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ナイロン100℃「イモンドの勝負」開幕にKERA「笑い声にならない可笑しさてんこ盛り」

ナタリー

ナイロン100℃ 47th SESSION「イモンドの勝負」より。(撮影:引地信彦)

ナイロン100℃「イモンドの勝負」が、11月20日に東京・本多劇場で開幕した。

「イモンドの勝負」は、2018年に上演された「睾丸」以来となるナイロン100℃の新作公演。出演者には大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコ、三宅弘城、峯村リエ、松永玲子、長田奈麻、廣川三憲、喜安浩平、吉増裕士、猪俣三四郎ら劇団員に加え、赤堀雅秋、山内圭哉、池谷のぶえが名を連ねた。

開幕に際し、作・演出を担うケラリーノ・サンドロヴィッチは「今回は『お客さんに合わせる』ということを全く考えずに創った作品です。自分としてはとても満足しています。私の満足しているものに、偶然満足してくれるお客さんが多いことを祈ります」「コメディはどうしてもウケてなんぼ、のようなところがありますが、笑い声にならない可笑しさというものも沢山あります。本作はそんな可笑しさもてんこ盛りにしたつもりです」と思いを述べる。

また主人公・タモツ役の大倉は「初日はまだお客様の反応がどうか感じる余裕も全然無く必死にやっているだけですが、相変わらずナイロン100℃は大変だな、という感じです。もうちょっと精度を上げていきたいと思いますので、是非劇場にお越しください」とメッセージを送った。

上演時間は15分の途中休憩を含む約3時間20分を予定。東京公演は12月12日まで行われ、本作はこのあと、12月18・19日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、21日に広島・JMSアステールプラザ 大ホール、25・26日に福岡・北九州芸術劇場 中劇場で上演される。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント

今回は「お客さんに合わせる」ということを全く考えずに創った作品です。自分としてはとても満足しています。私の満足しているものに、偶然満足してくれるお客さんが多いことを祈ります。

コメディはどうしてもウケてなんぼ、のようなところがありますが、笑い声にならない可笑しさというものも沢山あります。本作はそんな可笑しさもてんこ盛りにしたつもりです。

僕も還暦近くなりました。平均年齢が50歳を超える座組でこうした舞台をやる意義を感じています。若い人が同じ台本でやってもこうはなるまいと。劇団での創作でこそ生まれ得た強度を頼もしく思った初日でした。

大倉孝二 コメント

初日はまだお客様の反応がどうか感じる余裕も全然無く必死にやっているだけですが、相変わらずナイロン100℃は大変だな、という感じです。

もうちょっと精度を上げていきたいと思いますので、是非劇場にお越しください。

ご来場のお客様もありがとうございました。大倉でした。

ナイロン100℃ 47th SESSION「イモンドの勝負」

2021年11月20日(土)~12月12日(日)
東京都 本多劇場

2021年12月18日(土)・19日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2021年12月21日(火)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール

2021年12月25日(土)・26日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 中劇場

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二 / みのすけ、犬山イヌコ、三宅弘城、峯村リエ、松永玲子、長田奈麻、廣川三憲、喜安浩平、吉増裕士、猪俣三四郎 / 赤堀雅秋、山内圭哉、池谷のぶえ

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