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嵐、2020年をもって活動休止へ “5人で嵐”の思いで下された決断とファンへの思い

リアルサウンド

19/1/27(日) 19:00

 嵐が、2020年12月31日をもってグループ活動を休止する。

(関連:嵐 大野智の歌って踊る姿が見たいーー輝き放つ次なるステージに馳せる思い

 ファンクラブ向けのサイトに投稿された5人の動画メッセージで明らかになった今回の発表。2017年6月中旬頃に大野智が「2020年をもって自分の嵐としての活動を終えたい」「嵐20周年、2020年という区切りで一度嵐をたたみ、5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか」「一度何事にも縛られず、自由な生活をしたい」とメンバーに打ち明け、何度もメンバー、個人間で話し合いを行い下した決断なのだという。

 思い起こせば、2017年3月におよそ14年半担当してきたレギュラーラジオ『大野智のARASHI DISCOVERY』(FMヨコハマ)の幕を下ろした大野。以降はソロ活動をおさえながら、嵐としての活動に注力していた印象だ。動画の中では他メンバーたちからも休止についての言葉が語られていたが、どのメンバーからも伝わってきたのは“5人で嵐”であり、“永遠に嵐”だという共通の思いだった。だからこそ、多くの話し合いの末、“解散”ではなく“休止”という選択がなされたのだろう。

 驚異的なセールス/動員数を誇ってきたCDリリース、ライブなどの音楽活動はもちろん、『VS嵐』(フジテレビ系)と『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)といった人気冠番組、「日立アプライアンス」「観光庁」「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」「日本航空」「日本郵便」のCM出演など、嵐の活動休止が社会全体に与える影響は大きい。NHKでは大相撲初場所千秋楽生中継中に「人気アイドルグループの嵐 来年末で活動休止と発表」とテロップでニュース速報が行われ、その他夕方帯のニュース・情報番組でも「国民的アイドルグループの活動休止」が速報として伝えられた。

 活動休止の発表からその日までに約2年のスパンを設けたことは、そうした各所への対応期間があることも想像される。しかし、松本潤はコメントの中で、グループが選んだ道をファンに理解してもらうまでには多くの時間がかかることを理解しているとも語っていた。『ARASHI Anniversary Tour 5×20』が追加スケジュールを含め、全50公演、総動員数237万5000人という日本史上最大規模の全国ツアーとして行われることと合わせて考えれば、できる限りの誠意をもって応援してくれるファンと向き合おうとする嵐らしい姿勢の表れとも受け止めることができる。

 あまりにも突然の発表にとまどいを隠すことはできない。しかし、嵐はただひたすら前を向いている。5人が出した一つの答えを受け入れ、今まで以上に嵐を好きになり、応援すること。休止までに残された期間に行えることはそれ以上にないように思う。(竹上尋子)

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