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BTSが今年も賞を総なめ、TXTやITZYのフレッシュなパフォーマンスも 『2019 MAMA』で一足早くシーンを総括

リアルサウンド

19/12/15(日) 8:00

 12月4日、アジア最大級の音楽授賞式『2019 Mnet Asian Music Awards』(通称『MAMA』)が開幕。今年はナゴヤドームでの開催となり、史上最大規模の会場にも関わらず、場内は超満員の観客で埋まった。

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 今年の『MAMA』の注目はやはりBTS。昨年は9冠の快挙を達成したBTSが、今年も「今年の歌賞」「今年の歌手賞」「今年のアルバム賞」「Worldwide Icon of the Year」の4つの大賞を含めた9つの賞を総なめ。この日は誕生日当日とあって、レッドカーペットの特設ステージでは誕生日ケーキを模した帽子をかぶり、ファンにお祝いされていたJIN。『MAMA』開幕直後に発表された「男性グループ賞」を受賞し、「僕の誕生日にこうしてメンバーとARMY(BTSのファンの名称)と一緒に過ごすことができて、とてもありがたいです。この賞をくださった『MAMA』に感謝します。愛してます!」とコメントした。

 「女性グループ賞」はTWICEが受賞。ジョンヨンが「TWICEが賞をもらいました!」と誇らしげにトロフィーを掲げ、「ONCE(TWICEのファンの名称)のみなさんにこの賞を捧げます」とファンへの感謝の気持ちを述べた。「Qoo10 Favorite Female Artist」の受賞ではモモが日本語でのコメントを噛んでしまい、その後に「女性グループベストダンスパフォーマンス賞」を受賞した時に挽回するキュートな一幕も。

 新人賞はBTSの弟分・TOMORROW X TOGETHER(TXT)と、TWICEの妹分・ITZYが受賞。ITZYがハイスクールのようなステージでハツラツとしたステージを見せたかと思えば、TOMORROW X TOGETHERは魔法陣の上でのフォーメーションダンスが印象的なファンタジーな世界観を展開。すでに新人離れしたパフォーマンス力で観客を引き込んだ。

 授賞式常連のGOT7や日本初ステージのWayV(威神V)、素晴らしいパフォーマンスを見せた新鋭のONEUS、ATEEZのスペシャルステージなど『MAMA』ならではの豪華なステージが続く中、この日ひときわ目立っていたのはMAMAMOOとJ.Y.Parkのコラボステージ。ネオンイエローのレオタードにビニール素材のスケルトンスーツをまとったファサがソロ曲「TWIT」を歌い終えた直後、スクリーンではファサに重なるように、同じくスケルトンの衣装を着たJ.Y.Parkの過去映像が映し出され、ステージにはまさにスケルトンの衣装を着たJ.Y.Parkが登場! ファサと「Don’t Leave Me」を歌うと、続いてはMAMAMOOが今年の大ヒット曲「HIP」リミックスバージョンで力強いパフォーマンスを見せ、ラストにパープルのシックなスーツに着替えたJ.Y.Parkが再登場。ムンビョル&フィインの2人と「You’re the one」をミュージカル仕立てで歌い、最後には1人で「Fever」を熱唱。持ち前のステージ掌握力で『MAMA』を完全に制圧した。

 来年、日本でのドームツアーが決定しているSEVENTEENは頭にフードをかぶったマントをまとってステージに登場。マントを脱ぎ、白いスーツ姿に変身すると、ウォヌが白い薔薇を噛み砕く、というインパクト大な演出で「Fear」がスタート。今年の夏にリリースした「HIT」はイントロが流れた瞬間、会場からは大歓声が。SEVENTEENならではの寸分違わずきれいに揃ったダンスと気迫に満ちたパフォーマンスに、観客からは拍手が起きた。SEVENTEEENはこの日、「Worldwide Fans’ Choice TOP10」と「Breakthrough Achievement」を受賞。ジョシュアが英語で、ディエイトが中国語でコメントする中、最後にホシがこの日は出席できなかったリーダーのエスクプスに向けて「愛してる!」と叫び、メンバー愛の強さを見せつけた。

 BTSに次いで受賞数の多かったTWICEは金色のゴージャスなミニドレスで登場。「Feel Special」のリミックスバージョンと「FANCY」をメドレーで披露した。BTSはパフォーマンスでも王者ぶりを発揮。毎年、大掛かりなセットを組んだ豪華なステージを見せてくれるが、今年は彼らの初期の楽曲でファンにとっては懐かしい「N.O」「We Are Bulletproof Pt.2」にはじまり、ギリシャ神話がモチーフの「Dionysus」ではメインステージに超巨大な黄金の蛇が出現。王者の貫禄たっぷりのステージに客席も最高の盛り上がりを見せ、今年の『MAMA』を締めくくった。

 今年も残りわずか。年末恒例の韓国の授賞式ラッシュに先立って開催される『MAMA』は、いち早く今年の音楽シーンを振り返ることのできるいい機会でもある。今年もがんばったアーティストたちにとっては1年の活動を振り返る場でもあり、ファンにとっては自分たちの愛するアーティストが認められる『MAMA』が、今年も無事開催されたことをまずは喜びたい。波乱の多かった2019年、来年はどうか楽しい話題が多くなることを願う。(尹秀姫)

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