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市川染五郎声優起用のきっかけは三谷かぶき、劇場アニメ「サイダーのように」

ナタリー

20/3/24(火) 12:44

「サイダーのように言葉が湧き上がる」完成報告会より。左からイシグロキョウヘイ、市川染五郎、杉咲花。

劇場オリジナルアニメーション「サイダーのように言葉が湧き上がる」の完成報告会が、昨日3月23日に東京・新宿ピカデリーで行われ、出演者の市川染五郎と杉咲花、監督のイシグロキョウヘイが登壇した。

「サイダーのように言葉が湧き上がる」は、染五郎演じる内気な俳句少年・チェリーと、杉咲演じるコンプレックスを隠すためにマスクをしている少女・スマイルの高校生2人による青春物語。今回が声優初挑戦となる染五郎は、まず映画を観た感想を「感動した」と語り、「何もかも初めてだったので不安が大きかったのですが、それを乗り越えて、無事皆様に作品をお届けできる。お客様の反応が気になりますね」と声に喜びをにじませた。杉咲は「音楽も楽しくて、映像もポップでカラフル。ポジティブなパワーを受け取ってもらえる作品になっていると思います」と自信を見せた。

イシグロはチェリー役のキャスティングについて「劇中で、チェリーはスマイルから『かわいい声』と評されるのですが、その“かわいい声”とは何か悩みました。演じる声優さんも、チェリーの年齢に近いほうがいいのかなと考えながら、歌舞伎を観に行ったところ、三谷幸喜さんの新作歌舞伎に出演していた染五郎くんを観て。『チェリーがいた!』と素直に思いましたね」と経緯を話す。これを受け、染五郎は「自分にとって三谷さんの歌舞伎はとても大切な舞台でした。なので、そこからまた違う挑戦や成長につながっていくことが本当にうれしい」と思いを述べた。

役どころについて、染五郎は「チェリーと自分は、とてもよく似ているんです。人見知りで人としゃべるのが苦手なところや、俳句という自分の好きなものがあって、そこに情熱を秘めているところも。僕も歌舞伎が大好きなので、通じるものがありました」と語る。また、司会から本作に対しての家族の反応を聞かれると、染五郎は「父(松本幸四郎)は1人で試写会に行ったみたいで、『よかったよ』と声をかけてくれました。……具体的にどこがよかったかは言ってくれませんでしたが(笑)」と明かし、イシグロがそれに「思春期の親子感あるね(笑)」と続けると、会場は笑いで包まれた。

イベントでは、3月27日に15歳の誕生日を迎える染五郎へのサプライズ企画が行われた。染五郎には、劇中でチェリーが使っているものと同じモデルのヘッドフォンと、染五郎が大ファンだというマイケル・ジャクソンをモチーフにした巨大なベアブリックがプレゼントされた。「サイダーのように言葉が湧き上がる」は5月15日に全国ロードショー。

※2020年5月13日追記:「サイダーのように言葉が湧き上がる」は、新型コロナウイルスの影響で公開延期になりました。

(c)フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会

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