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Snow Man 岩本照にある職人のような静かに燃え上がる熱量 活動再開を機に改めて考える“人としての魅力”

リアルサウンド

20/7/4(土) 6:00

 9人の拳で作った輪ーーSnow Manの公式Weiboに投稿された一枚の画像。

(関連:Snow Man 岩本照、演技からアクロバット、筋トレまで “スーパーマン”の裏に隠された努力

 7月1日にSnow Manの岩本照がファンクラブサイトで活動再開を報告。ファンや関係者への謝罪の言葉と共に、「再び活動させていただける事に感謝し、これからは沢山の笑顔を皆様に届けられるよう精一杯励んでいきます」と綴った。

 自粛期間中はSnow Manの8人のメンバーで、YouTubeライブでのパフォーマンス、YouTube動画撮影と、岩本の穴を埋めるように奮闘していた。ファンも同様、YouTubeの視聴やCDの購入で応援していた。

 岩本はさっそく、Snow Manが映画単独初主演、年内公開予定の映画『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』(滝沢秀明監督)の稽古に参加するという。

 岩本といえば、これまでの言葉や、見せてくれたパフォーマンスからはとにかくストイックな姿勢がみえてきた。2019年12月27日放送の『調べるJ』(テレビ朝日系)では、多い時には週9回複数のジムに通い、鍛えるパーツによってジムを選ぶという“超人”っぷりを明かしていた。

 昨年放送の『音楽の日2019』(TBS系)で、腹筋太鼓を披露したときのこと。カメラワークもさることながら、ひときわ存在感を放っていた岩本。亡き恩人に捧げるかのような、骨太な太鼓の音。出演メンバー全員を牽引するがごとく大きく声を張っていた。汗を流し、力の入った表情はキラキラとしたアイドル像とはかけ離れていたが、胸を打つものがあった。歯を食いしばって挑む岩本の姿は、まるで職人のような、静かに燃え上がる熱量を感じて胸を揺さぶられた。

 ジャニーズ事務所に自ら履歴書を送り、門を叩いた岩本。アクロバットに体幹を感じさせる美しいダンス、パフォーマンスに磨きをかけてきた。雑誌『Tarzan』では「筋肉吟遊詩人・岩本照 裏切りの筋トレ・メソッド」という連載を担当。グループでは、デビューシングル『D.D./Imitation Rain』のカップリング曲、「Crazy F-R-E-S-H Beat」の振り付けを担当するなど、仕事の領域も広がっている。

 以前、グループで表紙を飾った『an・an』(No.2157)で岩本はこう語っていた。「ジャニーズの肩書きだけで戦いたくない」。「アイドルなのに、そんなこともできるの? っていわれるようになりたいんです」。また、自分に足りないのはメンタルの強さである、とも。

 彼のひたむきな姿勢、ストイックさは語るまでもなく、バキバキに割れた腹筋、肩から腕についた筋肉……ひきしまった身体が全てを物語っている。自分をとことん追い込むことのできる人なのだ。

 過去には戻れない、流れた時間も取り戻すことはできないが、未来はある。今後は寂しい思いをしたファンに向けて、岩本にしかできない、岩本ならではのパフォーマンスで魅了してくれることだろう。(柚月裕実)

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