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松下まり子個展『Silent Resistance to Oblivion』 100部限定の作品集も

CINRA.NET

18/8/13(月) 21:30

『Silent Resistance』 ©Mariko Matsushita 2018 Pastel on Paper 41x53cm / Courtesy of KEN NAKAHASHI

松下まり子の個展『Silent Resistance to Oblivion』が、8月24日から東京・新宿のKEN NAKAHASHIで開催される。

1980年に大阪で生まれ、現在は東京に在住するアーティストの松下まり子。2016年に受賞した『第2回CAFAA賞』最優秀賞の副賞として、翌年に3か月間イギリス・ロンドンのデルフィナ財団でレジデンスプラグラムに参加したことをきっかけに、絵画表現に加えて、パフォーマンスや映像、写真など幅広い活動を展開している。

KEN NAKAHASHIでは、これまでペインティングが中心の個展を3回開催してきた松下。今回の展覧会では日々描き続けているというドローイング作品を展示する。あわせて会場では、絵と詩を収録したサイン入りのアーティストブックを100部限定で販売。松下は「ほんの小さな絵にも私自身の時間をスライスするように、誰かのそばにいるための直接的な生命をチラチラと燃やしていたいです」とコメントしている。

8月24日にはオープニングレセプションが行なわれる。詳細はKEN NAKAHASHIのオフィシャルサイトで確認しよう。

松下まり子のコメント

喫茶店や電車の中、私は自分の意識の底へとダイブするように小さな絵を描いています。
この没入は、辛かったことや悲しかったことも含めて、なぜ私は私なのか?なぜ、あなたはあなたなのか?その問いを忘れないための小さな抵抗のように感じます。
私は傷によって自分自身を忘れずにいるのですが、その傷を作る原因となった社会の歪みについては、抵抗し続けなければなりません。
さもなくば、私は(私たちは)、上手く麻痺させられ、何度も自分自身を失い、2度目3度目の死を押し付けられてしまいます。
ほんの小さな絵にも私自身の時間をスライスするように、誰かのそばにいるための直接的な生命をチラチラと燃やしていたいです。

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