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96分で描く13人の青春群像「スパゲティコード・ラブ」三浦透子や清水尋也がアピール

ナタリー

「スパゲティコード・ラブ」公開記念舞台挨拶の様子。左から青木柚、土村芳、三浦透子、清水尋也、八木莉可子、丸山健志。

「スパゲティコード・ラブ」の公開記念舞台挨拶が本日11月27日に東京・シネクイントで行われ、キャストの三浦透子、清水尋也、八木莉可子、青木柚、土村芳、監督を務めた丸山健志が登壇した。

本作は現代の東京で生きる13人の若者たちの行動が複雑に連鎖し、思いもよらぬエンディングへと向かって行くさまを描く青春群像劇。三浦がシンガーソングライターになる夢をあきらめた桜庭心、清水がFacebookで5000人を超える友達を持つ大森慎吾、八木が天才と呼ばれる広告クリエイター・黒須凛、青木が片思い中の高校生・赤羽圭、土村が恋人に尽くすことだけが生きがいのカフェ店員・剣持雫を演じたほか、倉悠貴、古畑新之、xiangyu、香川沙耶、上大迫祐希、三谷麟太郎、佐藤睦、ゆりやんレトリィバァがキャストに名を連ねている。

登場人物それぞれのエピソードが描かれる群像劇ゆえに、三浦は「撮影でお会いした人が少なく、この舞台挨拶で初めましての方が多い。楽屋では『別の作品で共演しましたよね』という話題で会話をつなぎました」と珍しい状況に笑う。そんな三浦との共演に清水は「久々の共演でしたが、距離感を感じさせないリラックスした関係性で撮影に臨めました。先輩の胸を借りる思いでした」と感謝した。

本作はMONDO GROSSO「ラビリンス」のミュージックビデオなどを手がけ、映像ディレクターとして活躍してきた丸山の初長編劇映画。三浦は「こだわった画作りと、生っぽさ・リアリティを感じるセリフがあって、その緩急がすごい。観る人の心を動かす作品だと思います」とアピールする。清水も「丸山監督ならではの普段観ることがない角度で撮られた自分の画があったりして、新鮮な気持ちで観ることができました。登場人物が切り替わるギミックなど、映像技術にも注目していただきたいです」と見どころを語る。土村は「観終わったあとに映画の登場人物たちのように、明日も大丈夫だと思えるのが魅力的」、八木は「先入観を持たずにまっさらな状態で観てもらってもお楽しみいただけます」とお薦めし、青木は「13人の群像劇だけれど、それぞれに個性がある。1人ひとりがもがく姿が、僕たちの生きる現実と地続きで描かれている点がすごく好きです」と話した。

96分という尺で13人の登場人物が複雑に絡み合うさまを描いた本作。丸山が人数の多い群像劇を監督するうえで意識したのは「13人のキャストたちの均等なバランス」だったそう。「13人の悩みは本質的に似ているところがあり、いくつかの部分でつながりを感じさせるような編集をしています」と演出意図を説明する。またSNSで「おしゃれなだけじゃなく、心をえぐられる内容だった」という感想を目にしたことに触れ「本当にうれしい。もがきながら生きる若者を描きましたが、そのもがきも肯定して、観る人の背中を押すきっかけになれたらと思います」と語り、「作品を観終わったあとに歩く渋谷の景色が少しでも彩られていたらうれしい。映画のマジックで日常を彩ることができたら」と思いを紡いだ。

「スパゲティコード・ラブ」は東京・WHITE CINE QUINTO(ホワイトシネクイント)ほか全国でロードショー。

(c)『スパゲティコード・ラブ』製作委員会

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