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SixTONES 田中樹はグループ内の“バランサー” パフォーマンスや人物像から見える魅力

リアルサウンド

19/12/16(月) 7:00

 ジャニーズ事務所公式サイト「Johnny’s net」に単独ページができ、いよいよデビューが間近に迫ってきたSixTONESとSnow Man。2019年12月31日から2020年1月1日に放送される『ジャニーズカウントダウン2019-2020』(フジテレビ系)にも出演すると発表され、デビュー組への仲間入りを果たし始めている。彼らの活躍を受け、これまでSixTONES・松村北斗、京本大我、ジェシーと取り上げてきた「SixTONES&Snow Man徹底解剖」。第4弾は、グループのまとめ役・田中樹に注目したい。

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 田中は1995年6月15日生まれの24歳。メンバーの松村とは3日違いの同級生だ。ジャニーズ事務所に入所したのは2008年で、Sexy Zone・中島健人や菊池風磨と同年入所、Sexy Zone・佐藤勝利やKing & Prince・岸優太の先輩にあたる。そんな田中は、元KAT-TUN・田中聖の実弟ということもあり入所当初から注目を集め、2008年にはJr.内ユニット・Hip Hop JUMPを結成。その後、森本慎太郎とともにスノープリンス合唱団を経て、2012年のテレビドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)へ出演。人気を博した通称“バカレア組”が2015年に再び集まり、SixTONESが結成されたというわけだ。

 こうして長年ジャニーズJr.として経験を積んできた田中は、まさに“バランサー”と言えるだろう。まずは、グループでの立ち位置に注目すると分かりやすいのではないだろう。ライブのMCでも田中が舵を切っていくことがほとんどで、SixTONESのYouTubeアーティストチャンネルやジャニーズJr.チャンネルにアップされている動画でも、ほぼ全てで田中が仕切りをやっている。というのも、SixTONESメンバーはとにかく賑やか。とりわけジェシーや森本は自由奔放すぎて、収拾がつかないことも。少し前の『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)では、田中自身がボケて先輩ジャニーズにツッコまれるという場面が少なくなかったが、SixTONESでそれをやっては大変、ということで自らこの立ち位置を担っているようだ。常に周りを見て、自分が何をしたら良いかを的確に判断できている証拠だ。そしてその能力は目を見張るものがあり、どんなやり取りにも的確に対応して話をまとめることができるため“言葉の魔法使い”と呼ばれていることは有名だろう。

 さらに、SixTONESのパフォーマンスにおいても“バランサー”だ。京本、ジェシーのボーカル、森本のアクロバット、松村のセクシーなダンス、努力の結果が如実に表れている髙地優吾のダンス、それらをつなぐのが、田中のラップであろう。2019年8月8日に開催された『ジャニーズJr.8・8祭り~東京ドームから始まる~』では、HiHi Jets・猪狩蒼弥、7 MEN 侍・本高克樹、少年忍者・川崎皇輝、ヴァサイェガ渉を引き連れてラップ曲を披露。一コンテンツとして成立したのは、田中のラップがキャッチーでレベルが高く、後輩たちをうまくまとめ上げていたからに他ならない。そのラップをSixTONESの楽曲に加えることでグループの色を出し、かつまとまりを作っているのだ。

 そして、田中という一人の人間の中でも“チャラさ”と“真面目さ”のバランスが絶妙だ。一見、“ちょっといかつい今どきの爆モテお兄さん”という印象の田中。実際YouTubeにアップロードされている動画のいたるところで、“パリピ”のような仕草が見て取れる。だが、根が真面目なのだろう、やる時はきっちりやってくれるのが田中の魅力だ。例えば『DVD「素顔4」発売記念インタビュー』。デビューが発表された時の心境を聞かれた田中は、神妙な面持ちで「僕たちだけのライブじゃないってのもあったし、今まで一緒にやっていたメンバー、後輩、先輩が知らない中での発表ってのがすごく不安で」と語っている。常に周りに気を配り、気遣い、相手がどう思うかを真摯に考えているからこそでてくるコメントではないだろうか。

 バランス能力に優れた人物は、グループで活躍する上で必要になってくる。まとめ役や楽曲へのエッセンス的な役割としてだけでなく、田中自身のバランスの取れた人物像も多くの人を虜にしている理由なのだろう。(高橋梓)

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