伝統芸能がモチーフ、「よあけの焚き火」に柳楽優弥がコメント
19/1/25(金) 16:02
「よあけの焚き火」
土井康一の劇場デビュー作「よあけの焚き火」が、3月2日に公開決定。あわせて、本作を鑑賞した柳楽優弥、多摩美術大学名誉教授および前橋文学館館長を務める萩原朔美のコメントが到着した。
伝統芸能をモチーフにした本作。650年の伝統を守る狂言方の家に生まれた男・大藏基誠と、10歳になる息子の康誠、そして家族を失った少女・咲子の物語が、ドキュメンタリーとフィクションを行き交いながら紡がれる。大藏基誠と大藏康誠が実名で出演したほか、鎌田らい樹、坂田明が出演に名を連ねた。
柳楽は「康誠君のとても綺麗な目、優しい声に惹かれました」とコメント。そして萩原は「この映画との対話によって、自分の行く末が見えてきた。『よあけの焚き火』はそういう力を秘めた、静謐な空のような映画なのである」と語っている。
「よあけの焚き火」は、東京・ポレポレ東中野にて上映。3月2日と9日には、監督とキャストによる舞台挨拶が行われる予定だ。
柳楽優弥 コメント
康誠君のとても綺麗な目、優しい声に惹かれました。彼の懸命な姿を見つめる咲子にも笑顔が増えて行く。咲子は狂言を知っていたのか、それとも知らずに笑顔になれたのか。能楽師狂言方の力強さを感じた。よし。また、観に行こう。
萩原朔美 コメント
焚き火とは映画のことである。映画の放つ光の揺らめきの前で、観客は静かに告白を始めるのである。わたしもこの映画との対話によって、自分の行く末が見えてきた。「よあけの焚き火」はそういう力を秘めた、静謐な空のような映画なのである。
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