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トレント・レズナー&アッティカス・ロス、『WAVES』オリジナルスコア担当の経緯を語る

リアルサウンド

20/3/4(水) 18:00

 4月10日公開の映画『WAVES/ウェイブス』のオリジナルスコアを担当した、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーとアッティカス・ロスが制作の経緯を語った。

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 『ムーンライト』『レディ・バード』『ヘレディタリー/継承』などの話題作を発表してきた映画制作会社A24が放つ本作は、『イット・カムズ・アット・ナイト』のトレイ・エドワード・シュルツ監督最新作となる、傷ついた若者たちが、再び愛を信じて生きる希望の物語。時代や国境を越えて誰もが体験する青春の挫折、自分を成長させる恋愛、親子問題、家族の絆といった普遍的なテーマを、少ないセリフながら繊細に、現代的な手法で描写する。

 なお本作は、シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作。フランク・オーシャンをはじめ、ケンドリック・ラマー、アニマル・コレクティヴ、カニエ・ウェスト、レディオヘッドら時代を映す楽曲31曲が、登場人物の感情とリンクするように使用されている。

 『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞作曲賞を受賞し、その後も『ドラゴンタトゥーの女』『ゴーン・ガール』などの音楽制作を務め、今夏アメリカで公開されるピクサー・アニメーション・スタジオ製作『Soul(原題)』の担当も決定しているレズナーとロス。本作でのサウンドデザインに際し、劇中の効果音やセリフをサンプリング、本編使用楽曲と自分たちのスコアをアレンジで流れるように繋げるなど様々な工夫を施している。

 レズナーは本作のオリジナルスコアを担当する経緯について、「以前から面白いことをしてるな、一緒に仕事をしてみたいなと思う人たちのリストを作っているんだ。そこにトレイの名前も入っていた。アッティカスも俺も『イット・カムズ・アット・ナイト』が大好きで、何か特別なものがあると思った。それで、デビュー作の『Krisha(原題)』を観て、衝撃を受けたんだ! 『WAVES/ウェイブス』の脚本は今までに読んだどんな脚本とも違っていた。読んだ瞬間、これは紛れもなく、適当な仕事でも気楽な仕事でもなく、誰かが心血を注いで作ったもので、この映画にとてつもない時間を費やして興味深いビジョンと全体像を作ったんだと分かった。トレイはまだキャリアが浅いけど本物だ。それに、これに打ち込むのは最高のプロジェクトだったよ!」と語っている。 (文=リアルサウンド編集部)

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