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カセットテープ・ダイアリーズ

20/7/2(木)

1987年というと、UKロック派とアメリカン・ロック派になんとなく別れていた時代で、劇中のセリフ通り「シンセサイザーが未来だ」と言うようにシンセポップが大ブレイクしてたもんね。a–haの『テイク・オン・ミー』なんかシンセの音で始まるし、ハワード・ジョーンズやらトンプソン・ツインズやら懐かしいし! それでも主人公のパキスタン移民の少年ジャベドは、時代を逆行するかのようにアメリカン・ロックのブルース・スプリングスティーンに陶酔していくんだから流行に乗らない姿勢もカッコイイ! 日本でいうならば佐野元春さんや、浜田省吾さんとかブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けているくらい70年代から活躍している真正面から叫ぶ男気系ミュージシャン。 そんなブルース・スプリングスティーンの名曲がこれでもかというくらい使われ、紡ぐ詩は影響されるわ、歌詞から勇気をもらい、恋をするわ、保守的な父親と対立するわ、偏見も人種差別も蹴飛ばせるようになり、文字という意思を手に人生を切り開いていくんだから、応援せずにはいられない! しかも、物語がなんと実話がベースと知ってさらに胸が熱くなってしまいましたわ。ミュージカルみたいなシーンもあるし、可愛い恋の行方にも胸が高鳴り。やっぱり『明日なき暴走』とか『ダンシング・イン・ザ・ダーク』とか今聞いてもサイコー過ぎだった。これは、映画館で応援上映したら間違いなく盛り上がる一本よぉ〜。

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