「ポスターアート集 幻影 ローラン・デュリューの世界」が本日1月7日に発売された。

映画宣伝で用いられる公式ポスターとは異なる魅力を放つ、オルタナティブポスターの制作で知られるローラン・デュリュー。映画の関連商品を販売するMONDOから作品を多数発表しているベルギー出身のイラストレーターだ。フランシス・フォード・コッポラ、スティーヴン・スピルバーグなどの映画製作者からも認められ、近年では2020年2月公開の「地獄の黙示録 ファイナル・カット」のアートワークを手がけた。

初の作品集となる本書では、これまでの創作の歩みをたどる。MONDOから販売された「めまい」「ジョーズ」「シャイニング」「ザ・マスター」といった映画のポスター群のほか、クライアントに却下されて未発表のまま保管されていた作品も多数収録された。序文はデュリュー作品のコレクターであるコッポラが執筆。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の脚本家として知られるボブ・ゲイルも「まったく新しい視点でクラシック映画を観る方法を教えてくれるのがローラン・デュリューの作品だ」とコメントを寄せている。

「ポスターアート集 幻影 ローラン・デュリューの世界」はグラフィック社より税込4290円で販売。サイズはA4変形判で計226ページとなる。