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松尾スズキがガウン姿で108人の女性に囲まれる、人生相談では「みんな孤独」

ナタリー

19/10/18(金) 11:38

「108~海馬五郎の復讐と冒険~」公開直前イベントの様子。

「108~海馬五郎の復讐と冒険~」の公開直前イベントが10月17日に東京・神楽座で行われ、監督・脚本・主演を担った松尾スズキが出席。タイトルにちなみ108人の女性に囲まれた松尾は、劇中さながらガウン姿で登場し人生相談に応じた。

本作はSNSで妻・綾子の浮気を知った脚本家・海馬五郎が、投稿についた「いいね!」の数だけ女を抱き、たった1カ月で資産1000万円を使い切る復讐計画に挑む愛憎劇。長編監督作4本目にして、初めて主演を務めた松尾は「1本くらいは主演作を残しておきたいと思いました。再婚をきっかけに、自分の肉体の限界を考えたとき、身体能力のあるうちに主演作を撮りたいと思いました。老いて見えてしまう前に残しておきたかったんです」とその訳を明かした。

上映中はひっきりなしに笑いが起きていた本作だが、特に「五郎のお父さんが死ぬ病院のシーンは面白い!」と自ら太鼓判を押す松尾。「LiLiCoさん、栗原(類)さん、秋山(菜津子)さんが次々に笑いを起こして、最後に坂井(真紀)さんが大きく落とすんですよね。観ている人の笑いをかっさらっていくんです。このシーンでこの映画のポテンシャルが決まったも同然でした。面白いですよ!」とアピールする。本作の出来栄えについて「この作品が1つの基準となりました。ここからがまた新たなスタートです」と語る場面も。

人生相談のコーナーでは「孤独とどう付き合っているのか?」という質問が飛んだ。松尾は「みんな孤独」と切り出し、「映画や演劇のような文化も孤独を埋めるもの。自分と向き合うのはみんな嫌だが、そんな自分と向き合うのが孤独というものなんです。そのバランスを取っていくのが大事」と回答を残した。

「108~海馬五郎の復讐と冒険~」は、10月25日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。

※「108~海馬五郎の復讐と冒険~」はR18+指定作品

(c)2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会

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