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デリヘル嬢の「世話係」が見つめる真実 □字ック『タイトル、拒絶』が開幕

ぴあ

21/1/31(日) 11:00

□字ック『タイトル、拒絶』

山田佳奈が主宰し、去年旗揚げ10周年を迎えた「□字ック」。第14回本公演『タイトル、拒絶』が、2月5日(金)に開幕する。

「□字ック」は、レコード会社のプロモーターだった山田が一念発起して立ち上げた劇団だ。10周年を機に、所属俳優を持たず、山田作品の発表の場として活動をリスタート。それぞれに異なる人生を生きる者どうしのコミュニケーションの困難や、年齢にふさわしい速度で成長できない大人たちの葛藤を描く。「旗揚げ10周年企画」として今回上演される『タイトル、拒絶』は、第六回本公演として初演され、サンモールスタジオの2013年最優秀演出賞を受賞した作品。2019年には山田が脚本・監督を務め、伊藤沙莉の主演で映画化もされた。

デリバリーヘルスの事務所で、世話係として働く主人公「カノウ」。デリヘル嬢たちから、あらゆる不平不満やわがままを一身に受けている。かつてカノウはこの店に体験入店したものの、いざ「本番」を迎えるとなったら、客の前から逃げ出した過去があるのだ。そんな彼女は、一番人気のデリヘル嬢「マヒル」の姿に、小学校のクラス会で演じた『カチカチ山』を思い出す。ウサギばかりがちやほやされていた、あの頃。一方、店では、とある新入りが入店した途端、それまでの秩序や序列が大きく崩れだすのだったーー。

主人公「カノウ」役には、映画や舞台で強い存在感を放つ木竜麻生。華と実力をあわせ持つ人気俳優・宮崎秋人や、本作品の初演を観て作品に惚れ込んだという美保純らが名を連ねる。初演とは異なる布陣で、初演から7年が経った今だからこその『タイトル、拒絶』を編み上げる。公演は10日(水)まで、東京・本多劇場にて。

文:小川志津子

□字ック 第14回本公演 旗揚げ10周年企画
『タイトル、拒絶』
脚本・演出:山田佳奈
出演:木竜麻生 / 小島梨里杏 / 川添野愛、鈴木たまよ、樹麗、田野優花 / 宮崎秋人、池田良、後藤剛範 / 信川清順、早織、安藤聖 / 美保純

2021年2月5日(金)~2月10日(水)
会場:東京・本多劇場
※政府の緊急事態宣言および東京都の緊急事態措置等をうけ、開幕日が当初の2月4日から変更になっています。
http://www.roji649.com/kyozetsu/

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