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BKBが目指すは「令和の星新一」、しずる村上も絶賛「丸裸の川崎史貴が出ている」

ナタリー

20/8/21(金) 20:34

しずる村上(左)とバイク川崎バイク(右)。

バイク川崎バイクの著書「BKBショートショート小説集 電話をしてるふり」(ヨシモトブックス)の発売を記念し、本日8月21日にオンライントークイベントが開催された。

「BKBショートショート小説集 電話をしてるふり」は投稿サイト・noteでBKBが発表してきた45作と書き下ろしの5作をまとめたBKBの作家デビュー作。SNSなどで大きな反響を呼んだ表題作「電話をしてるふり」をはじめ、恋愛やミステリー、SFなど多彩なジャンルの作品を著者によるセルフレビューと共に味わえる。

イベントでは、緊急事態宣言下の外出自粛期間中、何度もBKBとリモート飲みをして執筆活動の経過も聞いていたというしずる村上が司会を務め、BKBにインタビュー。BKBはコント作りとショートショートの執筆は近いものがあるといい、「1人コントを10年以上やっていて、設定(を出すこと)は苦じゃなかったし、もともとたくさんメモしていた。言い方は変やけど、この設定は(登場人物が)複数いるからできんなっていうものはショートショートにすることもありました」と説明し、表題作の「電話をしてるふり」は“コンパ(で一度会った)レベルの女の子”から聞いた話がもとになっていると明かした。

終演後にはオンラインで囲み取材が実施され、反響の大きさや重版の喜びを語ったBKB。もともと、意外な結末で楽しませるショートショートというジャンルが好きで、中編、長編に挑戦するよりも「ショートショートを極めたい」と語り、「芸人のショートショートといえばBKB」「令和の星新一はBKBかもね」などと言われる将来を夢想する。

BKBをよく知る村上は「もともとコントを書けるし、物語を表現したい人だと思うんですが、人前に出るとこのビジュアルやネタのイメージで伝わらないこともある。でも文章だと純粋に川崎史貴(BKBの本名)の頭の中がそのまま表現できる。丸裸の彼が出ている」と本人に代わって魅力を熱弁。BKBも「普段のBKBとブン(文)筆家としてのBKBの幅は出せたかなと思います」と手応えを感じている様子で、「僕の、書きものとしての姿を、ぶつけられたかな……とは」と余韻を残すような表現の「BKB」コメントで締めくくった。

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