朗読劇『日の名残り』
20/9/13(日)
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの原作『日の名残り』を朗読劇として取り組もうという挑戦的な公演である。二度の大戦から戦後にかけての英国が舞台背景。物語は一人語りで進む。語るのは貴族の屋敷ダーリントン・ホールに仕えた老執事スティーブンス。彼が追求し続けてきたのは品格ある執事の道だった。出演者がユニークだ。眞島秀和、桂やまと・ラサール石井がダブルキャスト、大空ゆうひ・小島聖がダブルキャスト、さらに劇作家のマキノノゾミ。上演台本・演出が村井雄。現在と思い出が交錯していく中、人は尊厳と品格を持って自分らしく生きられるか。英国で最高の文学賞、ブッカー賞を受けたイシグロの代表作である。
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