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Snow Manは「Real Face」、SixTONESは「D.D.」を披露 ジャニーズメドレーで発揮したパフォーマンススキル

リアルサウンド

20/11/28(土) 6:00

 Snow Man、SixTONES『ベストアーティスト』のジャニーズメドレー  ジャニーズメドレーを筆頭に、歌にダンスとグループごとの個性的なパフォーマンスが楽しめた『ベストアーティスト2020』(日本テレビ系)。中でも、今年デビューしたSnow Man、SixTONESが加わったことで、ジャニーズメドレーもまた一層華やかになった。今回は11月25日の放送を踏まえ、2組のパフォーマンスの魅力を振り返ってみたい。

Snow Man「Real Face」

 今回のジャニーズメドレーでは男性・女性それぞれが選んだジャニーズソングとして、2 パートに分かれた。「男性が選ぶ!今聴きたいジャニーズソング」に出演したSnow Manは、KAT-TUNのデビュー曲「Real Face」を披露した。事前情報を受けて、SNSでは「Real Face」の見どころの一つ、亀梨和也の舌打ちパートを誰が担当するのかを予想する投稿が相次いだ。画面を分割して9人で! という声もあれば、亀梨を尊敬する“舘様”こと宮舘涼太のロイヤルな舌打ちをリクエストする声と、放送前から盛り上がりをみせた。

 そして本番。Snow Manは「KISSIN’ MY LIPS」のカラフルな衣装で登場。イントロでは、岩本照、渡辺翔太を起点に、サイドから佐久間大介&宮舘、深澤辰哉&阿部亮平のアクロバットをみせていく。時が止まったかのような滞空時間と、ぴたりと合わせた着地が気持ちいい。 オリジナルはラップのパートだが、彼らの武器であるアクロバットで魅せたのがSnow Manらしいところ。続いて、ラウールを中心に岩本と目黒蓮の歌唱。一人ひとりのカメラ目線を経て、阿部、向井康二、佐久間の3人へ。岩本のラップを挟み、深澤、渡辺、宮舘と思い思いの表情をみせた。そして舌打ちは、最年少メンバーのラウール。口元を隠してキスのようなかわいらしい舌打ちを披露した。

 サビではオリジナルの振り付けを交えながら、歌唱に軸足を置いたパフォーマンスへシフト。デビュー曲以降、アクロバットや巧みなフォーメーションなどダンスを軸に魅了してきた印象だが、今回は、挑発するようなセクシーな眼差し、やんちゃな笑顔など、様々な表情をみせたことでメンバーの個性が際立った。

 本家KAT-TUNのデビュー当時の人数よりも多い9人だから出せるボリューム感、キレのあるアクロバット、全員での歌唱をメインとしたパフォーマンスは新鮮だ。

 歌とダンスはもちろん、ダイナミックなアクロバット、岩本が振付を担当することもあるなど、楽曲に合わせたパフォーマンスの引き出しが多いSnow Man。今回のように、始まりと終わりではスタンスが異なったように曲目に合わせたパフォーマンスの加減のセンスも魅力の一つだろう。

 淡いカラーをベースにしたカラフルな衣装だったことも手伝って、「Real Face」史上稀に見る“治安の良さ”にも反響が寄せられていた。

SixTONES「D.D.」

 SixTONESは、「女性が選ぶ!今聴きたいジャニーズソング」に出演。今年1月に同時デビューを果たしたSnow Manの「D.D.」を披露した。

 「Telephone」の衣装で登場したSixTONES。イントロでは、まるで嵐の前の静けさのように、2手に分れたメンバーがゆっくりと交差。ジェシーの〈The time has come〉からスタート。前後を入れ替わるようにして京本大我が登場し、低めのフェイクを響かせた。

 ジェシーがひらりとロングジャケットをなびかせると、松村北斗へとスイッチ。〈イイネ!〉で一瞬だけ表情をほぐした。斜めのアングルから髙地優吾、京本、森本慎太郎、その奥には田中樹という配置で、4人はキレのあるダンスを披露。すると、ジェシーの後ろからくるりと回って登場した田中は、英語詞のソロパートを披露した。京本のパートを聴かせるべくダンスを控えると、続いて森本をメインにしたダンスパートが。ラストはジェシーを先頭にした縦のフォーメーション。ジェシーが曲に合わせて掌をゆっくりと丸めて拳にして終えた。

 今回の楽曲に限ったことではないが、SixTONESは、オリジナルの世界観を踏襲しつつも、必ず彼らの世界観をくぐらせたパフォーマンスをみせる。また、今回は巧みなフォーメーションが光っていた。デビュー曲以降、歌で勝負をしてきたが、“踊れる”グループであることを証明したステージだったのではないか。

 通称“ギャングスーツ”と呼ばれる衣装で挑んだSixTONES。聴かせる、魅せるのメリハリをつけた演出にストーリー性があり、ダンスを止めた“静”の時に放つ存在感もまた彼らの武器の一つだろう。メドレーの中盤、わずか数分のパフォーマンスだが、6人の存在感とこのステージにかける熱量、気迫が伝わってきた。

 デビュー1年目の、いわゆる新人アーティストに分類されるが、2組のスキルの高さ、個性がくっきりと出ていて、メドレーとはいえ、視聴者の印象に残ったのではないだろうか。二組が目指すは世界。今後の活躍がさらに楽しみになるステージだった。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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