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ROAD TO 「10 BABYMETAL BUDOKAN WORLD PREMIERE」

第3回_「METAL RESISTANCE」

全5回

第3回

Photo by Taku Fujii

Photo by Taku Fujii

今回は、2016年4月1日に世界同時リリースした2ndアルバム『METAL RESISTANCE』の楽曲をボリューミーに届ける。発売日翌日「BABYMETAL WORLD TOUR 2016」がスタートしたが、英・ウェンブリーアリーナ単独公演を日本人初で成功させ、米「Billboard Top 200」にて、日本人として坂本九以来53年ぶりのトップ40入りを果たす。その夏は、日本の大型フェスにも出演し、「FUJI ROCK FESTIVAL’16」でBABYMETALのステージをRED HOT CHILI PEPPERSのメンバーが目撃するといった情報で賑わう。9月19・20日には11万人が熱狂した東京ドーム2DAYSを見事成功させ、2017年前半はMETALLICA、Guns N' Roses、RED HOT CHILI PEPPERS、Kornといったロックレジェンドたちのツアーにスペシャルゲストとして招かれるなど、グローバルな成功が次々と伝えられていった。

まずは、BABYMETALのMETAL RESISTANCEを象徴するアンセム「Road of Resistance」を紹介。2014年11月8日の英・O2 Academy Brixtonで初披露し、2015年1月10日に行われた「LEGEND “2015” ~新春キツネ祭り~」のライブ映像がミュージックビデオ(以下、MV)に。8分48秒という大作MVだ。

「Road of Resistance - Live in Japan -」

道なき道を進むというBABYMETALのバンドヒストリーにおける鋼鉄魂(熱いハート)を表すが、BABYMETAL旗を勇敢にかざし、サークルモッシュが起き、コールアンドレスポンスでWow、wowと会場が一体化する。2021年4月15日、「METAL RESISTANCE」の最終章「10 BABYMETAL BUDOKAN」最終公演では、見事な「Road of Resistance」で締めくくった。「SU-METALがラストに歌い上げた<僕らのResistance>はこれまでで最も長い、万感の思いがこもったロングトーンだった」(阿刀大志『PMC Vol.20』より)

<PMC読者のコメントより>

「問答無用のアンセム(山形県・JYONA-METAL)」「パワーメタル、メロスピ好きにはたまらない楽曲。歌、ダンス、楽器隊、オーディエンス、すべてがいい(鹿児島県・えっじ)」「まだアイドルという見られ方が強かった時期にリリースされて、曲自体もメタルの正統ど真ん中ですが、演奏陣も大きくフィーチャーし、またオーディエンスのウォールオブデス/モッシュ/チャントといったメタルマナーを前面に押し出して、BABYMETALという存在のメタル性を宣言するものだった。いわばBABYMETALを再定義した(東京都・NAG-METAL)」「さいたまスーパーアリーナという巨大な会場を掌握するライブが圧巻!(徳島県・HEKIIMETAL)」「日本でもこんなサークルモッシュができるアーティストがいるのかと衝撃を受けた(神奈川県・NICO)」「本当に迫力がすごい!大勢の観客がモッシュや合唱する場面など、BABYMETALのライブを象徴する(埼玉県・田中智規)」「このMVは本気でメタル界に宣戦布告した感があってチームBABYMETALの本気と覚悟が見える(青森県・ちっぱMETAL)」「観衆が合唱するさまは感動する(東京都・you)」「待ちに待っていた日本のファンの飢餓感がそのままの形で素晴らしいコールアンドレスポンスになっている(神奈川県・くまもんもん)」「ラストチューンにもかかわらず苦しいところは全く見せず、すごいエネルギーで駆け抜けていくところ。国や世代やジェンダーの境界を軽々と越えている(東京都・jazzmac)」

Photo by Taku Fujii

続いて、『METAL RESISTANCE』のリード曲として先行配信され、海外人気も高い「KARATE」。スタジオで撮影されたMV。削ぎ落としたクールな質感で自分自身との闘いを描くが、BABYMETALらしいユニークなシーンも見逃せない。この空手をイメージした振付は、『PMC Vol.4』でも撮りおろしている。

「(KARATEのダンスは)こんなにそろえたことはないんじゃないかっていうぐらいリハーサルをしまくりました。そのおかげで、この時期からどんどん振りがそろうようになっていってるんですよ。細かいところまで直して。この曲のテーマが自分との闘いだったので、それを象徴していた期間かもしれないですね(MOAMETAL『PMC Vol.18』より)」。

同曲は、世界最大のプロレス団体WWEの傘下団体・NXT主催の大会「テイクオーバー」(2016.6.8)の公式テーマソングとして、ロックバンドA DAY TO REMEMBERとともに起用されたことも話題に。

「KARATE」

<PMC読者のコメントより>

「序盤から終盤への、3人の表情の変化が印象的です。2ndアルバム発売やウェンブリー公演を目前に控え、本格的に世界へ打って出ようとする彼女達の覚悟と決意が表れているように感じます(東京都・ICHU-METAL)」「言葉がわからない外国の方にも映像で内容が理解できる(神奈川県・WALK-WITH-THE-METAL)」「During KARATE,SU-METAL does a kitsune through 14 concrete blocks! 14!!!!!!!!!!!!!! I remember first seeing that and saying ”This is amazing!”(広島県・BxGxO-METAL)」「KARATE以降のビデオは映像がきれいで芸術性も高い。楽曲の良さをより引き立たせている(埼玉県・ひろ坊)」「格闘家のような動き(瓦割る、バット3本折る、虫素手で捕まえる)(東京都・SOGETSU-METAL)」「普通のロックファンにも刺さるMVかと(神奈川県・こーちゃん)」「KARATEの最後、瞳に映る自身の姿が、BABYMETALの常に妥協せず己に打ち克っていく姿勢をあらわしている(福岡県・namahage340)」「KARATEの終盤であかされる今まで対峙していた敵とは己自身であり、瞳にそれぞれの顔が映る演出がすごい!(和歌山県・HANABIN-METAL)」

Photo by Taku Fujii

『METAL RESISTANCE』の日本盤に収録する「シンコペーション」。「(2ndアルバムは)ライブで新曲を育てて、ある程度たまったらアルバム作品にするんだろうなと思っていました。昔からあって世に出してなかった曲も何曲かありましたし。「シンコペーション」も「メギツネ」(2013.6.19リリース)ぐらいのころからあった曲です。だから、やっと形にできました」(KOBAMETAL『PMC Vol.4』より)。2016年9月の東京ドーム公演から2021年2月16・17日の「10 BABYMETAL BUDOKAN」まで、2018年のダークサイド期をのぞく、ポイントとなるライブで披露されている。

「シンコペーション - METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW」

<PMC読者のコメントより>

「シンコペーションのイントロ!(新潟県・ヤハチ)」「シンコペーションのときのSU-METALの睨みつける目が好きなのと、かかってこいや!のところが大好きです!(千葉県・kana)」「シンコペーションのブレイク後のタイミングとバリライトの演出が絶妙(長崎県・Miyameta)」「メンバー3人の息ピッタリのダンスがすごい(千葉県・NITTCHI-METAL)」以上、ライブ映像作品『LIVE AT TOKYO DOME』について。

「巨大キツネ祭り in JAPANで、神バンドソロからの「ヤバッ!」、「シンコペーション」は伝説(茨城県・BiteCat)」

Photo by Taichi Nishimaki

『METAL RESISTANCE』に収録するMOAMETALとYUIMETALによるユニット曲「GJ!」。「おねだり大作戦」や「4の歌」などとともに、ダークサイドな一面があらわれたBLACK BABYMETALの曲に属する。初披露は、2016年4月2日英・ウェンブリーアリーナ単独公演。こちらが、そのライブ音源。

「GJ! - LIVE AT WEMBLEY」

2017年12月の広島グリーンアリーナ公演。YUIMETALの病欠により、SU-METALとMOAMETALによるふたりのステージとなった。会場全体になんとか乗り越えようという緊張感が漂う中、MOAMETALのソロステージとなった「GJ!」は、ひたむきな姿とそれに答える客席のパワーで、伝説のステージとなった。

<PMC読者のコメントより>

以下、ライブ映像作品「LEGEND - S - BAPTISM XX -」について。「MOAMETALがソロで演じた渾身の「GJ!」ホントにGJ(愛知県・EIROKU)」「MOAMETALがひとりで「GJ!」を歌唱・ダンスするシーンは伝説(秋田県・saru)」「MOAMETALがひとりで「GJ!」を歌いきる。観客が一体となってMOAMETALを応援していた(東京都・MYU-METAL)」「MOA様、気合のひとり「GJ!」(東京都・EICHAN-METAL)」

その後、「BABYMETAL WORLD TOUR 2018」まで、MOAMETALとサポートダンサーによるバージョンで披露されているが、2021年4月15日「10 BABYMETAL BUDOKAN」では、「4人のキッズダンサーを従えたMOAMETALが<全然足りない!>と360度に向けて手拍子を求める。すっかりMOAMETALならではの楽曲へと変貌を遂げた」(阿刀大志『PMC Vol.20』より)。

Photo by Taku Fujii

そして、こちらが、広島グリーンアリーナ公演のSU-METALソロ曲「NO RAIN, NO RAINBOW」の映像。

「NO RAIN, NO RAINBOW」

「特にNO RAIN, NO RAINBOWは3年ぶりの披露だったので、その時からの変化を表現できるようにがんばりました(SU-METAL『PMC Vol.7』より)」

「公演ごとにセットリストが異なる中盤の2曲。最終公演で選ばれた「NO RAIN, NO RAINBOW」ではSU-METALがグランドピアノの椅子に座って歌唱する場面があり、長い暗転とブレイクのあと再びステージのセンターに立って大サビを歌うというすばらしい演出があった」(阿刀大志『PMC Vol.20』より)

<PMC読者のコメントより>

以下、ライブ映像作品「LEGEND - S - BAPTISM XX -」について。「NO RAIN, NO RAINBOWの中でSU-METALが涙を浮かべながら歌い上げる崇高な雰囲気に圧倒されます(東京都・銀キツネ)」「YUIMETALが体調不良で不在のまま故郷広島で開催された SU-METAL20歳の聖誕祭。SU-METALの想いがこもった、凄みさえ感じるNO RAIN,NO RAINBOWは心が震えます(福島県・SYM B)」「何度見ても惹き込まれる(神奈川県・\m/*-*\m/)」「SU-METALの感情のこもった,かつ伸びのある歌声(茨城県・KANEYAS)」「SU-METALの魂がこもっている(静岡県・baldhead)」

Photo by Taku Fujii

BABYMETALの神々しいパフォーマンスといえば「THE ONE」。「Sonisphere Festival UK」「Reading and Leeds Festivals」など海外の大型音楽フェスで名を馳せる中、「会場をひとつにすることがいかに難しくて、それをできるアーティストが限られていることがわかった。ああいう場でみんながひとつになる瞬間にはものすごいエネルギーが生まれることを感じて、いつかBABYMETALでもそういうことができるような曲を作りたいと思ったところからTHE ONEは始まっているんです。歌詞も含め、そういった願いが込められています」(KOBAMETAL『PMC Vol.4』より)。

初披露は2015年12月12日。「横浜アリーナでのライブの1日目に初めて披露したんですけど、その時に客席がザワッとなったんですよ。初めての披露だったから緊張してた部分もあったんですけど、皆さんの反応でそれが一気に解けた感じがしました。2日目の時には“ラララ”のパートを皆さんが一緒に歌ってくださって、音楽ってすごいなって感じました」(SU-METAL『PMC Vol.4』)。MVは、このときのライブ映像。

「THE ONE」

2015年の<TRILOGYシリーズ>と呼ばれていた3本のライブのひとつで、横浜アリーナ公演は3体のキツネ様のオブジェが並んでいる頂点に三角のピラミッドが象徴的なシンボルとして君臨しているというセット。ピラミッドは可動式の乗り物となっており、この曲ではメンバーがそれに乗り、場内を一周する。このMV公開後、2016年4月2日に開催された英・ウェンブリーアリーナ単独公演。「THE ONE」は、客席に世界各国の旗が掲げられ、感動の瞬間となった。

<PMC読者のコメントより>

「とにかくスケール感がすごい!!!コロナ禍だからこそ、全世界の人が観るべきだし、そのメッセージが力を与えてくれると思うのDEATH!(神奈川県・KITAI-METAL)」「会場がひとつになるところ(愛知県・ぐらる)」「BABYMETALとファンがひとつになったような映像だと思う(愛知県・A-KUU-METAL)」「公式YouTubeのMVは横浜アリーナだと思うのですが、前奏のSU-METALの瞳のアップからのライブシーンのスローモーションは鳥肌もの(東京都・TECHNO-METAL)」「THE ONEの空飛ぶピラミッドは、無理やり乗せられたのではなく、SU-METALが<空を飛びたい>と言ったのでそれをスタッフが実現したというところ(埼玉県・funkmaster)」「横アリのTHE ONE。神そのもの(北海道・kazu)」「BABYMETALが本当に天上界の方であることを示す7分(福岡県・YOSHUA-METAL)」

*2020年12月1日~7日の期間『PMC Vol.18』で実施した読者アンケートのコメントを抜粋

文=PMC編集部

■10 BABYMETAL LEGENDS LIVE VYNYL SERIES

結成10周年を記念し、これまで発売されたすべてのライブ映像作品音源をアナログ化。METAL RESISTANCE第1章〜第2章の作品を8月25日(水)、第3章〜第7章の作品を9月8日(水)、第8章〜第9章の作品を9月22日(水)と、発売日を3回に分けて一般市販商品全9タイトル+Xの計10タイトルをリリース。また、THE ONE限定商品の計10タイトルは10月10日(日)に数量限定で発売する。詳細はこちらへ。

■10 BABYMETAL BUDOKAN WORLD PREMIERE
【配信日時】
2021年6月26日(土)OPEN:20:00 / START:21:00 (JST)

【チケット販売中】
・視聴チケット(THE ONE会員特典付き)
・視聴チケット
クレジットカード決済:2021年6月27日(日)20:59まで
コンビニ決済:2021年6月27日(日)14:59まで

その他詳細・チケットの購入はこちら

■『ぴあMUSIC COMPLEX(PMC) Vol.18』

https://book.pia.co.jp/book/b553089.html

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