Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ギャスパー・ウリエルが大量虐殺を生き延びた兵士役に 『この世の果て、数多の終焉』8月公開決定

リアルサウンド

20/6/11(木) 16:00

 第二次大戦末期のベトナムを舞台にした戦争映画『To the Ends of the World(英題)』が、『この世の果て、数多の終焉』の邦題で8月15日より全国順次公開されることが決定した。

参考:『1917』は何を伝えようとしたのか 長回しの意味、監督の作家性、宗教的モチーフから考察

 「フランス映画祭2018」でも上映された本作は、第二次世界大戦末期、フランス領インドシナの凄惨な戦場の実態と、傷ついたひとりの兵士の魂に迫った戦争ドラマ。主人公ロベールを演じるのは、『ロング・エンゲージメント』『ハンニバル・ライジング』『サンローラン』のギャスパー・ウリエル。グザヴィエ・ドラン監督と組んだ『たかが世界の終わり』ではセザール賞に輝いた。また名優ジェラール・ドパルデューが、ロベールの魂を救済しようとする作家役で出演。「フランス映画祭2016」で上映された『愛と死の谷』のギョーム・ニクルーが監督を務めた。

 1945年3月、フランス領インドシナ。駐屯地での殺戮をただひとり生き延びたフランス人兵士ロベールは、兄を殺害したベトナム解放軍の将校ヴォー・ビン・イェンへの復讐を誓い、部隊に復帰する。しかし、険しい密林でのゲリラとの戦いは苛烈を極め、憎きヴォー・ビンの居場所は一向につかめなかった。その悪夢のような日々のなか、マイというベトナム人の娼婦に心惹かれるロベールだったが、復讐の怨念に駆られる彼はもはや後戻りできない。やがて軍規に背く危うい行動を繰り返し、理性を失ったロベールは、さらなるジャングルの奥地に身を投じていくのだった。

 公開されたポスタービジュアルでは、ベンチに1人佇むフランス人兵士の姿が。“ここが最も「死」に近い場所。”とコピーが添えられている。(リアルサウンド映画部)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む