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THE SPELLBOUNDはここからはじまる、“第二章”への一歩刻んだ初ワンマン

ナタリー

THE SPELLBOUND「THE SECOND CHAPTER」の様子。(Photo by oyaming)

BOOM BOOM SATELLITESの中野雅之とTHE NOVEMBERSの小林祐介によるバンド、THE SPELLBOUNDのワンマンライブ「THE SECOND CHAPTER」が昨日7月8日に東京・LIQUIDROOMで開催された。

昨年12月に活動開始をアナウンスし、今年1月から5月にわたって毎月新曲を発表してきたTHE SPELLBOUND。ワンマン形式で開催された「THE SECOND CHAPTER」は、彼らにとって初のライブとなった。

今回THE SPELLBOUNDは中野と小林に加え、BOOM BOOM SATELLITESでもサポートドラマーを務めた福田洋子、yahyelやDATSのドラマー大井一彌を迎えた4人体制で演奏を披露。冒頭を飾った「なにもかも」からダブルドラムという編成を生かし、地鳴りを引き起こすほどの轟音を炸裂させた。一方「はじまり」では中野の奏でるメロディアスなシンセの音色と、小林の伸びやかな歌声が絶妙に重なり合い、会場が温かいムードで包み込まれた。

中盤からは未発表の新曲やカバー曲が用意され、「YUME」という仮タイトルが付けられた新曲では、小林のギターを前面に押し出したサウンドが展開された。THE NOVEMBERS「TOKYO」のカバーは民族音楽を彷彿とさせるリズムが強調され、より幻想的なナンバーへと変化を遂げた。続くBOOM BOOM SATELLITES「BACK ON MY FEET」のカバーではイントロが流れ始めた瞬間、フロアは手拍子を行う人でいっぱいに。すると中野はトレードマークともいえるスタインバーガーのベースを手にして小林の隣へと移動し、激しく弾き合うパフォーマンスを繰り広げた。

THE SPELLBOUNDは終盤、小林の突き抜けるようなボーカルが疾走感を生み出した「FLOWER」を挟み、ラストナンバーとして仮タイトル「おやすみ」と題した新曲をプレイ。穏やかながらスケール感あふれるサウンドで、初ライブのフィナーレを壮大に彩った。全楽曲の演奏を終えると、小林は「初めまして。THE SPELLBOUNDです」「まだ始まったばかりですけれど、これから一緒に歩んでいきたいと思います」と一言。そして中野と固い握手を交わし、“第二章”へと向かう志を示した。

「THE SECOND CHAPTER」の模様は7月11日21:00から13日23:59まで、THE SPELLBOUNDのYouTube公式チャンネルにて無料配信されることが決定。ZAIKOでもプレミア会員を対象に7月15日から配信される。さらに12月18日には東京・USEN STUDIO COASTにてワンマンライブが行われることも決まった。バンドのLINE公式アカウントではチケットの先行予約を受け付けている。

THE SPELLBOUND「THE SECOND CHAPTER」2021年7月8日 LIQUIDROOM セットリスト

01. なにもかも
02. 名前を呼んで
03. はじまり
04. A DANCER ON THE PAINTED DESERT
05. YUME(仮)
06. TOKYO(オリジナル:THE NOVEMBERS)
07. BACK ON MY FEET(オリジナル:BOOM BOOM SATELLITES)
08. FLOWER
09. おやすみ(仮)

THE SPELLBOUND ワンマンライブ

2021年12月18日(土)東京都 USEN STUDIO COAST

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