Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

年末年始特別企画 第12回

水先案内人 夏目深雪が選んだ2019年のベストムービー

 

① 『オーファンズ・ブルース』(5/31公開)

         
 
 

② 『毒戦 BELIEVER』(10/4公開)

         
 
 

③ 『ボーダー 二つの世界』(10/11公開)

         
 

ベスト3ということで選んだら、「境界線」や「揺らぎ」を感じた映画を3本になった。『オーファンズ・ブルース』は記憶が続く世界と、続かない世界。その境界線でただ旅をし続けるヒロインの美しい佇まい。『毒戦 BELIEVER』は本家ジョニー・トー版から、業界を牛耳る黒幕を意外な人物にずらした。その人物のあどけなさと残酷さの矛盾なき同居により、我々も映画内をゆらゆらと漂うことになる。『ボーダー 二つの世界』は、人間とは違う種族の生き様を通して、人間の性や生殖のあり方や、美醜そのものの境界線を我々観客に突きつけるダークファンタジー。

やっぱり、映画館を出る時に足がふらついているようじゃなきゃ、映画を観る意味なんてないのだ……。地域は日本、韓国、北欧と分かれたが、この3つは来年も期待できそう。

『オーファンズ・ブルース』(C)Riho Kudo
『毒戦 BELIEVER』(C)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved.
『ボーダー 二つの世界』(C)Meta_Spark&Karnfilm_AB_2018

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む