像》 (1930年)、《明治風俗十二ヶ月》(1935年)といった名作の数々。中でも《築地明石町》は、審査委員たちの絶賛を受け、帝国美術院賞を受賞。戦後はしばしば展覧会に出品されていたが、1975年に行われた回顧展を最後に所在不明となり、「幻の名作」となっていた。

そんな中、今年に入って発見された《築地明石町》と、あわせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》(どちらも1930年)を、東京国立近代美術館が6月に収蔵。同展ではこの三部作を披露するほか、同館が所蔵する重要文化財の《三遊亭円朝像》や12幅対の《明治風俗十二ヶ月》など、全13件の清方作品が一堂にそろう。

44年ぶりの公開となる《築地明石町》をはじめ、近代日本画の巨匠が手がけた名作の数々をじっくり味わってほしい。

【開催情報】

『鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開』
12月15日(日)まで東京国立近代美術館 所蔵品ギャラリー第10室にて開催

【関連リンク】東京国立近代美術館

鏑木清方 《新富町》 1930(昭和5)年 東京国立近代美術館 (c)Nemoto Akio
鏑木清方 《浜町河岸》 1930(昭和5)年 東京国立近代美術館 (c)Nemoto Akio
鏑木清方 《三遊亭円朝像》 重要文化財 1930(昭和5)年 東京国立近代美術館 (c)Nemoto Akio
鏑木清方 《鰯》 1937(昭和12)年 東京国立近代美術館 (c)Nemoto Akio
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