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乃木坂46 白石麻衣卒業後の新曲「明日がある理由」フォーメーションの特徴は? 岩本蓮加ら次世代がフロントに並んだ背景

リアルサウンド

20/11/8(日) 6:00

 乃木坂46が11月3日に開催された『高校生クイズ』の予選大会にて新曲「明日がある理由」を初披露した。

 乃木坂46が『高校生クイズ』のメインサポーターを務めるのは2016年から数えて今年で5年連続。「僕だけの光」(2016年)、「泣いたっていいじゃないか?」(2017年)、「あんなに好きだったのに…」(2018年)、「僕の思い込み」(2019年)と毎年番組への応援ソングとして参加する高校生に披露してきている。特に「泣いたっていいじゃないか?」はクイズ好きとしても知られ、今では『Qさま!!』(テレビ朝日系)の新人見習いMCにまで上り詰めた高山一実の初センター曲としてファンの間で大切にされている楽曲だ。

 今年は新型コロナウイルスへの対策として、エントリーした高校生のみがリモートで大会に参加でき、乃木坂46のパフォーマンスをライブ配信で楽しむことができる形が取られた。そんな限られたファンのみが視聴できる環境の中、たちまちSNSでトレンドをさらったのが、そのフォーメーションだ。

 センターを務めるのは、現在高校2年生の岩本蓮加。岩本と共にフロントに立つのは、高校1年生の筒井あやめ、昨年「僕の思い込み」でセンターを務めた遠藤さくらという3人。続いて、2列目には下手から梅澤美波、山下美月、久保史緒里、賀喜遥香、与田祐希、大園桃子という3期生、4期生からなる6人。さらに、3列目には裏センターを務める齋藤飛鳥を中心に生田絵梨花や堀未央奈など1期生、2期生メンバー9人が据えられている。

 高校生メンバーを中心にした「泣いたっていいじゃないか?」に続く、『高校生クイズ』のテーマに沿ったフォーメーションであることは言うまでもないが、注目したいのは今回披露されたタイミングと人選だ。

 白石麻衣の卒業シングル『しあわせの保護色』がリリースされたのが3月。本来は5月に東京ドームで3日間にわたり卒業コンサートが開催される予定であったが延期となり先日、10月28日に配信ライブとして開催される運びとなった。その間、約7カ月。CDがリリースしにくい情勢ということもあるが、乃木坂46は7月に齋藤をセンターにした配信シングル「Route 246」で新たなグループの形を提示しつつも、CDという形でのシングルは控えていた。前向きな気持ちで白石を送り出すことができた乃木坂46は、その6日後に新曲「明日がある理由」を披露しているというわけだ。

 話題の中心にあるのは岩本のセンターであるが、よくメンバーを見ていくと「Route 246」の選抜であることに気づく。そして、「しあわせの保護色」は1、2列目に白石を囲むように1期生、3列目に2期生、3期生、4期生が並んでいたが、「明日がある理由」はまるで「しあわせの保護色」を逆転させたかのようなフォーメーション。これからの乃木坂46を先輩メンバーが後ろから見つめる陣形とも捉えることができる。まさに、「しあわせの保護色」から「Route 246」までを繋ぐ、乃木坂46の次代を映した配置だ。

 ブルーを基調とした爽やかかつ愛らしい新衣装も、各メンバーのInstagramやブログにて公開になっている。「Route 246」に続く、乃木坂46の新たな一歩が私たちに届けられる日はきっと近い。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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