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BOYSぴあSelection 第32回 さくらしめじ

さくらしめじ「デビュー5周年の集大成を共に歩んできたみんなに見せたい」

全1回

第1回

20/3/1(日)

現役高校生フォークデュオ・さくらしめじ。メンバーである田中雅功さんと髙田彪我さんは、2014年のデビュー以来、等身大の楽曲を独自の世界観で歌ってきました。ファンと共にメロディーを楽しみ、笑い、盛り上がり、スクスクと成長してきた2人ですが、気付けば高校卒業が目前! 今春、人生の新たな第一歩を踏み出します。

そんな節目に満を持してリリースされるのが、2020年3月4日発売の2ndアルバム「改めまして、さくらしめじと申します」。コミカルで微笑ましい曲から、心を揺さぶる激しい曲まで、バラエティに富んだラインアップ! デビュー5周年を経て得たものすべてを、つぎ込んだという力作です。

更には3月30日に、渋谷公会堂で高校最後のワンマンライブが開催予定。そんな2人の「今」を語る、リアルなトークをお届けします♪

「さくらしめじが、さくらしめじになる」今後を見据えたアルバム

── 1stアルバム「ハルシメジ」から約2年。この2ndアルバム「改めまして、さくらしめじと申します」ですが、タイトルに何か決意のようなものを感じます。

田中雅功(以下・雅功) 2019年の6月に、僕らさくらしめじはデビュー5周年を迎えたんです。そしてそれを機にいくつか目標を立てたんですが、中の1つに「さくらしめじが、さくらしめじになる」っていうのがありまして。

── 改めて、さくらしめじになる?

雅功 デビュー直後の中学生の時は、さくらしめじっていうものがまずあって、その上に僕らが乗っかって、引っ張ってもらっていたんですね。でもこれからは逆に、僕らがさくらしめじを背負って、引っ張っていきたい。アーティストとして、もう一歩先に行こうって意味を込めて、このアルバムタイトルにしました。僕らにとってこのアルバムが、今後の核となるものになればいいなって、思ってます。

── とても強い思いが込められたタイトルなんですね! では中身について、ご本人たちのこだわりや、聴きどころを教えてください。

髙田彪我(以下・彪我) 「改めまして、さくらしめじです」では、作詞・作曲から手掛けた曲が多く入っています。前回の「ハルシメジ」でもいくつか作詞・作曲はしていたんですが、更に深く音作りに関わるところから、参加したのが今回です。例えばドラムの音の出方とか、ギターの音色の決め方とか……バンドのレコーディングにも直接携わったりして。

── 表現だけじゃなく、制作の大部分にも入り込んだんですね。

彪我 作詞・作曲から最後の作業まで、全曲立ち会ったので、1stアルバムより、自分発信になったと思います。

雅功 やりたいことが明確になってきて、伝えたいことも増えていったので、そうなりました。やっぱり1から10まで自分たちでやってこその、アーティストなのかなって。1曲ずつこだわりました。

── このアルバム、個性の強い曲が多いですね。例えば「しめじ体操」はデビュー以来のほっこり感が満載ですが、「My Sunshine」は掛け合いのように思いをぶつけ合う激しい曲。違う音が入り乱れることで、“さくらしめじの世界観”を壊してしまうという、心配はなかったのでしょうか?

雅功 フォークデュオと言いながら、僕ら自身、いろいろなジャンルの曲が好きだったんですね。バンド好きだし、洋楽も好きだし……。フォークデュオって名乗ると、フォークデュオはこういうものだっていうイメージが、頭に浮かんでしまいがち。でも僕らはそれに縛られるのはよそうって、決めたんです。自分たちの表現したいことをして、「それでも僕らはフォークデュオです」って言い切れば、フォークデュオになるのかなって。なので、全部の曲を自信を持ってお届けできます!

── 全曲自信作なんですね。でもあえてお気に入りの1曲はと言われたら、どの曲になりますか?

雅功 もちろん全部お気に入りですが、うーん、あえてなら「しめじ体操」ですかね。意外と、外さない曲という位置づけです。

── ライブで盛り上がりそうな1曲ですね。

雅功 確かに僕らは、ライブでお客様と一体化するのを大切にしていますが、この「しめじ体操」は、「にょーきにょき にょーきにょき」っていうノリの部分だけで重宝しているんじゃないんです。2蕃のBメロで「さくらのような 日なたの気持ちも しめじのような 日かげの気持ちも ともに歌おう ともに笑おう みんなで さくらしめじだから」っていう歌詞があるんですが、それが本当に大事な部分だと思っていて。

── メッセージ色が実は強い曲。

雅功 人って楽しいときもあれば、辛いときもある。そして誰しも二面性というものを持っている。そういうものも全部ひっくるめて、さくらしめじは歌って、みんなで一緒に笑っていきたいな。僕ら2人だけでさくらしめじなんじゃなくて、みんなで一緒にさくらしめじなんだよっていうのを、伝えています。もちろん、気軽に聴いて欲しいんですけど、そういう意外と大切なことを込めた歌ということを、知ってもらえたら嬉しいですね。

彪我 僕は「いいじゃん!」が、一番お勧めかなあ。曲調とか歌詞の表記とかがウェイウェイ系の楽しい曲なんですけど、「いいじゃん!」っていう一言に、背中を押される応援歌なんです。「それでいいじゃん それがいいじゃん」ってリズミカルに歌っているのを聴いていると、世の中のあらゆる困難が乗り越えられる気が、歌ってる僕本人もすごくして、救われる曲だなって思います。

── 全曲通して聴いて思ったのですが、どの曲も独特でありながら、共通点はその“救い”かなと。世の中を斜めに見たり、恨んだりはしない。悩みを歌っても最後にはつらい気持ちを上げてくれるのが、印象的でした。

雅功 今回のアルバムの制作意図として、今の自分を受け入れるというのが、あるんです。例えば1曲目の「風とあるがままに今を歩こう」は、自分たちと作家さんとで作った曲なんですが、それが特に表れています。僕らはもうすぐ高校卒業で、友達と話しながら、将来についてお互いもどかしい気持ちになったりするけど、未来のことをどう想像したって、結局は今しかない。

── 見えない未来への不安より、見える今。

雅功 明日だって言っても、明日になったら今日の明日は今になっているワケですから……だから、大事なのは今。今の自分を受け入れて、その分、一所懸命今を生きていこうっていうのが、アルバム全部を通して言いたいことです。

── お2人でそういった話は、じっくりしたんでしょうか?

彪我 しましたね。アルバムの曲順も自分たちで決めたんですけど、アルバムのテーマを再認識してから、作業に入りました。

雅功 今回のアルバムは2人で話し合うことが多かったので、そこはやっぱり本当にブレずにできたかなって思います。

── ファンの方々に、自分たちの曲がすごく影響するという意識はありますか?

雅功 それは常にあります。特にライブについては……。僕らはライブを本当に大事だと思っているので、「これをライブでやった時、お客さんはどうなるかな」とか、ずっと考えているし、曲作りのときもお客さんの顔を思い浮かべながらっていうのは、ずっとありました。

── ポジティブなメッセージをまず作るはいいけれど、それをどう分かりやすく届けるかっていうのは、パフォーマンス次第ですものね。

雅功 レコーディングに関しては、自分と曲との勝負なんですけどね。その時はもう、自分の世界観を膨らませることだけを意識しました。ただ、「今の僕たちじゃ、この曲をぜんぜん表現しきれない」って思ったことも、たくさんあって……歌もギターも、基本的なスキルアップを頑張りながら進めました。

── 私は高校入学前にもお2人にお話しを伺ったことがあるんですが、その時は「好きな科目は何?」なんて質問していたんですね。

2人 あはははは!

── その時に比べて、大人になったというか、素晴らしいプロの顔になったという気がします。そして今回のアルバムは、力強さや疾走感があります。もちろん、年齢的なこともあるので、これで完成形ということではないと思うのですが、120%の力で挑戦しようという、意気込みを感じました。

彪我 1曲目の「風とあるがままに今を歩こう」の中に、「中途半端な僕らだから 感じれることもあるのかな」という歌詞があるんですね。それって今の自分たち、高校を卒業するタイミングで、大人でもなく子供でもない年齢の僕らだなって思うんです。でもそういう時だからこそ、自由に発言できたり、自由に考えられたりできるし、がむしゃらに頑張れるのかなって。

── お2人がファンの方々と共に成長してきたのが、歌を通して伝わってきます。

2人 ありがたいです(笑)

高校最後のライブは世界イチHAPPYな卒業式にしたい!

── ではプライベートな質問も少々させてください。高校時代の一番の思い出を教えてください。

雅功 うーん、思い出はいっぱいあるなあ。あえて1つを選ぶとしたら、大きなくくりになってしまいますが、友達の大切さに気付いたことでしょうか。高校の友達はすごく仲が良くて、たぶんこれからずっと付き合っていくんだろうなって友達もたくさんいるんですけど、だからこそ、中学の友達の大切さにも気付けました。

── 新しい出会いに感謝しながら、古い友達のありがたみもわかったということですね。

雅功 中学の友達に、今でも「ご飯行こうぜ」って言ったら、すぐに来てくれるくらい仲いい子がいるんです。そういう子って、僕と今までずっと一緒に過ごして来たから、僕のことは何でも知っているし、だからその友達と話しているときは、「帰ってきた」っていう感じがして。僕が今、培ってきたものを再確認できるのは、中学の友達といる場所だなって、離れたことで気付けました。高校を卒業したら、高校の友達にもそう思う時が、いつかあるかもしれませんが。

── 彪我さんはいかがですか?

彪我 きっと「そんなの?」って言われちゃうかなあ。満員電車です。

── 満員電車? 電車通学だったからかな?

彪我 そうです、でも正確には満員電車と言うより通学路って言った方がわかりやすいかもしれない。学校に行くときの満員電車は、周囲にサラリーマンの方とかいっぱいいてギュウギュウなんですけど、帰りは友達と一緒に、そこまで混んでない電車に乗るじゃないですか。

── 話しながら帰れますよね。

彪我 中学の頃って、友達と一緒に電車に乗ることって滅多になくて。たまに遊びに行くときくらいだったけど、高校で友達と電車に乗るって結構、なんて言うんだろう、新鮮で。あまりしゃべったことのない人とでも、駅が一緒なら途端に通じ合えたりもして(笑)

── 地元話は鉄板トピックですものね。

彪我 「なーんだ、家近いじゃん」みたいな。そういう話がまったく接点がなかった人ともできたのは、いい経験でした。あと学校の近くに、高校の3年間で7軒もタピオカ屋さんができたので、たまに友達と「今日、タピる?」って言って食べることもありました(笑)

── お2人は別々の高校に通っていたんですよね。

彪我 はい、違う学校でした。なんか雅功の友達、結構ウェーイって感じの人多くない?

雅功 そんなことないと思う(笑)

彪我 あるよ!

── 彪我くんのお友達はどんな人が多かったんですか?

彪我 僕の友達は結構、オタク系が多いですね。ボカロつながりの友達とかも結構いて、僕が好きそうな曲とか教えてくれました。聴く曲の幅が広がりましたね、嬉しいことに。

── その幅を、さくらしめじに活かせましたか?

彪我 そうですね、それは本当に。すごくいい経験でした。

── 高校生活、お2人とも充実したいたようです。

彪我 はい、とても。

雅功 もうパンッて感じというか、「あっ」て言ったら終わっていました。

── 3月30日に、渋谷公会堂で高校最後のワンマンライブがありますが、意気込みを教えてください。

雅功 僕たちが高校3年間の学校生活と、さくらしめじの活動で得たものを、全部ぶつけるライブになります。絶対に楽しくなると確信しています。僕らとお客様とで、みんなで幸せになりましょう!

彪我 ライブのタイトルが「さくらしめじが高校卒業するってよ! 世界イチHAPPYな卒業式! ハッピー! ハピネス!! ハピネスト!!!」って言うんです。とにかく、世界一ハッピーな卒業式にしたい。悲しい別れっていうよりも、卒業して嬉しいっていう、最後はみんなで「ハッピー! ハピネス!! ハピネスト!!!」って叫ぶライブにしたいです。

── この卒業のタイミングで、将来の大きな夢があれば教えてください。

雅功 さくらしめじを、もっとたくさんの人に知っていただいて、僕たちの気持ちや音楽を届けていきたい。そしていずれは夢である埼玉スーパーアリーナで、ライブを大成功させたいですね。

彪我 僕も大きな夢は、埼玉スーパーアリーナでの、ワンマンライブを成功させること。今回のアルバム制作をきっかけに、作詞・作曲だけじゃなく、編曲なんかも自分たちでできるようなアーティストになりたいです。

── では最後に、このインタビューを読む読者の皆さんに一言を!

雅功 今回の2ndアルバムは、みんなが「聴いてよかったな」と思える1枚になっています。ライブも、さっき彪我が言っていましたが、絶対にハッピーを感じられるはず。僕らと今日、初対面という方々も、今後はぜひさくらしめじに注目していただけたらなと思います!

彪我 この2ndアルバムは、僕たちの5年間の締めくくりであり、新たなスタートです。今のさくらしめじのすべてが詰め込まれているので、ぜひこれを聴いて、ライブでお会いできたら嬉しいです。

── お2人の気合いと音楽に対する愛、そしてファンと作り上げるライブのワクワク感が伝わってきます。今日はどうもありがとうございました!

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撮影/高橋那月、取材・文/中尾巴、企画・構成/藤坂美樹

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