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「ピーター&ザ・スターキャッチャー」開幕、入野自由が自信「演劇の魅力が詰まった舞台に」

ナタリー

20/12/11(金) 10:22

「ピーター&ザ・スターキャッチャー」より。(撮影: 宮川舞子)

「ピーター&ザ・スターキャッチャー」が、12月5・6日のプレビュー公演を経て、昨日10日に開幕した。

本作は「ピーター・パン」の前日譚を描いた小説「ピーターと星の守護団」を、劇作家リック・エリスが戯曲化した作品。日本初演となる今回は、ノゾエ征爾が演出を手掛け、演奏を田中馨と野村卓史が担当している。

開幕に際しノゾエは「次々と切り替わる風景を、生演奏と共に、気楽に楽しんでいただけたらと思います。皆さんと一緒に、ピーターの船の帆をあげていけましたら、それ以上の喜びはありません」とコメント。主演の入野自由も「こどももおとなも楽しめる作品になるよう、必死にみんなで探りながら作ってきました。シンプルな舞台上でキャストが身体を使って表現する、演劇の魅力が詰まった舞台になっています。楽しみに観に来ていただければ嬉しいです」と来場を呼びかけている。

なお出演者はほかに、豊原江理佳、宮崎吐夢、櫻井章喜、竹若元博、玉置孝匡、新川將人、KENTARO、鈴木将一朗、内田健司、新名基浩、岡田正が名を連ねている。公演は12月27日まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。

ノゾエ征爾コメント

いやぁやばいです。間に合ってないです。ってそれはもちろん冗談ですが、まんざら冗談とも言い切れないくらい探索の尽きない作品です。そしてこの作品は特に、お客さんが最後のピースを担う要素が強いように感じます。次々と切り替わる風景を、生演奏と共に、気楽に楽しんでいただけたらと思います。皆さんと一緒に、ピーターの船の帆をあげていけましたら、それ以上の喜びはありません。

入野自由コメント

僕が演じる「少年」は、永遠の少年「ピーター・パン」になる男の子。特別な男の子のようですが、素朴で人間味のある子です。僕自身も、役者をやっている上で、自分の取り柄ってなんだろうと周りを見渡したときに、僕は普通だな、特別な人間じゃない気がすると感じ、引け目に思うことがあります。今回はそこを逆手に、自分自身がもつ素朴さや普通だと感じる部分が、ピーターと巧くリンクしたらいいなと思っています。

こどももおとなも楽しめる作品になるよう、必死にみんなで探りながら作ってきました。シンプルな舞台上でキャストが身体を使って表現する、演劇の魅力が詰まった舞台になっています。楽しみに観に来ていただければ嬉しいです。

「ピーター&ザ・スターキャッチャー」

2020年12月10日(木)~27日(日)※12月5日(土)・6日(日)はプレビュー公演。
東京都 新国立劇場 小劇場

原作:デイヴ・バリー、リドリー・ピアスン
作:リック・エリス
音楽:ウェイン・バーカー
翻訳:小宮山智津子
演出:ノゾエ征爾
出演:入野自由、豊原江理佳、宮崎吐夢、櫻井章喜 / 竹若元博、玉置孝匡、新川將人、KENTARO / 鈴木将一朗、内田健司、新名基浩、岡田正
演奏:田中馨、野村卓史

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