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朗読劇開幕に橋本良亮「ジャニーさん見てて」、新納慎也は「背負い投げしたい」

ナタリー

20/7/8(水) 20:22

左から新納慎也、橋本良亮、鈴木勝秀。

音楽朗読劇「日本文学の旅」が、明日7月9日に東京・よみうり大手町ホールで開幕する。これに先駆け本日7月8日に囲み取材が行われ、橋本良亮、新納慎也、上演台本・演出の鈴木勝秀が登壇した。

「日本文学の旅」は、日本文学が並ぶ架空の図書館を舞台に、司書と読書家に扮した2人の旅人が時空を超えた文学の旅に出るというもの。作中では日本文学の名作からの引用を交えながら、オリジナルの音楽と歌に乗せたステージが展開する。

橋本はジャニーズ事務所の所属タレントとして、新型コロナウイルスの影響による自粛期間を経て開幕する舞台出演のトップバッターとなる。これについて橋本は「初めはプレッシャーを感じていましたが、今は皆さんを笑顔にしたい気持ちでいっぱい」と気合十分に述べた。また滑舌に自信がないという橋本は、記者から朗読で最も大切にしたいこと尋ねられると「滑舌です!」と即答。その後笑い交じりに「普通の舞台なら動きでカバーできるけど、朗読劇は声で勝負するので緊張します」「噛まないぞ!と思うとプレッシャーを感じるので考えすぎず(笑)、お客さんにしっかり伝えられるよう努力します」と意気込みを述べる。さらに自身も朗読の経験があるというアナウンサーから「アドバイスをいただけますか」とリクエストされた橋本は「逆にアドバイスください! 僕、明日本番ですよ!」と切り返して会場を笑いで包んだ。

出演舞台「十二夜」が新型コロナウイルスの影響で一部中止となっていた新納は、舞台に戻れた喜びを「やはりホッとします」と噛み締め、「今座っていらっしゃるのは記者の皆さんだけど、客席に人がいてうれしいです」と感慨深く客席を見回した。橋本と新納は今回が初共演。ソーシャルディスタンスを保ちながら稽古が行われたことに触れ、新納は「稽古場で橋本くんに近寄れなかったので、仲よくなるタイミングがなかなかつかめなくて……ソーシャルディスタンスにこんな弊害があるのか、と思いました」と打ち明ける。橋本が新納の言葉にうなずいて「ハイタッチとかしたいですね」と言うと、新納は「ハイタッチも、ハグも、あと背負い投げとかもしたい!」と茶目っ気たっぷりに混ぜっ返し、仲むつまじさをのぞかせた。

本作には「古事記」「日本書紀」「源氏物語」のほか、夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介ら近代文学作家による作品の名場面やセリフが取り入れられる。このため上演台本は旧仮名遣いを交えて書かれており、台本を読み通せるようになるまでに橋本は3日、新納は1週間かかったという。新納は難しさのあまり、鈴木に「お客さんは1回観て理解できるんでしょうか?」と聞いたことを明かしながら、「スズカツ(鈴木)さんは『理解しなくていい。日本語の流れるような美しさを、音楽として聴いてもらえたらいい』とおっしゃっていました。素敵でしょう? これ赤字で書いてくださいね!」と報道陣にアピールし、場内を笑いで包む。これを受けて鈴木は「有名な作品の名場面が出てくるので、台本を読むより耳で聴くほうが内容を理解しやすいと思います。演じている2人には『難しい』と言われていますが、くだらないところや楽しいシーンも多いので、あまり構えずに観てもらえたら」と笑顔で続けた。

さらに橋本は、初日となる明日7月9日がジャニーズ事務所の代表取締役社長だったジャニー喜多川の1周忌であることに触れて「絶対に観てくれていると思う」と客席を示す。さらに「自分の中のジャニーさんと会話しながら初日を迎えたいと思います。ジャニーさんに、なんで自粛が明けて最初にやるジャニーズの(タレントが立つ)舞台が『SHOCK』とか『DREAM BOYS』じゃないんだ!と思われないようにしたいですね(笑)。『(トップバッターが)橋本でよかった』と安心してもらいたい」と意気込みを述べ、客席後方に向け「ジャニーさん、見てて!」と呼びかけて会見を締めくくった。

音楽朗読劇「日本文学の旅」の上演は、7月22日まで。なお本公演では新型コロナウイルス感染拡大予防のため、座席の左右を1席ずつ空けてチケットを販売しているほか、来場者の検温、公演時間中の看護師常駐といった対策がとられる。

音楽朗読劇「日本文学の旅」

2020年7月9日(木)~22日(水)
東京都 よみうり大手町ホール

上演台本・演出:鈴木勝秀
出演:橋本良亮(A.B.C-Z)、新納慎也、大嶋吾郎(Vo・Gt)、鈴木佐江子(Vo)

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