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「七つの大罪 The STAGE」開幕に納谷健「運命を感じてほしい」

ナタリー

18/8/3(金) 23:31

「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」公開記念「七つの大罪 The STAGE」公開ゲネプロより。

本日8月3日に「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」公開記念「七つの大罪 The STAGE」が東京・天王洲 銀河劇場で開幕。これに先駆け本日、同劇場にて囲み取材とゲネプロが行われた。

「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されている鈴木央のマンガ「七つの大罪」は、かつて王国転覆を図ったとされる伝説の騎士団・七つの大罪の冒険を描いたヒロイックファンタジー。映画「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」の公開を記念して上演される本作では、脚本・演出を少年社中の毛利亘宏が担当する。出演者には納谷健、梅澤美波(乃木坂46)、有澤樟太郎、長谷川かすみ、斎藤直紀、北村諒らが名を連ねた。

本作のストーリーは、騎士団・七つの大罪の団長であるメリオダスと、彼と共に七つの大罪の残りのメンバーを探す王女エリザベスを主軸として繰り広げられる。階段状の舞台装置の上で、歌とダンスを交えながら物語はテンポよく展開。戦闘の場面ではステージ上に設置された可動式の幕や舞台全体に映像が投影され、魔力や“神器”を用いたファンタジー世界のバトルがダイナミックに表現された。

メリオダス役の納谷健は天真爛漫な笑顔を浮かべつつも、全身を使った激しいアクションを披露して客席を沸かせる。梅澤は可憐な佇まいで心優しい王女・エリザベスを表現し、納谷演じるメリオダスとのコミカルな掛け合いでは観客の笑いを誘った。さらにアンサンブルキャストによる息の合った華麗なダンスや、本作のマスコットキャラクター・ホークが見せる愛らしい演技にもぜひ注目しよう。

ゲネプロ前に行われた囲み取材には演出の毛利、納谷、梅澤をはじめ、バン役の有澤、ディアンヌ役の長谷川、キング役の斎藤、ゴウセル役の北村、ギルサンダー役の榊原が登場。納谷は「稽古の段階から、『あらゆる殻を破っていこう』と一丸となって挑んできました。努力の結晶を披露できるのを楽しみにしています」と気合十分。また自身も原作ファンだと言う納谷は、「メリオダスが大好きで、演じられることに運命を感じました。あらゆる運命があって成り立っているステージで……それを観に来てくださるお客さんがまた運命を感じてくださったら」と感慨深げに語りつつ、観客にメッセージを送った。

納谷のコメントを受けた梅澤が「答えにくい! いいこと言ったから」と納谷に苦笑いを向けると、納谷は「っしゃ!!」とガッツポーズを取って会場を和ませる。改めて梅澤は、本作の見どころを「エリザベスとメリオダスの関係性」と紹介。梅澤は「エリザベスを演じていて、どんなところにいても助けに来てくれるメリオダスがすごくすごく頼もしい。普段はお茶目で“変態気質”なメリオダスだけど、大切な人を思う気持ちを誰よりも持っています。過去を背負いながら大切な人を守るために戦うのがすごく素敵」と魅力を語った。

有澤は本作の見どころを尋ねられると「一番注目してほしいのは、メリオダスを演じる(納谷)健の人間離れしたアクション」と即答。続けて「原作でもメリオダスの圧倒的な強さには惹かれるものがあったんですが、人間で唯一メリオダスを演じられるのは健だなって思いながら、稽古を観ていました。僕自身も体を張ってバンを演じていますので、ド派手なファンタジーアクションを楽しんで観ていただけたら」と呼びかけた。

身長915cmの巨人族の少女・ディアンヌを演じる長谷川は、「皆さん身長が気になったと思うんですけど、私は167cm(笑)。大きさをどう表現するのか、ぶっちゃけ心配なところもあったんですが……なるほどこういう演出か!というのを皆さんにもぜひ感じてほしいです」と笑顔を浮かべた。

「キングは心の葛藤が多いキャラクター。彼の心情の動きなどを見てもらえたらうれしいです」と話すのは斎藤。さらに隣の長谷川の衣装を示し、「ディアンヌの服はキングがプレゼントしたという設定。だから素材が同じなんです、そういうところも見てもらえたらなと」と裏話を明かしながらアピールした。

同じく見どころを聞かれた北村が「そうですねえ……そうですねえ……」と考え込む様子を見せると、榊原から「出せや!!」とツッコミが入り、共演者たちを笑わせる。北村は笑いつつ、「今回の話の中では(ゴウセルは)一番最後に仲間になるので、冷静にみんなのことを見ている。もともと原作のキャラが個性的なんですが、役者自身もすごくみんな個性的です。それが1人ひとり合っていて、いい色を出していて、舞台上で化学反応が起こっている。いろんな色を楽しんでいただけたらうれしいなと」と本作の魅力を述べた。

続く榊原は共演者を見渡しながら「ビジュアルが異常な完成度を誇っている」と述べて場を笑いで包む。続けて「このビジュアルに負けない、人間による(キャラクターの)体現をお楽しみください」と観客にメッセージを送った。

毛利は「(上演が)発表されたとき『舞台化できるか?』と、皆さんから散々声が上がったのを昨日のことのように覚えてまして」と述懐しつつ、「それをスタッフとキャスト全員の力で実現し、“ここまで形になるのか”と自信を持てる作品になったと思います。お客様を虜にする、“罪”深い作品ができたんじゃないかな」と出来栄えに自信をのぞかせた。

最後に出席者を代表して、毛利と納谷が挨拶した。毛利は「これが形になったらすごいぞ、日本で一番のショーができるぞ、と確信していますので、とにかく楽しみに来ていただけたら」と期待を煽る。続く納谷は「いろんなチャレンジをしてぶつかって殻を破って挑んできたので、そこにも輝きがあると思います。毛利さんの旗のもとみんなで作ってきましたが、人間が一丸となったときの輝きを演劇という形で感じていただいて、『七つの大罪』の魅力がより伝わればいいなと思います」と笑顔で呼びかけ、取材は終了した。

「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」公開記念「七つの大罪 The STAGE」の上演時間は、休憩15分を含む約2時間40分。公演は8月12日まで東京・天王洲 銀河劇場、18日から20日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われる。

なお8月12日17:00に開演する本作の東京千秋楽公演がニコニコ生放送で生中継され、20日13:30からは大阪千秋楽公演がRakuten TVで生配信されることが決定している。詳細は公式サイトを確認しよう。また本作のDVD・Blu-rayは来年2019年2月6日に発売される。

「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」公開記念「七つの大罪 The STAGE」

2018年8月3日(金)~12日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場

2018年8月18日(土)~20日(月)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原作:鈴木央「七つの大罪」(講談社「週刊少年マガジン」連載)
脚本・演出:毛利亘宏

キャスト

メリオダス:納谷健
エリザベス:梅澤美波(乃木坂46)

バン:有澤樟太郎
ディアンヌ:長谷川かすみ
キング:斎藤直紀

ゴウセル:北村諒

ハウザー:川隅美慎
ベロニカ:七木奏音
グリアモール:野村祐希
ジェリコ:小玉百夏
スレイダー:奈良坂潤紀
ヘルブラム:窪寺昭

ギーラ:はねゆり
ヘンドリクセン:輝馬
ギルサンダー:榊原徹士

アンサンブル:SATOCO / 青木謙、亀井英樹、北野淳、佐竹真依、高橋広吏、仲田祥司、吉田邑樹、吉野菜々子

声の出演

ホーク:久野美咲
エレイン:小岩井ことり

(c)鈴木央・講談社/「七つの大罪 The STAGE」製作委員会

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