ベートーヴェン生誕250年を記念するコンサートがたくさん開かれていますが、まさにそれにふさわしい若手の第一人者による全曲演奏です。今回は、1月に引き続いての2回目。チェロ・ソナタ第1番、第3番がプログラムの中心をなしています。 第1回の演奏は、引き締まった音で、誇張なく明確な音楽を作り出し、その中に若々しいベートーヴェンの心の奥を抉り出していくようなみごとな演奏でした。今回も、きっとそれにも増して感動的な演奏を聴かせてくれるでしょう。とりわけ、最後に演奏されるチェロ・ソナタ第3番は名曲中の名曲です。 二人の力が爆発することでしょう。