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巨匠スコセッシ渾身の超大作『アイリッシュマン』が公開に!

ぴあ

19/11/15(金) 0:00

『アイリッシュマン』

マーティン・スコセッシ監督の最新作『アイリッシュマン』がいよいよ27日(水)からNetflixで独占配信される。本作はスコセッシ監督が朋友ともいうべき俳優たちーーロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシらを迎えて完成させた209分の超大作で、本日15日からは一部の劇場でも公開される。

本作の舞台は第2次世界大戦後のアメリカ。主人公のフランク・“アイリッシュマン”・シーランは実在のヒットマンで、伝説的な裏社会のボスに仕えて暗躍してきた。彼は全米トラック運転組合のリーダー失踪事件の容疑がかけられるが、その真相は? 戦後の混乱期に暴力でのしあがり、壮絶な場面をくぐり抜けてきた男たちの生き様が描かれる。

スコセッシ監督は長いキャリアを誇る巨匠監督で、これまでにもさまざまな名作を発表してきたが、キャリアを通じて同じモチーフや主題を繰り返し角度を変えて描いてきた。自身のホームタウンでもある大都市ニューヨークの暴力と孤独に満ちた生活、幼少期から学んできた神学にまつわる問題、そして敬愛するクラシック映画へのオマージュ……どの作品も重厚で衝撃的。中には評価が分かれる作品もあるが、映画ファンなら絶対に押さえておきたい作品が並ぶ。

監督は長年に渡って遠藤周作の小説『沈黙』を映画化することを模索し続けてきたが、2016年に『沈黙 -サイレンス-』がついに完成。生涯をかけて追ってきた神学や信仰の問題を最大規模で描き切ったスコセッシが、自身のキャリアのもうひとつの主題“社会と暴力”を最大規模で描くべく、こちらも長年に渡って追い続けてきた企画が『アイリッシュマン』だ。

そこで本作には『レイジング・ブル』『グッドフェローズ』など多数の作品でタッグを組んできたデ・ニーロ、ペシ、『ミーン・ストリート』『タクシードライバー』など初期作から出演しているハーヴェイ・カイテル、そして『ゴッドファーザー』ではデ・ニーロと“父子”を演じ、共演も多い名優パチーノら豪華キャストが集結。

撮影監督のロドリゴ・プリエトをはじめ、編集のセルマ・スクーンメイカー、プロダクション・デザイナーのボブ・ショウ、キャスティング・ディレクターのエレン・ルイスら“スコセッシ組”も勢揃いし、撮影は35ミリフィルム、VFXはILMが担当。スコセッシ・シンジケートが総力戦で挑む作品になった。

本作はすでに世界各国の映画祭で高評価を集めており、本年度の映画賞レースでもタイトルが挙がることになりそうだ。

Netflixオリジナル映画『アイリッシュマン』
11月27日(水)独占配信開始

本日からアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほかにて劇場公開

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