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いま、最高の一本に出会える

ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー《スノーボール貼花装飾蓋付昆虫鳥付透かし壺》 1820〜1920年頃 個人蔵

超絶技巧の動物たちが集合! 『マイセン動物園展』開催中

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19/8/22(木) 0:00

パナソニック汐留美術館にて9月23日(月・祝)まで開催されている『マイセン動物園展』。ドイツの名窯、マイセン磁器製作所による動物をモチーフにした作品約120点が集結している。

ヨーロッパで初めて硬質磁器の製造に成功したマイセン。高級洋食器として知られるマイセンだが、その技術力の高さは彫像作品によくあらわれている。

同展は、マイセンの中でもテーマを「動物」に絞り、動物彫刻から壺や皿に描かれた動物まで、リアルでありながらかわいらしい動物たちの作品を、全4章構成で紹介する。

第1章「神話と寓話の中の動物」では、人間を風刺したユーモラスな《猿の楽団》や、地・水・火・風の四大元素を表した《人物像水注「四大元素の寓意」》など、神話と寓話をモチーフにした作品を紹介。

第2章「器に表された動物」では、器にたくさんの小花彫刻を貼り付けた《スノーボール》シリーズ作品を中心に、第3章「アール・ヌーヴォーの動物」では、柔らかい色合いで表現された犬や猫、ペンギンたち、そして第4章「マックス・エッサーの動物」では、モデラーとして活躍した彫刻家、エッサーによる《カワウソ》《ライネケのキツネ》など動物彫刻の傑作が展示されている。

同展に出品されている約120点のうち約9割が初出品で、そのほとんどが個人蔵のものなので次回の公開は未定とのこと。この貴重な機会に、時代を超えて人々を魅了するマイセンの豊かな表現力と造形力を堪能してほしい。

【関連リンク】パナソニック汐留美術館

ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー《人物像水注「四大元素の寓意」》 1820〜1920年頃 個人蔵
ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー、ぺーター・ライニッケ《猿の楽団》1820〜1920年頃 個人蔵
エーリッヒ・オスカー・ヘーゼル《二匹のフレンチブルドッグ》 1924〜1934年頃 J's collection
オットー・ピルツ《二匹の猫》 1934〜1940年頃 個人蔵
「アーサー・ランゲ《カモとカエル》 1901〜1923年頃 J's collection
《ライネケのキツネ》マックス・エッサー 1924〜1934年頃 個人蔵
《カワウソ》マックス・エッサー 1927年 個人蔵
《果実をくわえたオオハシ》パウル・ヴァルター 1924〜1934年頃 個人蔵
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