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EXILE、東京ドームライブで釜石東中学校の生徒114名と共演 「Rising Sun」で日本を元気に

リアルサウンド

18/10/23(火) 17:00

 東日本大震災の復興を願ってスタートしたダンスプロジェクト「Rising Sun Project」に参加する岩手県釜石市立釜石東中学校の生徒114名が、10月21日に東京ドームにて開催された、EXILEにとって3年ぶりとなるドームツアー『EXILE LIVE TOUR 2018-2019“STAR OF WISH”』に出演し、訪れた観客5万3,000人の前でEXILEメンバーとともに復興支援曲「Rising Sun」のダンスパフォーマンスを披露した。

 今回の共演は、「ダンスで日本を元気に! 夢の課外授業 中学生Rising Sun Project」の一環として行われたもので、今年も様々な自然災害があったことを受けて、EXILEメンバーが改めて「被災地の子どもたちと一緒にステージでパフォーマンスをしたい」との想いから、釜石東中学校にオファーをしたことで実現。同プロジェクトは、子どもたちへの教育支援活動を行う二十一世紀倶楽部と、株式会社LDH JAPANに所属するEXILEメンバーが、2011年に起こった東日本大震災への復興支援として始まり、今年で第7期目を迎える。

 LDHでは『エンタテインメントだからこそできる社会貢献活動』をテーマに掲げ、これまで東日本大震災を始め、熊本地震、西日本豪雨など、各地で大きな被害を受けた子どもたちに元気や夢を届けたいという想いから「日本を元気に!」を合言葉に、このプロジェクトに取り組んできた。EXILEメンバーがダンスの「先生」として、中学生に復興支援ソング「Rising Sun」の振り付けを教えるという内容で、これまで約3,000人の中学生が参加している。

 今年8月19日には、岩手県釜石市立釜石東中学校の生徒たちが、かつて校舎を構えていた地に完成した「釜石鵜住居復興スタジアム」のオープニングを祝うべく、EXILEメンバーと共に「Rising Sun」のダンスパフォーマンスを行い、大きな反響があったばかり。プロジェクトリーダーを務めるEXILE ÜSAは、「ほとんどの子がダンスを踊るのが初めてで、いきなりレベルの高い『Rising Sun』を踊るというこのプロジェクトに戸惑っている子もいたのですが、僕らが初めて教えたその日からみんなで協力しあって、教えあったりして、高めあってくれて、その3カ月後、釜石の復興スタジアムで見事なパフォーマンスを見せてくれました。それをEXILEメンバーが見て、本当に感動してくれて、『一緒にステージに立てたらすごく素敵だよね』と言ってくれたので、今回のコラボレーションが実現しました」と、共演の経緯を説明した。

 また、EXILE ÜSAは本番前、楽屋で緊張の面持ちで待機している子どもたちに向けて、「今日まで本当に練習を頑張ってくれてありがとうございます。先生からリハーサルの映像を送ってもらって、日々みんなが上手くなって、気持ちも高まっているのをすごく感じていました。ステージで今日のリハーサルも見たんですが、ほぼほぼ完ぺきだったと思います。本番はお客さんの歓声や照明がすごくて圧倒されると思うけど、皆が一生懸命に踊ってくれれば、『Rising Sun』の曲の思いが絶対に伝わるはず。僕もみんなと一緒に踊っている気持ちで応援してるので、最高のパフォーマンスにしましょう!」とエールを送った。

 ライブの終盤、EXILE TAKAHIROによる「『Rising Sun Project』の釜石東中学校のみんなが来てくれました。スペシャルコラボレーションです!」との呼び声で、いよいよ「Rising Sun」のパフォーマンスがスタート。花道に十字に並んだ生徒たちは、揃いの赤いTシャツに白いパンツという姿で、曲に合わせて踊り始める。最初は緊張からか、動きに固さも見られたが、曲が盛り上がるに連れて次第に慣れた様子を見せて、複雑なステップを華麗にこなす姿も見られた。観客たちを手拍子で大いに盛り上げて、曲の最後では高らかに天を指差し、EXILEメンバーとともに堂々とライブを締めくくった。この日の経験は、EXILEメンバーにとってはもちろん、生徒たちにとっても忘れがたい貴重なものになったに違いない。

 同じくプロジェクトのリーダーを務めるEXILE TETSUYAが、ライブの最後に「EXILEは、EXILEにしかできないこと、やらなければいけないことがあり、『Rising Sun Project』は使命だと思って続けてきました。釜石東中学校の114名は今日、バスで9時間かけて会場まで駆けつけてくれました。たくさん練習しました、皆さん、大きな拍手をお願いします!」と呼びかけると、会場は再び大きな歓声に包まれた。

 終演後、生徒たちの楽屋を訪れたEXILE ÜSAとEXILE TETSUYAは、それぞれ「ドームの上の方から、皆さんのことを見ていたんですけれど、本当に頑張ったんだなということが伝わる素晴らしい踊りでした。みんな揃っていたし、気持ちが一つだなということがパフォーマンスを通じて伝わってきて、感動しました」(EXILE ÜSA)、「こんなに素敵なダンスを踊れることは、ダンサーの僕でも数えるくらいしかないことだと心から感じています」(EXILE TETSUYA)と、生徒たちの努力を讃えた。また、生徒はダンスを教えてくれたお礼に、作曲家・ミマスと共に作ったという合唱曲「いつかこの海をこえて」を二人に向けて歌った。

 EXILE ÜSAは、同プロジェクトの展望について、「東北が徐々に復興していく流れはあったものの、その間にも日本にはたくさん自然災害が起こったりして、被災した子どもたちも増えてしまったという現実もあります。この楽曲で少しでも元気になってくれる方がいるなら、もっともっと被災地に足を運んで、皆の力で日本を元気にしたいという気持ちが、今はより強くなっています。今まで数々の中学生と出会って踊って来たんですけれど、こういう風に形になることでまた新たな第一歩が踏めました」と語った。また、EXILE TETSUYAは、「釜石東中学校の子たちが紹介されて、明かりがついた瞬間に、お客さんが大きな拍手で迎えてくれました。EXILEファンはなんて暖かいのだろうと思いました。みんなの頑張りや、悲しい出来事もすべてひっくるめて見守ってくれた皆さんにも改めて感謝したいです」と、訪れたファンへの謝辞も述べた。

 なお、『EXILE LIVE TOUR 2018-2019“STAR OF WISH”』は2019年2月までかけて、札幌、大阪、名古屋、福岡など各地で開催される予定だ。

(取材・文=松田広宣)

■ライブ情報
『EXILE LIVE TOUR 2018-2019 ″STAR OF WISH″』
2018年日程:
11月10日(土)札幌ドーム
11月17日(土)福岡ヤフオク!ドーム
11月18日(日)福岡ヤフオク!ドーム
11月23日(金・祝)ナゴヤドーム
11月24日(土)ナゴヤドーム

2019年日程:
1月26日(土)福岡ヤフオク!ドーム
1月27日(日)福岡ヤフオク!ドーム
2月02日(土)ナゴヤドーム
2月03日(日)ナゴヤドーム
2月10日(日)京セラドーム大阪
2月11日(月・祝)京セラドーム大阪
全席指定 ¥11,880(税込)
※6歳以上有料、5歳以下入場不可
※都合により興行内容の一部を変更する場合あり。
一般発売日:
<2018年公演>8月4日(土)
<2019年公演>12月8日(土)
※関東公演の開催に関しましては、現在スケジュール調整中。
調整つかない場合もあり。

■関連リンク
EXILE 公式HP
EXILE FRIDAY公式Twitterアカウント

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