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嵐 相葉雅紀、志村けんの言葉に救われたことを語る「ドラマは3カ月で終わるけど『志村どうぶつ園』はずっと続くからねって」

リアルサウンド

20/4/5(日) 12:20

 嵐の相葉雅紀が、4月4日放送『天才!志村どうぶつ園 特別編』(日本テレビ系)にて、急逝した志村けんへの思いを語った。

(関連:嵐 相葉雅紀、志村けんとの『志村どうぶつ園』での出会いが転機に 二人のあたたかな関係性を振り返る

 番組冒頭、相葉は「志村さんが亡くなられたことは信じられませんし、受け止めきることができません。嫌です。悲しすぎます」と涙ながらにコメント。続けて、「志村さんの優しい笑顔が頭から離れません。僕たちは、志村さんに教えていただいたことがたくさんあります。その一つ。いつもみんなを笑顔に。志村さんが安心してお休みしていただけるように、今日はみんなを笑顔にできるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」と一礼し、いつもの定位置につく。「今日はですね、2時間の特別編です。僕たちが志村園長からいろいろ教わったことを、みなさんにお伝えしていこうと思います。ね、みんな! お伝えしていこう」とレギュラー陣に声をかける。衣装も喪に服した格好ではなく、いつもの服装の方が園長も安心するのではないかという意向が取られた。

 チンパンジーのパンくんに園長がシャボン玉を向ける写真には、相葉が「動物と対する時に、いつも志村さんは動物の目線の高さに合わせて動物と接してたなという印象があります」と話し、2004年4月に放送を開始した当時のVTRが流れる。パンくんとすぐさま仲良くなる様子を見て、相葉は「なんであんなにすぐ動物に好かれちゃうんでしょうね。すごく不思議な力を持ってらしたな」と振り返る。さらに、相葉が初めて番組コーナー「ワケあり動物園修行」を持った際のエピソードでは、「ロケ行く前日に志村さんとお話する機会があって、麻布十番の駅前で待ち合わせして、こんな僕ごときが遅刻しちゃって。『志村さん、すみません! お待たせしました!』って言ったら、『大丈夫、今来たとこ』って言ってくれて。すごい優しくて。台本見せたら、『相葉くん、君はこれで納得してるのか?』って言われて、『もっとこうしたらよくなるんじゃないのかって、自分の中で思ってるのなら、ディレクターに言いなさい。でも、言ったんなら責任を持ちなさい。絶対、ディレクターのせいにしちゃだめだよ』って最初に言われたんですよ」と明かし、園長には台本という台本がないことも話していた。

 また、相葉は園長との思い出に「僕らが喜んでいるのがすごく好きだったみたいで。毎回、収録が終わった後に、反省会という名の飲み会があるんですけど、毎回のように言うのが『みんなでロケ行ったの楽しかったよな。また行こうな』って、このファミリーが楽しんでいるのを見るのが好きだったっていう印象があるんですよ。一回、僕がプールに叩きつけられた時がありましたよね。あの時のVTRを流せ、流せって、園長本当に笑ってくれて。あれ大好きだって言ってくれていたのを思い出しました」と笑顔を見せた。

 園長は相葉の気持ちも察してくれたと言い、「グループの中で僕だけお芝居の仕事をもらえなかった時に、志村さんが僕に『焦るんじゃないよ。相葉くんには『志村どうぶつ園』があるでしょ。ドラマは3カ月で終わるけど、『志村どうぶつ園』はずっと続くからね。俺がずっと続かせるからね』って。すごく救われたことがありました。本当に動物に対する愛情もそうだけど、人への気遣いとかも、そういった方だったなと」と流れる涙を拭きながらコメントした。

 VTRのラストは「バイバイ、パンくん!」と別れを告げる園長にいつまでもパンくんが寄り添うシーン。VTR明けに相葉は改めて「園長の周りにはたくさんの愛があって、本当はもっとその愛情に包まれていたかったですけど、目を閉じれば園長がいるので、だから僕は前を向きます。みんなを笑顔にできるようにこれからも頑張っていきます」と力強い言葉で番組を締めくくった。

 次回は4月11日に放送予定だ。(向原康太)

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