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アレックス・プロヤスの「スピリッツ・オブ・ジ・エア」約30年ぶりに日本で上映

ナタリー

19/10/29(火) 7:00

「スピリッツ・オブ・ジ・エア(デジタル・リマスター版)」ポスタービジュアル

アレックス・プロヤス監督作「スピリッツ・オブ・ジ・エア」のデジタルリマスター版が、2020年2月8日より公開される。

「クロウ 飛翔伝説」で知られるプロヤスの長編映画監督デビュー作である「スピリッツ・オブ・ジ・エア」は、製作国のオーストラリアでは高い評価を得るも、そのほかの国ではほとんど公開されなかった。しかし1990年開催の第1回ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭(現:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭)では、審査員特別賞を受賞。当時審査員を務めたのはジョン・ヴォイト、アンジェリーナ・ジョリー、ジョゼ・ジョヴァンニ、相米慎二、根津甚八、竹中直人といった面々だった。

翌1991年に本作は日本でも公開。その後VHSは発売されたものの日本でBlu-ray / DVD化はされず、“失われた作品”となっていた。今回上映されるバージョンは、16mmフィルムを2Kスキャンしたものになっている。

果てしなく広がる荒野を舞台とする本作の登場人物は、たった3人。手作りの飛行機で空を飛ぶという妄想に取りつかれた足の不自由な兄フェリックス、死んだ父の墓を守ることに執着する妹ベティ、そして2人の前に現れた奇妙な逃亡者スミスの姿を通して、夢を実現させようとする者たちの物語が描かれる。マイケル・レイク、ザ・ノーム、ライズ・デイヴィスが出演した。

「スピリッツ・オブ・ジ・エア(デジタル・リマスター版)」は東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開。

(c)1988 COMPANY BIZARRE PTY LTD.

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