Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

主演・尾野真千子と監督・石井裕也、「茜色に焼かれる」コロナ禍での撮影振り返る

ナタリー

21/5/15(土) 15:00

「茜色に焼かれる」撮影現場にて、手前左から尾野真千子、石井裕也。

尾野真千子主演作「茜色に焼かれる」のメイキング写真が到着した。

7年前に理不尽な交通事故で夫を亡くし、息子を1人で育てる主人公・田中良子を尾野が演じた本作。経営していたカフェはコロナ禍で破綻し、花屋のバイトと夜の仕事の掛け持ちでも家計は苦しいが、もがきながら懸命に生きようとする良子たちの姿が映し出される。息子・純平を和田庵、純平が憧れを抱く良子の同僚・ケイを片山友希、交通事故で命を落とす夫・陽一をオダギリジョー、良子とケイを見守る風俗店の店長を永瀬正敏が演じた。

メイキング写真には、マスクやマウスシールドを装着して万全の体制で撮影に挑むスタッフとキャストの姿が。監督の石井裕也は「新型コロナウイルスの感染リスクを下げるため、まずは現場に出入りする人間を極端に削減しようとした。スタッフはもちろん少人数体制で、エキストラもここぞという場面しか呼んでいないので、ただでさえ少ないスタッフが何度も何度もエキストラ出演している。あるスタッフは多分5シーンぐらい出演している」と、コロナ禍での撮影の苦労を語った。

また尾野は「日に日に感染者や亡くなられる方が増えていくのを見ていて、事務所に『新しい仕事はちょっとできないです。今やっている仕事も考えさせてください』と伝えていました。そんなときに石井監督から台本が送られてきて。読んでみたら、いろんなものが押し寄せてきて、これはやらないとアカンな、と。女優を休んでいる場合じゃない、やりたい! もしこの作品で何かが起こっても後悔しないんじゃないかって。死ぬ気でがんばります、と監督にも伝えました。それは冗談でもなくて、本気の『死んでもいいからがんばります』でした」と本作に対する覚悟を明かした。

「茜色に焼かれる」は5月21日に全国で公開。

※「茜色に焼かれる」はR15+指定作品

(c)2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ

アプリで読む