没後5年、桂米朝の上方落語に対する功績を鑑み、米朝の門弟たちによる米朝が掘り起こした落語をはじめ、その芸の継承を披露する落語会。出演は、桂米團治、桂ざこば、桂南光ほか。 3月20日、21日、22日の大阪の『米朝五年祭』は中止となってしまった。東京からもゆかりの三遊亭円楽らがゲスト出演する予定だった。 米朝の子息の桂米團治は、記者会見で「『米朝ゆかりの噺で一席』という企画が実現できることに偉大さを感じます。披露する噺も米朝が掘り起こして今に伝えているものが多く、米朝が居なければ世に出ていなかった作品の数々を楽しんでもらいたい。また、この企画を通して桂米朝の品格を一門に、さらにお客様にお伝えできればと思います」と語っている。 東京公演が中止にならないことを切に願うばかりである。