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中川翔子×ウォルピスカーター対談 亡き父・中川勝彦の時代を越えた愛のメッセージ「今ごろ天国でガッツポーズを取っている」

リアルサウンド

19/12/4(水) 18:00

 中川翔子が5年ぶり、通算5枚目のオリジナルアルバム『RGP ~True Color~』をリリースした。前作『9lives』から実に5年ぶりとなる本作は、TVアニメ『ポケットモンスター XY』エンディングテーマ「ドリドリ」をはじめ、TVアニメ『ソイドワイルド』エンディングテーマ「blue moon」、映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』主題歌「風といっしょに」など、この5年間で携わってきたタイアップ曲を多数収録。

中川翔子 meets スカイピース「六畳間から、世界へ」Music Video

 さらにアルバム書き下ろしとして、人気YouTuberスカイピースとコラボした「六畳間から、世界へ」や、ボカロPとして絶大な人気を博するみきとPとのコラボ「mrcl」など、インターネットとの親和性が高い中川ならではの新曲もずらりと並んでいる。中でも、亡き父・中川勝彦が生前書き溜めていた詩を中川が編纂し、“高音系男子”ことウォルピスカーターが作編曲~ゲストボーカルとして携わった「ある日どこかへ」は、時空を超えた愛のメッセージソングともいうべき感動的な仕上がりとなっている。

 ここ数年は「東京2020オリンピック・パラリンピック マスコット審査会委員」や「2025年万博誘致スペシャルサポーター」などを務め、未来の日本、そして子どもたちに向けての文化的、社会的な取り組みにも積極的な中川。多岐にわたる活動は、歌い手としての中川にどのような影響を与えているのだろうか。そして、インターネットは彼女にとってどのような存在なのか。今回は前半にアルバム全体の単独インタビューを、後半にウォルピスカーターとの対談を行い、ニューアルバムについて多角的に切り込んでみた。(黒田隆憲)

小さい頃に夢中でやっていたことが、未来の私を助けてくれている

中川翔子 feat.みきとP「mrcl」Music Video

ーー今回のアルバム『RGB ~True Color~』は、オリジナルアルバムとしては前作『9lives』から実に5年ぶりとなりますね。

中川:20代の終わりからここまでの5年間は、人生の中でもとても重要な時期でした。様々なタイアップ楽曲を歌わせていただいてありがたかったし、コラボを通じて新たな出会いもたくさんありました。もちろん、嬉しいことだけじゃなくて悲しいこともあったけど、全部含めてその瞬間の色たちを閉じ込めて、「生きててよかった!」と思えている今この瞬間に出せることがとにかく嬉しいです。

ーータイトルの『RGB ~True Color~』には、どんな意味が込められていますか?

中川:今回、三形態で出すということになり、そこから光の三原色(赤・緑・青)の意味である『RGB』というタイトルがすぐ出てきました。ここには今話したように、様々な活動を通して色を重ね合わせてきた「今の自分の色」という意味が込められています。「True Color」(本当の色)という意味のサブタイトルが付いていますが、常に変化しながら新しい色になっていくし、今もまた新しい色になりつつある自分にとっては、どの時代も「本当の色」と言えるかもしれません。子供の時も思春期も、大人になってからもいろんな夢を見つけてきたし、その夢を叶えた先にまた新たな夢、「本当の色」をこれからも見つけていくのだなと思っていますね。

ーージャケットの絵は中川さんが描いているんですよね?

中川:最近、原画の持つパワーに圧倒される機会がとても多かったんです。デジタルのように「データ」としてではなくカタチとして残るわけじゃないですか。それで今回は、自分で絵を描くことにしました。難産でしたね。自分のアルバムのジャケットを自分で描くって、ずっとやってみたかったことでしたが、いざとなると何を描いたらいいのか全く思い浮かばなくて。でも、三原色にちなんで幼少期、思春期、大人になってからの姿を描くと決まってからは、とっても楽しかったです。最初は草原と空をバックにしようと思ったんですけど、その時々に自分が大事にしていた、他人にとってはガラクタかもしれない「宝物」を背景に散りばめることにしました。まずは水彩画用紙に色鉛筆で描いて、色はデジタルで塗るという「いいとこ取り」のやり方で仕上げています。

ーーそういえば最近の中川さんは、ご自身のファンの中でも特に子どもたちへの思いが強くなっていますよね?

中川:そうなんです。というのも、自分を振り返ってみると絵を描くことや猫、歌うこと、ゲームなど、好きなことって大体子どものころに出会っていることに気づいたんですよね。そして自分が辛かった時、死にたかった時に、ずっとその好きなモノたちが私を助けてきてくれたのだな、って。そしてそれにまつわる夢が、大人になってからたくさん叶っているんですよ。小さい頃に夢中でやっていたことが、未来の私を助けてくれているというか。それを思うと、子どもの時の体験って本当に大事だと思うようになって。それからは、「今」と「未来」を作る子どもたちにたくさんの夢を届けられたらいいなという気持ちで活動しています。それが今年、一気にカタチになったことも嬉しいですね。

私のお仕事のキーワードは「生きた証を残したい」

中川翔子

ーー確かに昨年は「東京2020オリンピック・パラリンピック マスコット審査会委員」や「2025年大阪万博誘致スペシャルサポーター」を務めていますし、今年はNHK『令和特番』に出演したり、書籍『「死ぬんじゃねーぞ!!」 いじめられている君はゼッタイ悪くない』を発売するなど、未来の日本、そして子どもたちに向けての文化的、社会的な取り組みにも積極的な印象です。

中川:自分でもびっくりです(笑)。名だたる有識者に混じり、芸能界からは私だけ呼ばれてパネルディスカッションやトークセッションなどに参加することも多くて、そうなるとやはり責任も感じますね。委員会では激しく言い争っても、会議が終わればニコニコ談笑している人たちを見て、「大人って色々あるな、大変だな」って。ちゃんと自分の意見を話せるようにするいい経験になりました。もちろん、失敗することも傷つくこともいっぱいあるんですけど。

ーーそういう、様々な活動も全て、中川さんにとっては「歌」に凝縮されていくのですね。

中川:そう思います。私のお仕事のキーワードは「生きた証を残したい」で、歌がまさにそれだなと思っているんです。歌う時の息遣い、その時の精一杯な気持ちがずっと残るじゃないですか。それに、歌には普段のいろんな気持ちが反映されるし、こうやって音源になって人に聞いてもらって初めて命が吹き込まれると思うんです。さらにライブで歌って皆さんの記憶にも残り、そうやって脈々と受け継がれていくのが音楽の素晴らしさだなと。

ーーアルバムの中で、特に印象に残っている曲は?

中川:どの曲も思い出深いですが、例えば小林幸子さんと歌った「無限∞ブランノワール」では、中野という私の「ふるさと」に幸子さんをお連れし、中野サンプラザの前で一緒に歌ったことがとても思い出深いです。しかも、この曲があったからこそあの「風といっしょに」を歌わせてもらえるという未来にも繋がったのだと思いますね。

ーー小林幸子さんとは、プライベートでも親交があるのですか?

中川:はい。「無限∞ブランノワール」の頃から娘のように可愛がってもらっていて。免許を取った時にも「おめでとう!」って連絡をくださったんです。いつも私の近況を気にかけてくださる「お母さん」のような存在ですね。

ーー他には?

中川:「Magical Circle」(『魔法陣グルグル』ED主題歌)を歌わせてもらったのも嬉しかったです。『魔法陣グルグル』は、10歳くらいの頃にドハマリしましたね。この曲は、ククリちゃん(「魔法陣グルグル」のヒロイン)のキャラソンのような楽曲で、12歳くらいのククリちゃんになりきって歌うときは、声優のお仕事で身につけたスキルを使うことができました(笑)。

ーー「ドリドリ」(『ポケットモンスター XY』EDテーマ)は、「空色デイズ」と並ぶライブの定番曲ですよね。

中川:はい。「夢って素敵だし、一つじゃなくてたくさん見つけていいんだよね?」と思わせてくれる大好きな曲で、やっとアルバムに入れることができるので、惜しみなくファーストトラックにしました。アルバム冒頭からいきなりクライマックスという展開がとても気に入っています(笑)。

ーー先ほど「風といっしょに」の話が少し出ましたが、1998年に公開されたポケモン映画第一弾『ミュウツーの逆襲』の主題歌「風といっしょに」を、映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の主題歌としてポケモンキッズ2019、小林幸子さんとのコラボで歌うというのは感慨深いものがあったのでは?

中川:「風といっしょに」はもう、何かあるたびに聴いて童心に戻るということをずっとしてきてた大切な曲ですね。しかもこの曲と、TVアニメ「ポケットモンスター XY」のエンディングテーマ「タイプ:ワイルド」は、オリジナルリリースは21年前の曲ですし、アルバムの最後に入っている「ある日どこかで」という曲は、25年前に亡くなった父が残した言葉をもとに作ったんです。それを思うと時も超えているし、シチュエーションも全然違う。私の声も年代や、一緒に歌う人によって全然違うと思うんですよね。メチャメチャ面白いアルバムになったと思っています。

大切な人への「愛」は、時を超えて伝わってくる強いメッセージ

中川翔子「ある日どこかで」Music Video

ーーさて、ここからはその「ある日どこかで」で作編曲を担当したウォルピスカーターさんを迎えての対談です。もともとこの曲は、中川さんのお父さま(中川勝彦)のメモ書きから始まったそうですね。

中川:はい。今年の夏頃に父の遺品を整理する機会があったんですけど、押し入れから出てきた大量のスケッチブックには、書き残した作りかけの歌詞や、ノートに書かれたメモ、ちょっとしたイラストなどがたくさん残っていて。さきほどジャケットを描き下ろした話をさせてもらいましたが、この時も「直筆の力ってすごいな」と改めて思ったんですよね。そしたらちょうどレコーディングの話が動き出したので、何か1曲くらい父と一緒に出来ないかなと。

ウォルピス:ある日、寝ていたらマネージャーから電話があって。「中川翔子さんのお父さまの詞をもとに曲をプロデュースしてほしい」というオファーが来たっていうんですよ。もう、重大な役目のプレッシャーから胃が痛くなりましたね(笑)。僕で本当にいいのだろうか? と。

中川:初めてウォルピスさんの歌を聴いた時に「なんて美しい声を持った女性なのだろう」と思いました。なのでプロフィールに「高音系男子」と書いてあるのを見て驚きましたね。しかも高い声だけではなく、いろんな声色を使って様々なジャンルの曲を歌いこなせるから、どんな人なんだろう? と気になっていました。顔出しもしていないから尚更ですよね。しかも年齢も20代と聞いて「若い!!」ってなった(笑)。

ウォルピス:あははは!

中川:私は割と最初からSNSにスッピンの写真を乗せたり、「尻を骨折した」とか呟いたりしてきたので(笑)、ウォルピスさんの神秘性みたいなものが羨ましかったです。実際のウォルピスさんはどんな人なんだろう、気難しい感じの人だったらどうしよう……と思ってたら、収録スタジオで「おはようございます!」とめっちゃ爽やかな声で迎えてくださったから、改めてびっくりしました(笑)。思わず「本物だ!」って叫んじゃいましたよね。

ウォルピス:僕からしたら、しょこたんといえば、テレビでもご活躍されている「雲の上の人」じゃないですか。会う前はめっちゃ緊張していましたね。でも、会っていきなり「本物だ!」って言ってくださり、一気に緊張が溶けていきました。僕もすかさず「本物だ……!」と返しましたが。

中川:想像上の人物が実際に生きていることにすごく感動するんですよ。ネットの顔出ししてない人と、漫画家さんに会える瞬間が一番嬉しい。「うわー生きてる!」って。

(一同笑)

ーー中川さんは、お父さんのメモをどのようにまとめて歌詞にしていったのですか?

中川:メモの中には父らしい言い回しがたくさんありました。ずっとロック系の音楽の仕事がしたくて、そのために書き溜めていた歌詞らしく。それらをすべて読んで……膨大な量だったし読むだけでも大変だったんですけど、特に「会いたい」という言葉、「愛」についてのフレーズが、様々な歌詞に散りばめられていたので、きっと父が一番言いたかったことが、この二つなのだろうと思ってまとめていきました。大切な人への「愛」は、時を超えて伝わってくる強いメッセージなんですよね。恋愛だけじゃなくて親子愛とか、友愛とか、ペットに対する種族を超えた愛もあるし。次世代に受け継がれる思いという意味も込めています。

ーー限られた時間の中、作詞と作曲を同時進行で進めていたとか。

中川:そうなんです。しかもレコーディングの前日にも「やっぱり、この言葉は入れたい」というのが出てきてしまったんです。〈この思い また逢えるまで さぁ風にのれ〉という言葉なのですが、色紙に直筆で書いてあるのが見つかって。どうやら、ファンの方へのサインにも、この言葉を添えていたみたいなんです。お墓にも彫ってあるくらい大事にしている言葉だったし、どうしても入れたくなって。追加でメロディを作ってもらっちゃったんです。重たいエピソードの上に、ややこしいオファーですみません……。

ウォルピス:いえいえ、とんでもない(笑)。

ーーウォルピスさんは、どんなことに気をつけながら作編曲をしましたか?

ウォルピス:しょこたんの声と、お父さんの歌詞をどうやって結びつけようか考えました。その時に思ったのが、僕の中でしょこたんといえば、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』に出てくるアリーナ姫のイメージなんですよ。しかも、サントハイム王国の国王であるアリーナ姫のお父さんも物語の中で行方不明になってしまう。そういった設定も、実際のしょこたんと重なる部分があるんじゃないかと。アリーナ姫は、お父さんが亡くなっても周りに心配かけないよう天真爛漫に振る舞っているんですよね。それで乗り越えていく彼女の姿と、しょこたんを重ね合わせながら作業を進めていきました。

ウォルピスカーター

中川:出来上がったデモ曲をウォルピスさんからいただいて、イントロを聞いた時点で「うわ! きた!!」って鳥肌が立っちゃいました。メロディもすごく素敵で、歌いながら「この曲に出会えてよかった」と何度も噛み締めました。早くライブで歌いたいですね。ちなみに、父がこの詞を書いたのって、おそらくウォルピスさんと同じくらいの年齢の頃なんですよ。

ウォルピス:ええー! そうなんですか?

中川:父が亡くなってもう25年経つから、かれこれ構想30年超の楽曲ということになるんですよ(笑)。ずっと新しいものに対してオープンな人だったし、今を生きるクリエーターの方に曲にしてもらえて、きっと今ごろ天国で「よっしゃ!」ってガッツポーズを取っていると思います。

ーー曲名は、ヤノット・シュワルツ監督による1980年公開のSF映画からとっているんですよね。

中川:そうなんです。私がまだ生まれる前、父と母が別れ話をした時に「これが最後だから」と観た映画らしいんですよ。映画は時を越えて会いにいくというストーリーで、これを観たことがきっかけで2人は復縁して、それで私が生まれたらしいんです。

ウォルピス:なんてロマンチックな話! というか、出てくるエピソードがすごすぎて……そんな大切なものに携わらせてもらえたなんて、光栄すぎます。

子どもたちの力が限界を超えさせてくれた

ーーボーカル録りは大変でしたか?

中川:父の思いが込められた歌詞なので、歌いながら泣きそうになったんですけど、後半でめっちゃ高いメロディが出てくるので泣いている暇がなくなりましたね、「キタコレ、ウォルピスさんだわ!」って(笑)。〈風にのれ〉の“の”の部分を上手く風に乗せるまで、後頭部を押さえながら歌いました。ウォルピスさんは、いつもどうやってあの高音ボイスを出してるんですか?

ウォルピス:基本的に自宅が録音スペースなんです。防音ブースを置いてそこで録っているのですが、時間の使い方はだいぶ特殊ですね。ウォーミングアップをしてから歌を歌うんですけど、その日の体調によって、どのくらい声が持つかも違います。まず一度大きな声を出して、その喉の感じで「今日はイケル」とか「今日はちょっとしか歌えないな」って分かる。大抵は20分を全力で歌って、そのあとは必ず昼寝をします。

中川:昼寝!?

ウォルピス:寝ないと喉が元に戻らないんですよ。なので、レコーディングが佳境に入っている時は1日に7回くらい寝ていますね。ただ、連日のように大声で歌っていたら、以前住んでいたアパートの大家さんに「女性の叫び声が聞こえる」と言われたことがあって(笑)。「聞いた覚えないですね」ってしらを切り通しましたけど。

中川:あははは。「出した覚えはある」けど(笑)。最初から高音系男子だったんですか?

ウォルピス:いや、最初は男性キーでした。中学生の頃にレミオロメンさんの「粉雪」という歌が流行って。あの曲の一番高い音がA(ラ)で、そこを男が出せたらすごいと言われてて、当時はギリギリ歌えるくらいだったんですけど、今はその1オクターブ半くらい上の声が出るようになりました。

中川:ひー! すごい努力をされたんでしょうね。人って自分の限界を勝手に決めてしまいがちだし、そこまでの努力すら難しいのに、限界を超えて進化していくってすごい。

 「限界を超える」といえば、この間とあるイベントに出た時、体調が悪くなって「ちょっとステージに立てないかも」ってなったんです。でも、子どもたちの「しょこたーん!」という声を聞いた途端、それまで薬とかまったく効かなかったのにシャキッと立ち上がり、そのあと3時間半歌って喋れたんです。子どもたちの力が限界を超えさせてくれたというか。思い返すと、今年だけでもたくさんの限界を超えてきましたね。年齢なんて関係ないというか、大人になってもやりたいことや夢は見つかるなと。

ーー来年1月、ウォルピスさんのライブに中川さんがゲスト出演されるそうですね。

ウォルピス:そうなんです。自分のラジオのレギュラー番組にご出演いただいた時に、無理を承知でお願いしたら、出ていただけることになって!

中川:誘ってもらえてとても嬉しいです!

ウォルピス:「ある日どこかで」は絶対に歌いたいですし、しょこたんの曲や僕の曲を一緒に歌うのも面白いかなと思っていて。急遽決まったことなので、詳細は未定なのですが、楽しみにしていて欲しいです。

インターネットは「“ふるさと”に近いものがある」

ーー中川さんもウォルピスさんも、インターネットでの活動により注目されたといえますが、お二人にとってネットとはどんな存在なのかを最後に聞かせてください。

ウォルピス:僕は学生時代、どちらかといえば陰キャというか。みんなのペースに合わせて勝手に疲れたりとかしていたんですけど、インターネットは自分のペースで向き合えるし、自分を応援してくれる人を見つけられる場所だったんですよね。「ふるさと」に近いものがあります。

 それと、僕は「言霊はある」と思っていて。今ってやりたいことや将来の夢を言葉にするのは「恥ずかしい」という空気がありますよね。「将来ダンサーになりたい」とか「歌手になりたい」「科学者になりたい」とか人前ではなかなか言えないんですけど、インターネットだとそれが言いやすいじゃないですか。それに、外に発信することで決意が固まりますし、放った言葉は結局のところ自分に返ってくると思うんです。

中川:私も昔は居場所がなかったですね。学校もうまくいかないし、お仕事もうまくいかず、「生きてきた証なんて何もない」と思っていたので、最初はブログに「呪いの言葉」を残そうと思っていたんです(笑)。でも「こうやってネガティブなこと反芻しても意味ないし、万が一誰かが見た時に嫌な思いをさせるな」と思って直前で思いとどまった。それで、「せめて好きなものについて書こう」と思って文章を書き始めたら、いろんな人から反応をもらえるようになり、「そうか、私はここにいていいんだ」「好きなことを言ってもいいんだ」と思えて。そこから毎日が楽しくなって、性格も引っ張られていったんですよね。

 ウォルピスさんがおっしゃったように、本気で好きなものを、本気で「好き」って言い続ければ人生変わるんだなって思います。実際、私も、深海が好き過ぎってずっと「好き」って言い続けてたら実際に深海に潜ることもできたので。夢が見つかり、それが叶っていく場所がインターネットだと思います。

ウォルピス:え、中川さん深海に潜ったんですか? 僕、深海大好きなんですよ。

中川:ほんとに? 深海の話なら何時間でも話せますよ!

(取材・文=黒田隆憲/写真=林直幸)

■リリース情報
中川翔子 5th album『RGB 〜True Color〜』
発売日:2019年12月4日(水)
赤盤(完全生産限定盤)¥7,480(税込(CD+DVD+絵本+グッズ)

<収録曲>
①「ドリドリ」中川翔子 (作詞:中川翔子・岩里祐穂 作曲:鈴木健太朗 編曲:黒須克彦)
②「RGB」中川翔子 (作詞:中川翔子・meg rock 作曲・編曲:Yu)
③「LUCKY DIP」中川翔子 (作詞:岩里祐穂 作曲:中村泰輔 編曲:齋藤真也)
④「Heavy Girl」中川翔子 (作詞:根本宗子 作曲・編曲:koshin)
⑤「blue moon」中川翔子 (作詞:中川翔子・meg rock 作曲・編曲:加賀山長志)
⑥「Magical Circle」TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.中川翔子 (作詞・作曲・編曲:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND)
⑦「無限∞ブランノワール」しょこたん❤さっちゃん (作詞・作曲・編曲:前山田健一)
⑧「PUNCH LINE!」しょこたん❤でんぱ組 (作詞・作曲・編曲:前山田健一)
⑨「ミスター・ダーリン」CHiCO with HoneyWorks meets 中川翔子 (作詞・作曲・編曲: HoneyWorks)
⑩「六畳間から、世界へ」中川翔子 meets スカイピース (作詞:スカイピース・前山田健一 作曲:スカイピース・前山田健一・宮川拓 編曲:前山田健一・宮川拓)
⑪「mrcl」中川翔子 feat.みきとP (作詞・作曲:ゆとり 編曲:みきとP)
⑫「ネコブギー」しょこたん❤はるおみ (作詞・作曲・編曲:細野晴臣)
⑬「風といっしょに」小林幸子&中川翔子 (作詞:戸田昭吾 作曲:たなかひろかず 編曲:亀田誠治)
⑭「タイプ:ワイルド」中川翔子 (作詞:戸田昭吾 作曲:たなかひろかず 編曲:前山田健一)
⑮「愛してる」中川翔子 (作詞・作曲・編曲:前山田健一)
⑯「ある日どこかで」中川翔子 (作詞:中川勝彦・中川翔子 作曲・編曲:ウォルピスカーター・ケントカキツバタ)

<DVD収録曲>Music Video 全9曲
①「ドリドリ」Music Video
②「無限∞ブランノワール」Music Video
③「blue moon」Music Video
④「Heavy Girl」Music Video
⑤「風といっしょに」 Music Video
⑥「タイプ:ワイルド」Special Music Video
⑦「mrcl」Music Video
⑧「六畳間から、世界へ」Music Video
⑨「ある日どこかで」Music Video

<完全生産限定盤グッズ>
・中川翔子作・画の絵本「ちび太の聖火ランナー 〜2020 ver.〜」(全48p・フルカラー)
・中川翔子とBEAMSが共同プロデュースする「mmts」“RGB”絵柄エコトートバッグ(全3種のうちランダム1種封入)

緑盤(初回生産限定盤)¥3,980(税込)(CD+DVD)
<CD収録内容>全10曲
①「ドリドリ」中川翔子
②「RGB」中川翔子
③「LUCKY DIP」中川翔子
④「Heavy Girl」 中川翔子
⑤「blue moon」中川翔子
⑥「六畳間から、世界へ」中川翔子 meets スカイピース
⑦「mrcl」中川翔子 feat.みきとP
⑧「風といっしょに」小林幸子&中川翔子
⑨「タイプ:ワイルド」中川翔子
⑩「ある日どこかで」中川翔子

<DVD>Music Video 全9曲
①「ドリドリ」Music Video
②「無限∞ブランノワール」Music Video
③「blue moon」Music Video
④「Heavy Girl」Music Video
⑤「風といっしょに」 Music Video
⑥「タイプ:ワイルド」Special Music Video
⑦「mrcl」Music Video
⑧「六畳間から、世界へ」Music Video
⑨「ある日どこかで」Music Video

青盤(通常盤)¥1,980(税込)(CDのみ)
<CD収録内容>全8曲
①「ドリドリ」中川翔子
②「RGB」中川翔子
③「blue moon」中川翔子
④「六畳間から、世界へ」中川翔子 meets スカイピース
⑤「mrcl」中川翔子 feat.みきとP
⑥「風といっしょに」小林幸子&中川翔子
⑦「タイプ:ワイルド」中川翔子
⑧「ある日どこかで」中川翔子

■新タイアップ情報
「六畳間から、世界へ」中川翔子 meets スカイピース
イオン九州 株式会社「のびるっちPANTS」CMソング
11月7日より、九州全域にて放映中

■中川翔子5th album発売記念リリースイベント
<公演日時・会場>
10月14日(月・祝)14:30〜 新潟県 リバーサイド千秋 リバーサイドコート
10月20日(日)14:30〜 福岡県・筑紫野ベレッサ 1Fパームコート
10月22日(火・祝)14:30〜 茨城県・イオンモール土浦 専門店街1F花火ひろば
11月3日(日)16:30〜 石川県・イオンモールかほく グリーンコート 
11月4日(月)14:30〜 大阪府・イオンモール堺鉄砲町 屋外赤レンガ広場
11月17日(日)17:00〜 滋賀県・フォレオ大津一里山 B1F・センターコート

■ライブ情報
『Shoko Nakagawa presents X’mas ディナーショー 2019 ありがとうの笑顔〜5th anniversary Ballad with Strings〜』
日程:2019年12月23日(月)
会場:ザ・プリンス パークタワー東京 ボールルーム(B2)
受付17:30/開場18:00(予定)
ディナータイム18:30〜20:00
ショータイム20:00〜21:30

チケット:全席指定36,000円(税込)
一般発売日:2019年10月4日(金)10:00〜
※中学生未満は入場不可。
※チケットは一人につき1枚必要。

■関連情報
公式サイト「しょこたんねっと
公式ブログ「しょこたん♡ぶろぐ

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