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いま、最高の一本に出会える

《女神と男神が桃の木の下で別れる:川中島》(部分)2016年 作家蔵

20年以上にわたる女性美術家の活動を振り返る  『やなぎみわ展 神話機械』展開催

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19/12/10(火) 0:00

現代美術界で20年以上、さらに演劇界でも10年近くも意欲的に活躍しているやなぎみわ。初期作品から最新作まで俯瞰する展覧会『やなぎみわ展 神話機械』が、静岡県立美術館で12月10日(火)~2020年2月24日(月・振休)まで開催される。

約10年ぶりの個展では、やなぎの初期である1990年代からの写真やインスタレーション、近年手掛けている演劇プロジェクトなど、49点の作品が並ぶ。これまでのやなぎみわ作品をあますところなく見ることができる、またとない貴重な展覧会である。

やなぎみわは1990年代、写真作品《エレベーター・ガール》シリーズで注目を浴びた。また、公募した女性に「50年後の理想の自分」をイメージした老女像に扮してもらうポートレート作品《マイ・グランドマザーズ》シリーズ、世界各地に伝わる老女と少女の物語を元にした《フェアリー・テール》シリーズなど、やなぎは独特の世界観をもった作品を発表してきた。

2010年以降のやなぎは、本格的な演劇プロジェクトをスタートさせる。2016年には、台湾で製造したステージ・トレーラーを母体にした野外劇を日本各地で巡回したり、この展覧会では、日本各地の大学と連携協力して制作した4種のマシンによる演劇「モバイル・シアター・プロジェクト」を行うなど、活躍の幅が広がっている。

この展覧会は、20年以上にわたるやなぎみわの多様な活動を紹介するだけに留まらない。古今東西の神話や物語といったモチーフやテーマを通して、やなぎのスペクタクル性とドキュメンタリー性が行き来する世界観、その創造や創作の源を知ることができるだろう。

【関連リンク】 静岡県立美術館

《My Grandmothers: YUKA》2000年 作家蔵

《次の階を探してⅠ》(部分)1996年 高松市美術館蔵

《グレーテル》2004年 作家蔵

《神話機械・タレイア》2019年 作家蔵 撮影:表恒匡

《神話機械・ムネーメ―(投擲マシン)》2019年 被災地からの発信・心の復興支援事業実行委員会蔵 撮影:表恒匡

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